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りなっこ
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@rinakko
寒がり変温動物。にょろにょろしている。本を読む。 アイコンは、以前お迎えした “わたくしは誰でもない。あなたは誰?” のエミリー。
  • 2026年5月25日
    なぜ、これが名画なの?
  • 2026年5月21日
    赦しへの四つの道
    赦しへの四つの道
    久しぶしに読む〈ハイニッシュ・ユニバース〉の世界(「裏切り」は訳違いで再読)だったが、ずしりと重く、受け止めるのが辛くなるところも含めて流石の読み応えだった。1995年の時点で既にここまで書いていたのか…とあらためて慄く。 歴史は学ばれ続けなければならないこと。「ある女の解放」の主人公が書物に出会い、“読書はわたしの自由の核となるものだった”と回想する件が響いた。
  • 2026年5月19日
    ピカデリーの殺人 (創元推理文庫)
    ピカデリーの殺人 (創元推理文庫)
    再読。
  • 2026年5月13日
    カンパニュラの銀翼
    堪能した。耽美と衒学の按配は、好みだ。“自分で死期を掌握する”という我儘について…など、タナトスというモチーフがありつつ不思議と重くならないのも魅力だった。
  • 2026年5月8日
    絵小説
    絵小説
    再々読。偏愛本。5月なので、「美(うるわ)しき五月に」を読もうかな…と手に取った。まず詩篇が選ばれ、その詩からの発想で絵が描かれ、詩と絵をもとにした6つの物語が創られた。どの作品も好きだが、「キャラバン・サライ」の“わたし”が『閉された庭』や『マテオ・ファルコネ』を読んでいるところでつい嬉しくなる。 「赤い蝋燭と……」や「塔」「あれ」も、稚い子どもの視点で描かれる。遠い記憶の断片から、あの「ふと気が付いたら存在させられていました」とでもいうような心許なさが呼び起こされてしまう。
    絵小説
  • 2026年5月7日
    トマト・ゲーム
    再々読。容赦のない毒のきつさに慄く、闇を飼うようにインモラルな初期の短篇集。これだけ纏めて読むと、狂気も倒錯も凄まじくてくらくらしてくる。ただ、私は「アルカディアの夏」を偏愛している。主人公の令は愚かな少女かもしれないけれど、身につまされて、あんな風に解き放たれることをかつて夢見た…と思う。 他、「獣舎のスキャット」は人でなしな姉弟の話で本当に酷いww
  • 2026年4月30日
    土人形と動死体
    頗る面白かった。お馴染みのファンタジー設定も、この作者の手にかかればこうなるのか…と驚嘆することしきり。魔術的な措置によって屋敷と一体化して生き続ける大魔術師ノーシュと、拡大を続ける迷宮。誰もが魔力を持ち、生命とは何かの魔術であるとする人々の世界では、その能力を持たない者は人間として認められず、ソウルレスと呼ばれ同死体そのものだとまで言われる存在だ。では、そも魔術とは何ぞや…(ノーシュ曰く「魔術は無駄だらけ」)。果たして魔術は魔術で消せるのか。 長命種の竜クメヌさんが好きだった。
  • 2026年4月28日
    呪文の言語学
    とても面白かった。ルーマニアが今でも魔女大国である歴史的理由は、カトリックではなく正教会の東欧では魔女狩りが殆ど行われず魔女が存続できたこと。そうして連綿と、生活の知恵としての魔術の担い手の女性たちは、あくまでも村の一員としての魔女であり続けた。 ルーマニアにおける魔術は「特権的かつ大衆的」という独特なもので、使われる呪文は生きた口承文学だった。ではその呪文は、普通の言葉とどこがどう違って魔力を得るに至るのか…と、具体的に幾つもの呪文が分析される。序盤に出てくる過去の話(留学ないないとかw)も楽しかった。
  • 2026年4月24日
