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Kioku
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@noir14
学校図書館勤め司書の覚書
  • 2026年8月10日
    探偵小石は恋しない
    推理やサスペンスと言うよりは伏線回収物語が一番しっくりくる。ラストでパズルのピースが埋まっていくような爽快感がある。  ただ、そこまで読み進めるまでに時間がかかってしまった。もう少し中盤もテンポ良く展開すると良いのだが。
  • 2026年7月29日
    神の蝶、舞う果て
    神の蝶、舞う果て
    読み終えて「香君」に似てるかな、と、思ってあとがきを読んだら2000年頃の連載を書籍にしたとあって驚いた。この物語があっての「香君」だったのだ。  神の蝶を守るため、邪悪とされる存在の蝶の影を捕らえるカタゼリムに選ばれたジュードとルクラン。しかし、ルクランは蝶の影が現れる際に出現する鬼火に反応し、捕らえることができない。孤児であるルクランは自分が何者なのか、悪しき存在なのではと悩む。ペアであるジュードはルクランを救いたいと思いつつ、真実を恐れルクランを傷つけてしまう。  自然界の中には数多の生き物がいるというのに、自然現象の善悪なんて人間に都合が良いか悪いかで決めているだけだよね、という物語に込められた思いは、ここから香君に繋がっていったのだな。
  • 2026年7月25日
    30の短編小説
    30の短編小説
    30人の作家による30をテーマにした短編集。とにかく豪華な作家陣。浅井リョウ、伊坂幸太郎、一穂ミチ、西加奈子、町田その子、三浦しをん、宮島未奈とよく読む作家がぎゅっと詰まっていて、とても楽しみに読み始めた…が。  私は短編を立て続けに読むのが苦手でなかやか進まない。物語の世界が目まぐるしく変わることについていけないのだ。児童書界隈では5分後シリーズから短編、さらに短い54字など人気だが。5.6作品は飛ばしてしまった。  西加奈子、町田その子の作品が好きだった。
  • 2026年7月21日
    殺し屋の営業術
  • 2026年7月17日
    ハヤディール戀記(下)
    ファンタジーではあるが、謎解きの要素もあるため一気に読み終えてしまった。誰がどんな目的でエスタを誘拐したのかは、最後の最後まで分からず面白かった。  唯一思うことがあったのは、上巻で先に未来を垣間見せてから過去に戻るため、途中何度も年号や登場人物の確認が必要であったということ。表紙裏には地図より(ストーリーに地理的要因はほぼ無関係)年表や相関図が欲しかった…!
  • 2026年7月15日
    ハヤディール戀記(上)
    町田その子さんのファンタジー!と飛びついて読んだ。ハヤディールの巫女であるエスタは、伝説の建国王に遣える神巫女に抜擢される。しかし、神巫女となる儀式の日に姿を消す。互いに思い合っていた騎士団長ルレファンがエスタを捜索することで、物語が進んでいく。  章により時代が前後するため、ある程度読み進めていかないと話が見えてこないのだが、次なる事件や新たなる事実が明かされ、どんどん引き込まれてしまった。
  • 2026年7月11日
    本屋さんのある街で
    本屋さんのある街で
  • 2026年6月14日
    青天
    青天
    アメフトのルールや用語を全く知らないで読んだので物語に入り込むまで時間がかかったように思うが、読み進めるとどんどん引き込まれ、あっという間に読了。  アメフトは好きだがチームは強くはない。このため学生生活半ばで引退となるが、勉強にも興味が以てず、所謂不良グループと行動するようなる。そんな様子を見た後輩からチームに戻らないかと打診を受け、再びアメフトと向き合うことになる。  主人公を脳内で若林氏に置き換えて読んでしまったぐらい、彼にしか書けない物語だなと感じた。他の題材で物語を描くとどうなるのかが気になるところではある。
  • 2026年6月8日
    ポジション!
    ポジション!
