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りなっこ
りなっこ
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@rinakko
寒がり変温動物。にょろにょろしている。本を読む。 アイコンは、以前お迎えした “わたくしは誰でもない。あなたは誰?” のエミリー。
  • 2026年2月4日
    キルケ
    キルケ
    再読。素晴らしかった。大好きな神話の語り直し。太陽神の娘でニュンペ(「花嫁」の意もある)キルケは、囚人プロメテウスと言葉を交わし人間に関心を持つようになる。そして魔力を手に入れるが、ゼウスに咎められ無人島へ追放となり…。 『変身物語』では逆恨みとされるスキュラへの仕打ち(と、その後の自責)、妹パシパエの出産(!)、ダイダロスとの出会い、気を許せないヘルメスとの付き合い、そしてオデュッセウス…。といった、神話で馴染みの人物や出来事がキルケの視点から語られる。ペネロペの造形も好ましかった。 オリュンポス神族から見下されるキルケが、傲慢な神々の愚かさや醜さを見抜き、女神らしくない自分と折り合いをつけながら生きようとする。ラストは胸がいっぱいになった。
  • 2026年2月2日
    名画の中で働く人々 「仕事」で学ぶ西洋史
    とても面白かった。“職業”という切り口が効いていてる。 ヘンリー八世、『リア王』の道化、ヒュパティア、マリー・アントワネットとローズ・ベルタン、ココ・シャネル、ジャンヌ・ダルクと異端審問、スイス人傭兵…などなど、元々関心のある歴史上の人物や出来事が取り上げられており、ここでこの話を読めるとは…と楽しかった。
  • 2026年1月29日
    聖女ジャンヌと悪魔ジル
    聖女ジャンヌと悪魔ジル
    ジル・ド・レと言えば青髭のモデルとされているが、私がまず思い出すのはかつて澁澤龍彦が見せてくれた “肖像” の強烈な印象だ。その幼児性とか、極端から極端への飛躍とか。 中世の信仰のあり方、処刑が公開されるような時代における神聖と悪の観念は、想像することすら難しい。ジャンヌ・ダルクが「神のお告げ」を聞いたことが、彼女が魔女であることの証左とされる理屈にあらためて驚いたり。そしてジル、自分は天国に召されると本当に信じて最期まで疑わなかったのか…。
    聖女ジャンヌと悪魔ジル
  • 2026年1月27日
    水と自由
    水と自由
    透徹した眼差しがひりりとする。 〈春宵にこつりこつりと円を描く銀のコンパス、そして青鷺〉 〈月、そしてそこから冷えてゆく音叉 ひかりにみちて鳴ることもなし〉 〈みづからを脱ぐ仕草にて波生(あ)れて海の裸身のはげしかるべし〉 〈浮彫りの花にかぐろき影わたり睡眠口座に貨幣の熟睡(うまい)〉 〈クレスカは花冠のごとく文字に咲きスタニスワフ・レム スタニスラフ・レム〉 〈心臓をひとつ点して現し身は白夜、ひとよを燃え尽くるまで〉 〈冷えびえと床にビー玉散りみだれ乱り尾をひく孔雀見ゆ、見る〉 〈肌の上に青く重なる薄絹をとどろきののち雷(らい)と知りたり〉 〈死ののちへ続く渇きか紫陽花に羊皮紙の質感をみとめつ〉 〈カルヴィーノ読まばや夏の浜に似たカルビーのポテトチップス溢して〉 〈鏡の、十指を押せど触れやうのなき奥行きへ深まりてゆく、秋は〉 〈不可解な着こなしになほ際立てる人間的底力おもふも〉 〈わが閉ざすのち一冊の小説は少し膨らむ息づくごとく〉 〈たひらぎてはなびらを待つ水の時その時を揉み魚ら泳ぐも〉 〈雨は傘を脈打ちながらしたたりてこころに至る不可思議のこと〉 〈音楽にとりのこされた一脚の椅子がいま自壊すればいいのに〉
  • 2026年1月26日
    巨匠とマルガリータ
    巨匠とマルガリータ
    新訳で再読。頗る面白かった! スターリン体制下のモスクワが、春の夕暮れに忽然と現れた悪魔の一味に引っかき乱される。あれよあれよと大混乱に陥る人々の狂騒ぶりと不条理な展開に、おおブルガーコフだ…と楽しくなった。 保身に走り右往左往する役職者たちの描かれ方、その扱いは容赦ない。一方、愛する巨匠のためなら何でもするマルガリータの勇気は悪魔も称える(でも全○にする必要なくねw ゲーラもだけどw)。 小説家の祈りのような「原稿は燃えない」という言葉にがぐっときて、思いめぐらす読後感だ。
  • 2026年1月25日
    星旅少年6
    星旅少年6
    楽しみにしていて、すぐに読んでしまった。表紙の場所が素敵。 (登場人物たちがラーメンを食べていると、ふふっ…となる。ラーメン好きなのでw)
  • 2026年1月20日
