二平方メートルの世界で

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Kioku@noir142025年10月14日読み終わった光村の三年生の国語の教科書で紹介された、文章量が多めの絵本。おそらく主人公が三年生だからなのだろうが、この年頃の子が読むよりも、親世代の方が刺さるだろう。生まれ持った疾患のため、定期的に小児病棟で過ごす主人公は著者自身。著者が入院時に見たもの感じたものを真っ直ぐ言葉にしている。子どもは、大人以上に分かっているのだ。自分の身体のことなのだから健康な大人が想像で思うよりも理解が深まっているのは当たり前だ。しかし、その当たり前のことを忘れていたのだと痛感した。