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りなっこ
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@rinakko
寒がり変温動物。にょろにょろしている。本を読む。 アイコンは、以前お迎えした “わたくしは誰でもない。あなたは誰?” のエミリー。
  • 2026年4月9日
    骨笛 (集英社文庫)
    再々読。皆川作品の少女たちが好きだ。変わらぬ約束をしたように、向こうとこちらのあわいで会う。「あなたは、わたし?」「そうらしいわね」
  • 2026年4月8日
    タイム・シェルター
    タイム・シェルター
    頗る面白かった。事の始まりは、老人の記憶障害の治療に“過去”が有効だったこと。記憶を失くした人たちに、彼らの内的な時間に合わせた空間(60年・50年・40年代…)を作って幸福の記憶をもたらしたことだった。けれどもその“過去”への傾倒というウイルスは、急速にヨーロッパ中に広まってしまう。 人の意のままには出来ないはずの記憶を、“時代の記憶”という目に見える形にしてそこに留めておく…という試みの結末。記憶と忘却をめぐる語り手(とガウスティン)の断片的な思索と、“ボルヘスの二重化の遊び”に引き込まれた。
  • 2026年4月3日
    トロイの女たち
    トロイの女たち
    素晴らしかった。冒頭の場面がいきなりトロイの木馬の腹の中wで、さぞや逞しかろう男たちの鮨詰め状態の息苦しさはこの先の展開を示唆するようだった。常に英雄たらんとする行動原理の苦しさを。 一方女たちは、誰かの戦利品でありつつ其々のやり方で誇りを失わないように必死に生きるし、その為に連帯もする。王妃から奴隷の身になり敵アキレウスの子を宿したブリセイス、運命に抗うアミーナ、トロイア王妃ヘカベや王女カッサンドラ、アンドロマケ、誰にも好かれないw世界一の美女ヘレネも。 (で、“オデュッセウスが真っ先に発った。”ですよ。オデュッセウスw)
  • 2026年4月1日
    今度は異性愛
    今度は異性愛
    ふふ、面白かった。なるほど老境小説か…。主人公(日記の書き手)は60歳を過ぎた素人のBL小説書き。体力の衰えと共に願望や欲望が勢いをなくし、ゆえに自分に陶酔をもたらさないとわかっている男女の性愛を題材に小説を書いてみる気になった…という。 ありふれた恋愛を描くのではなく、偏愛や奇妙なこだわりのようなもの、“愛とまでは行かなくとも愛の前駆体のような”おだやかな交わりについての小説を書こうとする思考と試行は、この作者ならではのものだ。登場人物たちの“難儀な性分”の描かれ方も、面倒臭そうで好ましかった。
  • 2026年3月31日
    たまご猫 (ハヤカワ文庫JA)
    再々読。やはり好き。崖の上に立つ快さとそこを一押しする力…「たまご猫」、説経浄瑠璃との重なりが忘れがたい「をぐり」「厨子王」、雛人形が妖しすぎる「春の滅び」、名女形沢村田之助の件で引き込まれる「朱の檻」、最後の仕掛けにふうっと溜息が出る「骨董屋」…など。 “でも、コルターサルの『石蹴り遊び』は、似たような発想の小説よね。お姉さん、これ、半分本気でやりたがっていたわよ。”  “猫は、透明な卵の中で、ゆったりとくつろいでいた。”「たまご猫」  “毎年、一人ずつ、七年かかって。今年、八人め。最後の一人を殺すの。”「春の滅び」
  • 2026年3月30日
    スピン/spin 第15号 2026年 4月号
    スピン/spin 第15号 2026年 4月号
    [小特集 はじめての澁澤龍彦]が、頁数は少なめながら濃ゆくてよかった。色々読み返したくなるー。 [紙の話]では、花山周子さんの装幀について(特に『鴉は硝子のフリルで踊る』)読めたのも嬉しい。
  • 2026年3月30日
    イラストで出会う女性たちのいる美術史
    “なぜ女性芸術家はいつも創作力に富んでいる時期に評価されるのではなく、晩年、ひいては没後何年も経ってから発見されるのか?”  過去に読んだ幾つかの本(例えば『才女の運命 男たちの名声の陰で』や『カミーユ・クローデル 極限の愛を生きて』など)を思い出しつつ、こちらは楽しんで読める内容でよかった。これからは“再”発見にはならない(しない)、という希望がある。
  • 2026年3月26日
    山尾悠子偏愛アンソロジー 構造と美文
    うとり、堪能した。端的なタイトルが内容にぴったりで格好良い。既読の作品がやや多め(初読は8篇)で嬉しい再会にもなった。好みの作だけを少数精鋭に並べるという望みが、類稀な編者によって果たされているのだからして、それを読める側の贅沢の味わいと言ったら…。 何故このような並びとなったのか、編者あとがきの中で1作ずつ触れられているのを読むのが何より楽しかった。短篇であればシンプルな一直線構造、端正な入れ子型やトポロジー構造が好ましいという件で、なるほど…と得心した。
