美術館の誕生 美は誰のものか

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フクロウ@Chouette-2510012025年10月26日再読「日本の都市型美術館は名実ともに大衆の殿堂ともいうべき百貨店で成長を遂げた」209頁 (初版は1995年) この一節はメインテーマではないものの。 タイトルと見比べるとお察しのとおり、クリティカルな考察(書評では野心的考察とも)も。 副題の「美は誰のものか」の視点から歴史的経緯=美術史をふまえつつ、国内外の美術館を取り巻く状況をみてみると。美術館の現在地は、誕生の背景ゆえの問題を抱えたままでは?との見解にも納得。 百貨店の美術展開催はなぜ?と気になり手にとった本ですが、美術館の公共性とは?(難しそう…何から読めば?)ってときにも(メインテーマはこちら)、読み進めやすそうです。