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Kioku
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@noir14
学校図書館勤め司書の覚書
  • 2026年5月23日
    少女は卒業しない
    廃校が決まった高校の最後の卒業式は3月25日。卒業式を迎える3年生7人の物語が7話収録されている。桐島…で文体に読みにくさを感じたので似たような装丁のこの本を読むのに抵抗もあったが、こちらは違和感なく読み進めることができた。読んでいたら、子どもに国語の問題集にこの話が載ってるよと言われびっくりした。
  • 2026年5月18日
    祝祭と予感 (幻冬舎文庫)
  • 2026年4月29日
    風と共にゆとりぬ
    「さくらももこのようなメッセージ性のないくだらない話を語るエッセイを書きたいと憧れていた」という一文があるのだが、この本の内容そのものだなと思った。一気に読むとくだらなさに麻痺してしまうので、隙間時間に読むのが良さそうだ。しかし、外出先で読むのはおすすめしない。私は何度か吹き出してしまった…。
  • 2026年4月19日
    桐島、部活やめるってよ
    インザメガチャージを読んで面白かったので、話題作ではあったけど読んでなかったこちらも。 高校生の日常を6人の角度から語った物語。正直この世代は私には遠すぎて共感が難しい。しかし答えや教訓のようなものもなく、ただ淡々と悩みが悩みのまま語られていく物語のため、広がる風景のように読むことができた。大学在学中に書いた作品なだけあって、リアリティや勢いが感じられる。
  • 2026年4月11日
    東京會舘とわたし(上)
    実在する建物で起こった出来事を、時代や登場人物が変わりながら語られていく。NHKの朝ドラみたいだな、と読みながら何度か思った。
  • 2026年4月3日
    ブレイクショットの軌跡
    今までと異なる作風。近現代が舞台で主人公が次々と変わりいくつかの話が並行するように展開する。「ブレイクショット」という高過ぎず安過ぎないSUVが登場し、それぞれの話を繋いでいく。どっぷり世界に浸るように読み進めるうちに、これはパラレルワールドなのか?夢オチなのか⁇と読者に疑念が浮かんでくる作り方も面白かった。誰も死なずに読後爽やかなのも今までとは異なるところ。
  • 2026年3月21日
    皇后の碧
    皇后の碧
    著者の作品はずっと読みたかったのだが八咫烏シリーズは長いので、まずはこちらから。 舞台となる精霊界では風•土•火•水の要素を持つ精霊が存在する。主人公ナオミは土の要素を持つ精霊であるが、孔雀王に拾われ大きな不満を自覚することもなく風の精霊達と過ごしていた。しかし、蜻蛉帝の宮で過ごすことになり、自分らしさ、自分のために生きること、自身の尊厳を守ることと向き合うこととなる。ナオミが蜻蛉帝の秘密を探ることで物語が進むため、先が気になって一気に読めてしまった。
  • 2026年3月13日
    愛蔵版 国宝 下 花道篇
    小説を読んでキーパーソンだと感じた徳次や綾乃。映画では省かれていたのが意外だった。女性目線の物語は小説の方が描かれていると聞いていたが、こういことかと思った。ただ、徳次に関しては晩年喜久雄の楽屋に届く花(しかも次第に豪華になっていく)に徳次の名前があると、複数回映画を観た方のブログにあり、一度観ただけではわからないこともあったのだと映像の深さに唸った。小説、映画それぞれに良さがある物語だ。
  • 2026年3月13日
    愛蔵版 国宝 上 青春篇
    昨夏映画を観ていたのだが、原作はまた違うらしいと聞いて読んだ。ですます調の語り口調は慣れるまで読みにくさを感じたけれど、この物語はこれが正解だろう。私も傍観者のような立ち位置で読むことができた。歌舞伎に疎く作中の演目が全く分からないが、映像で観ていたお陰で作品に入り込めたのは良かった。
  • 2026年3月13日
    愛蔵版 国宝 下 花道篇
  • 2026年3月8日