    毒入りチョコレート事件【新訳版】
    毒入りチョコレート事件【新訳版】
    新訳に惹かれて再々読。多重推理の名作、流石の面白さだった(色々忘れてたしw)。
  • 2026年1月19日
    神統記
    神統記
    再読。本整理中の寄り道。
  • 2026年1月16日
    千年王子
    千年王子
    再読。本整理中の寄り道。長野さんの装画の表紙が懐かしい。
    千年王子
  • 2026年1月15日
    新装版 虚無への供物(下)
    再読。内容をすっかり忘れており、頗る面白かった!  作中では薔薇に名付ける予定の言葉として“虚無への供物”が出てくるが、この小説こそが虚無への供物でありまた現実への一矢であったことが、最後まで読むとわかる。裏返しになった理屈(事件の進行を喰いとめるために密室事件を先に作り出す...とかw)や精緻な仕掛けの数々に、驚嘆しつつ堪能した。 私(“読者”)を迷い込んだアリスのままではいさせてくれなかったところに、凄みを感じる。
  • 2026年1月13日
    新装版 虚無への供物(上)
    再読。『をとめよ素晴らしき人生を得よ』(瀬戸夏子)の中条ふみ子と中井英夫の章で『虚無への供物』にも触れていて、奈々村久生のモデルとなった尾崎佐永子や歌人たちの協力があったことなどを知り、読み返したくなった。 無意味きわまりない事故死よりは血みどろな殺人…とは、海への復讐。
  • 2026年1月9日
    帰りに牛乳買ってきて
  • 2026年1月8日
    薔薇の名前[完全版] 下
    薔薇の名前[完全版] 下
    頗る面白かった。大満足。中世イタリアの閉ざされた僧院で、若き見習修道士が遭遇した連続殺人事件とその顛末を描く七日間の物語でありアンチミステリ作品。  アリストテレス再発見後の中世の覚醒時、キリスト教会で何が起こっていたのか。厖大な禁断の“知”を死蔵した異形の建物のもと、開かれた“知”への欲望が蠢きその書物の封印は解かれる。物事を逆転させることで真理を暴く“笑い”と、人間を蒙昧の闇に留めおこうとする権力について。  様々な知的要素が絡みあい、図書館の迷路の奥へと誘う。幻惑され、引き込まれた。
  • 2026年1月6日
    薔薇の名前[完全版] 上
    薔薇の名前[完全版] 上
    薔薇の名前[完全版] 上
  • 2025年12月26日
    スピン/spin 第14号 2026年 1月号
    スピン/spin 第14号 2026年 1月号
  • 2025年12月25日
    天空の都の物語
    天空の都の物語
    素晴らしかった。「天空の都の物語(Cloud Cuckoo Land)」という架空のギリシャ小説を軸に、過去・現在・未来の物語が綾に結ぼれていく。それは『オデュッセイア』のように、“地の果てまで行って帰ってくる” それぞれの長い旅だ。どんなに過酷な境遇にあろうと、かそけし光となって心に灯る物語は誰にも奪えない。と、物語への賛美が全篇の底流をなす。 ビザンツ帝国の少女アンナや、〈アルゴス号〉の少女コンスタンスのパートが好きだった。 “ばかな人のなにが美しいかって、いつあきらめるべきかまったくわかってないところ” …希望を手放すことはかくも難しい。
  • 2025年12月18日
    短くて恐ろしいフィルの時代 (河出文庫)
    昔(この作品が単行本で新刊だった頃)かなり話題になったけれど私は読まずじまいで、この度の河出文庫のフェアで手に取った(全面帯のおかげw)。 頗る変梃りんな面白さで、恐ろしい話だった。何が恐ろしいって、訳者あとがきにもあるように「今」の話にしか思えない。「なんじゃこりゃ」と引き込まれたらあっという間に読み終えてしまう短さで、悪い夢を繰り返されるような徒労感の中に残される(フィル・モンスター、すぐに待ち望まれるじゃん)。
    短くて恐ろしいフィルの時代 (河出文庫)
  • 2025年12月18日
    葬送のフリーレン(15)
    葬送のフリーレン(15)
  • 2025年12月16日
    シェイクスピア全集(21)
    シェイクスピア全集(21)
    再読。英雄が好きで、悪びれずに不倫の恋に賭ける女王クレオパトラは、シェイクスピア劇では異色のヒロインだ。アントニーの臣下イノバーバス曰く、「あの女は無限の変化をみせるので一緒にいて飽きることがなく」「神官たちは、あの人が淫らな振る舞いをしても祝福する」と。…おお。
  • 2025年12月15日
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