    第72回青少年読書感想文コンクールの高学年課題図書。  文章量が多いので課題図書として読むには躊躇してしまう子も多いかもしれないが、ミニバスを通じた友情、思春期の親との関係など誰もが共感しやすい物語のため感想文は書きやすそうだ。  気が優しいが運動はイマイチの芽吹が、人数合わせで誘われたミニバスを始めることで物語が始まる。ミニバスメンバーの2人にバトンタッチする形で章がかわり、成長を遂げた芽吹が物語を締めくくる。表紙のイラストにもあるが車椅子バスケが関わるだけでなく、姉の不登校や両親の離婚といった繊細な家庭内での問題もこども目線で丁寧に描かれている。著者の「青いスタートライン」は高学年女子に根強い人気がある作品なのだが、未読のためそちらも読んでみたい。
  • 2026年6月5日
    クロエとオオエ
    久しぶりの有川作品。厚みがあるけど、そうそうこのテンポと思い出しながらサクサク読めてしまった。 宝石商の息子オオエと彫金職人の娘クロエ。今まで女性に困ったことはないオオエがクロエのツンデレに右往左往しながら話が進む。クロエの作るアクセサリーを想像しながら読み進めると、章の終わりに挿絵とQRコードがありインスタで実物?を見ることができるのも面白い。
  • 2026年5月23日
    少女は卒業しない
    廃校が決まった高校の最後の卒業式は3月25日。卒業式を迎える3年生7人の物語が7話収録されている。桐島…で文体に読みにくさを感じたので似たような装丁のこの本を読むのに抵抗もあったが、こちらは違和感なく読み進めることができた。読んでいたら、子どもに国語の問題集にこの話が載ってるよと言われびっくりした。
  • 2026年5月18日
    祝祭と予感 (幻冬舎文庫)
  • 2026年4月29日
    風と共にゆとりぬ
    「さくらももこのようなメッセージ性のないくだらない話を語るエッセイを書きたいと憧れていた」という一文があるのだが、この本の内容そのものだなと思った。一気に読むとくだらなさに麻痺してしまうので、隙間時間に読むのが良さそうだ。しかし、外出先で読むのはおすすめしない。私は何度か吹き出してしまった…。
  • 2026年4月19日
    桐島、部活やめるってよ
    インザメガチャージを読んで面白かったので、話題作ではあったけど読んでなかったこちらも。 高校生の日常を6人の角度から語った物語。正直この世代は私には遠すぎて共感が難しい。しかし答えや教訓のようなものもなく、ただ淡々と悩みが悩みのまま語られていく物語のため、広がる風景のように読むことができた。大学在学中に書いた作品なだけあって、リアリティや勢いが感じられる。
  • 2026年4月11日
    東京會舘とわたし(上)
    実在する建物で起こった出来事を、時代や登場人物が変わりながら語られていく。NHKの朝ドラみたいだな、と読みながら何度か思った。
  • 2026年4月3日
    ブレイクショットの軌跡
    今までと異なる作風。近現代が舞台で主人公が次々と変わりいくつかの話が並行するように展開する。「ブレイクショット」という高過ぎず安過ぎないSUVが登場し、それぞれの話を繋いでいく。どっぷり世界に浸るように読み進めるうちに、これはパラレルワールドなのか?夢オチなのか⁇と読者に疑念が浮かんでくる作り方も面白かった。誰も死なずに読後爽やかなのも今までとは異なるところ。
  • 2026年3月21日
    皇后の碧
    皇后の碧
    著者の作品はずっと読みたかったのだが八咫烏シリーズは長いので、まずはこちらから。 舞台となる精霊界では風•土•火•水の要素を持つ精霊が存在する。主人公ナオミは土の要素を持つ精霊であるが、孔雀王に拾われ大きな不満を自覚することもなく風の精霊達と過ごしていた。しかし、蜻蛉帝の宮で過ごすことになり、自分らしさ、自分のために生きること、自身の尊厳を守ることと向き合うこととなる。ナオミが蜻蛉帝の秘密を探ることで物語が進むため、先が気になって一気に読めてしまった。
  • 2026年3月13日
    愛蔵版 国宝 下 花道篇
    小説を読んでキーパーソンだと感じた徳次や綾乃。映画では省かれていたのが意外だった。女性目線の物語は小説の方が描かれていると聞いていたが、こういことかと思った。ただ、徳次に関しては晩年喜久雄の楽屋に届く花(しかも次第に豪華になっていく)に徳次の名前があると、複数回映画を観た方のブログにあり、一度観ただけではわからないこともあったのだと映像の深さに唸った。小説、映画それぞれに良さがある物語だ。
  • 2026年3月13日
    愛蔵版 国宝 上 青春篇
    昨夏映画を観ていたのだが、原作はまた違うらしいと聞いて読んだ。ですます調の語り口調は慣れるまで読みにくさを感じたけれど、この物語はこれが正解だろう。私も傍観者のような立ち位置で読むことができた。歌舞伎に疎く作中の演目が全く分からないが、映像で観ていたお陰で作品に入り込めたのは良かった。
  • 2026年2月22日
    イン・ザ・メガチャーチ
    ルポタージュ?エッセイ⁇とにかく架空の物語として読めず、なかなか読み進めることができなかった。複数の人物の視点から推し活から成る現代社会の構造を描いている。特に興味深かったのが近年の選挙が推し活のマーケティングが利用されているという下り。これ、まさにこの間の衆議院選挙の結果では。小説が発表れたのは2023-2024年。そこから国の代表が推されるようになるとは作者も予想していただろうか。 読み進みにくさを感じていたのに、物語の後半、登場人物の視野が狭まるに比例するように読む加速度が上がった。物語は面白いが読後は現実への恐ろしさが残る。
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