シェイクスピア全集(13)

シェイクスピア全集(13)
シェイクスピア全集(13)
ウィリアム・シェイクスピア
松岡和子
筑摩書房
2006年4月1日
1件の記録
  • りなっこ
    りなっこ
    @rinakko
    2025年10月27日
    再々読。婚姻成立から転げ落ちていく悲劇。デズデモーナをうら若いとする解釈は腑に落ちるが、そう思って読むとますますやり切れない。 オセローとイアゴーは騙される者と騙す者でありながら、其々が嫉妬という害毒に突き動かされていく最悪のコンビでもある。善良で人を疑わない可憐なデズデモーナは一溜まりもない。なんて可哀想な。 オセローの嫉妬深さは人種に起因するとされるのも何だか…。 解説の “妄想に取り憑かれた人間が、同じ妄想を別の人間に植え付けていく不気味な狂気的世界” という言葉は的確で凄い。
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