学び多き一冊. マイ本棚にお迎えすることに決めた. ＿＿＿＿＿＿ 水質の浄化に役立つので、大阪の千利休屋敷跡には、椿炭を底に沈めてあるという「椿の井」がある。 ＿＿＿＿＿＿ 史都蒙が帰国にあたって、個人天皇に海石榴（つばき）油をねだっているように、大陸の人びとは東海にある島国の日本には不老不死薬の1つである海石榴油という奇異な油のあることを知っていた。椿（ヤブツバキ）は（中略）中国大陸の古代王朝が成立している黄河流域には分布していない。 ＿＿＿＿＿＿

椿油ひとり研究会発足😺 髪の手入れに長年愛用してきたつげ櫛と椿油だけど椿油は髪だけじゃなく肌にも身の周りのものの手入れにも素晴らしいことを実感している今日この頃である. これも読書会→石牟礼道子文学→あるお店でのとびきりの椿油との出逢い...というご縁の連鎖のおかげ. ありがたい. 椿油と椿油をめぐる生活・文化の変遷、製油のプロセスや使われ方 etc. 深く考察されていながらもとても読みやすい一冊. 遣唐使がお土産に持参してたなんてー！とか、「延喜式」に納税として納められてた時期があったのか！とか、ときめく箇所もたくさんあってたまらない.