    愛蔵版 国宝 上 青春篇
  • 2026年2月22日
    イン・ザ・メガチャーチ
    ルポタージュ?エッセイ⁇とにかく架空の物語として読めず、なかなか読み進めることができなかった。複数の人物の視点から推し活から成る現代社会の構造を描いている。特に興味深かったのが近年の選挙が推し活のマーケティングが利用されているという下り。これ、まさにこの間の衆議院選挙の結果では。小説が発表れたのは2023-2024年。そこから国の代表が推されるようになるとは作者も予想していただろうか。 読み進みにくさを感じていたのに、物語の後半、登場人物の視野が狭まるに比例するように読む加速度が上がった。物語は面白いが読後は現実への恐ろしさが残る。
  • 2026年2月11日
    マスカレード・イブ
  • 2026年2月4日
    成瀬は都を駆け抜ける
    京大生となった成瀬あかり。大学生活であかりに関わる人々が主人公となり、語られてゆく。最後はシリーズ最初に登場した幼馴染が主人公となるのも良かった。 作者の著書はどれも期待を裏切られることなく、あぁ面白かったと安心して読後を迎えることが出来る。平安部と成瀬が交わる世界線もあったら面白そうだな。
  • 2026年1月29日
    クスノキの女神
    クスノキの番人初心者だった玲斗。続編ではクスノキを訪れる人々との交流を通じて成長を感じられる物語となっている。前作だけでも十分に楽しめる構成ではあるが、叔母である千舟と玲斗とのやり取りや距離感の変化が楽しめるのは続編だった。
  • 2026年1月27日
    クスノキの番人
    アニメ化となるので読んだのだが、人が死なない東野作品は初めてかもしれない。ミステリーとは違うけれど、クスノキの番人がどんな仕事なのか謎が少しずつ解けていくストーリーにすっかりハマってしまい一気に読めた。
  • 2026年1月17日
    アフター・ユー
    同棲していた女性が旅行に出たまま帰宅しないことから物語が始まる。旅行には主人公の知らない男性が同伴しており、その男性の妻と一緒に2人の行動を辿ることになる。サスペンス?ミステリー⁇と思いつつぐいぐい読み進めてしまった。誰もが大なり小なり人には言えない闇を抱えているもの。その闇とどう向き合うか悩み生きていくのが、人生なのかもしれない。それにしてもテレホンカードデザインのしおりが付いていたなんて…欲しかった。
  • 2025年12月26日
    この夏の星を見る
    舞台はコロナ禍で日常生活が制限された長崎五島、茨城、東京。離れた地域の中高生が天体観測を通じてそれぞれが自分と向き合っていく様子が語られいく長編。主人公は中高生なのだけど、家族や部活の顧問いった脇役の大人達の振る舞いが、今の私にはグッときた。子ども達を信頼し見守り、そっと未来に光を照らすような言動はなかなかできるものではないけれど、こういう大人でありたい。
  • 2025年12月6日
    歌われなかった海賊へ
    「同志少女…」が面白かったので読み始めたのだけど、手に取って良かった。舞台はナチ統制下の地方都市の話ではあるが、著者は戦争というより現代社会を語りたかったのだろう。 立場や出自の異なる他人を分かるのは難しい。自分の中のストーリーに当てはめて理解したつもりになるのは簡単であるが恐ろしい。これ、何かの小説にもあったな。するべき努力は理解ではなく、自分と異なるストーリーの存在をありのままに認めること。いつの時代でもその他大勢の無意識が一番の暴力なのだということを、忘れてはならない。
  • 2025年11月30日
    それいけ!平安部
    面白い!中高生にも全力でおすすめしたい。タイトル見て平安部?何するの⁇と思ったが、登場人物達も良くわからず新設してしまった部であった。軽く読めるのだけど、「明確な答えがなくても、やりたいと思うことにきちんと向き合っていけば、どこかに道が開けるよ」というメッセージも感じられる。行きづらいと感じる中高生にも届くといいな。
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