  • 2026年3月24日
    黄金仮面の王
    黄金仮面の王
    さっと手に取れる選りすぐりのシュオッブ、なんて素晴らしい。新訳以外の『マルセル・シュオッブ全集』収録作は再読。全集では手軽に読み返せないので、とてもありがたい一冊だ。 今回のお気に入りは表題作と『卵物語』『眠れる都』『木の星』『パオロ・ウッチェロ』『リリス』『ベアトリス』『擬曲(ミーム)』『平底船(バルジュ)の少女』
  • 2026年3月19日
    双頭のバビロン〈下〉 (創元推理文庫)
    再読。素晴らしい読み応え。世紀末ウィーン、欲望と虚飾の都ハリウッド、鴉片戦争後の上海租界…の三都を舞台に、貴族の家に生まれ幼少時に分離させられた双生児のたどる数奇な物語が描かれる。其々の魔都の頽廃した雰囲気に陶然とした。 跡取りになったゲオルクと、存在を消されたユリアンはまるで光と陰(ポジとネガのようでもあり)だ。でもだからこそ、ユリアンだけがツヴェンゲル(小人と天使の間の子!)と共にゲオルクには届かない光に包まれていく終盤に、溜息しかない。 映画監督になったゲオルクが作品の着想を得ていく過程では、造詣の深い著者ならではの描写(頭の中で映画が出来上がっていく感じが凄い)に圧倒され感嘆した。 京劇(マンダリン・オペラ)の『木蓮従軍』やシューベルト『魔王』、挟まれるホフマンスタールの詩の印象も忘れがたい。
  • 2026年3月17日
    双頭のバビロン〈上〉 (創元推理文庫)
    再読。
  • 2026年3月13日
    死者はよみがえる【新訳版】
    死者はよみがえる【新訳版】
    再読。既読なのを忘れていて読み出したんだけど、犯人も最後まで思い出せずw
  • 2026年3月11日
    インタヴュー・ウィズ・ザ・プリズナー
    再読。素晴らしかった。舞台は独立戦争中の新大陸へと移る、3部作の完結篇。エド・ターナーのシリーズと言ってもいいと思うけれど、最後までエド自身の心情について内からの声で語られることはなかった。 どこにいても大勢の権威や法に与せず、常に不利な人々の側につき、その為なら己の身を危険に曝すことさえ躊躇わないエド(クラレンス曰く「お前はいつも自分にとって悪いほうを選択する」)。なぜ君はそんな風でいられたんだ…と切なくなる。
  • 2026年3月9日
    名画で読み解く イギリス王家12の物語
    こちらも面白かった。ヘンリー八世、アン・ブーリン、ジェーン・グレイ、エリザベス一世と、テューダー時代のお歴々の章が続くとお腹が膨れそうになるw そして第3部のハノーヴァー家でだんだん時代が近付いてくると、「王室のスキャンダルはお家芸」と言われるのが全然大袈裟じゃなくて本当にその通りね…とあらためて感心したり(しないw)。 表紙の『レディ・ジェーン・グレイの処刑』は、子どもの頃に一目見て忘れられなくなったのを覚えてるよ、、
  • 2026年3月5日
    爬虫類館の殺人【新訳版】
    爬虫類館の殺人【新訳版】
    久しぶしに読んだH・M卿、楽しかった。蛇は苦手なのかw
  • 2026年3月4日
    セシルの女王(10)
  • 2026年3月3日
    クロコダイル路地2
    再読。素晴らしい読み応え。そこで〈革命〉をみたものはいない。みたのは人間の戦闘と不条理な殺戮だ。〈革命〉とは何だったのか。不在の〈鰐〉がどこまでも付き纏う。 常軌を逸した擾乱と熱狂(フランスそのものが常軌を逸した)、そんなことのために奪われた夥しい命の取り返しのつかなさ。登場人物それぞれが損なわれたもの、突き落とされた虚無の底知れなさを思うと、どんな報復さえ誰に咎めることが出来るだろう。とりわけ幼かったコレットのことが私は哀れだ。 “希望は絶望の表面を塗り潰した漆喰”——だとしても、最後の一文の光に救われる。
  • 2026年3月2日
    クロコダイル路地1
    再読。素晴らしい読み応え。1789年パリから始まった狂瀾の下、富商の息子ローランや貴族の従者ピエール、貧民に生まれたジャン=マリと妹コレットは、しだく奔流に押し流されていく。そこで〈革命〉をみたものはいない。
  • 2026年2月27日
    名画で読み解く メディチ家12の物語
    面白かった。メディチ家の繁栄について、時系列で纏めて辿っていけるので分かりやすくてありがたい。
  • 2026年2月26日
    白の服飾史
    白の服飾史
    “白い服を着るということにはどんな意味があるのか?” 清浄、無垢、純粋、或いは階級の上位と特権、野心、時には希望をしめすことも。
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