    丸いもののもつ慰め
    丸いもののもつ慰め
    奇想というわけではないが奇妙な味わいの短篇集だった。何とはなしに不安を掻き立てられたり、この展開をどう受け止めたらいいのだろう…と心許なくなる感じは『インディゴ』を読んだ時にもあったかもしれない。 「痛みも分かちあえば」はまさに不安にとり憑かれた男の話で辛いw 好きだったのは「迷惑メール」とか「クラス写真」、あと「そのネコはラランドの天空に住む」は、雰囲気はゼーバルトなのに内容が変…?で面白かったですw
  • 2026年4月22日
    愛と髑髏と
    愛と髑髏と
    再々読。素晴らしい。めぐる毒に居竦みつつ、少女たちの骸に寄り添ってそこに刺しとめられる読み心地。第五短篇集にして秀作が揃い、とりわけ「風」から「悦楽園」「猫の夜」「人それぞれに噴火獣」の流れが大好きだ。 そして読み返すたび、服部まゆみさんの解説で胸がきゅっとする。
  • 2026年4月21日
    記銘師ディンの事件録 木に殺された男
    記銘師ディンの事件録 木に殺された男
    頗る面白かった! 司法省捜査官アナ(変人天才中年女性)とその助手ディン(童顔坊や優秀愛想なし)のバディぶりも、つくり込まれた異世界も大好きだ。 神聖カナム帝国は、雨季の度に海から巨獣の襲来があり辛くも撃退を繰り返していた。国を守るのは、生体改変の技術によって特殊能力を得た卓越者たちの軍組織だ。高官の体から巨大な木が生えてきたという禍々しい謎の死から2人は捜査を始めるが、そこからもっと大きな陰謀事件に繋がっていく…。 ミステリーとしてもとても楽しんだ。薬液鍵とか羊歯紙、錬薬官といった独特な言葉にも魅かれた。
  • 2026年4月15日
    ノスタルジー
    ノスタルジー
    再読。どこにいても、ここではないどこかへ帰りたい…という気持ちになるのは何故だろう。時に焦がれるように。ノスタルジーとは何に対する郷愁なのか。 『オデュッセイア』ではさまよいと帰還が、『アエネーイス』では逃亡と落ち延びがキーワードとなり、いずれにしてもノスタルジーには二つの面があるという。帰還の欲望と、見つけることのできない理想への憧憬と。さらにアーレントの章では、「根を張る」とはどういうことなのかが考察される(母語を故郷とする場合、その根は空中に張られなければならない…)。
  • 2026年4月13日
    ヨルガオ殺人事件 下
    ヨルガオ殺人事件 下
    再読。面白かった! “複雑に絡みあった謎がきっちりと解かれていく過程” そのものが、アガサ・クリスティへのオマージュなのだとあらためて感嘆した。早速ドラマも観始めたw
  • 2026年4月12日
    ヨルガオ殺人事件 上
    ヨルガオ殺人事件 上
    再読。ドラマを観ようとしてたら急に読み返したくなったw
  • 2026年4月9日
    骨笛 (集英社文庫)
    再々読。皆川作品の少女たちが好きだ。変わらぬ約束をしたように、向こうとこちらのあわいで会う。「あなたは、わたし?」「そうらしいわね」
  • 2026年4月8日
    タイム・シェルター
    タイム・シェルター
    頗る面白かった。事の始まりは、老人の記憶障害の治療に“過去”が有効だったこと。記憶を失くした人たちに、彼らの内的な時間に合わせた空間(60年・50年・40年代…)を作って幸福の記憶をもたらしたことだった。けれどもその“過去”への傾倒というウイルスは、急速にヨーロッパ中に広まってしまう。 人の意のままには出来ないはずの記憶を、“時代の記憶”という目に見える形にしてそこに留めておく…という試みの結末。記憶と忘却をめぐる語り手(とガウスティン)の断片的な思索と、“ボルヘスの二重化の遊び”に引き込まれた。
  • 2026年4月3日
    トロイの女たち
    トロイの女たち
    素晴らしかった。冒頭の場面がいきなりトロイの木馬の腹の中wで、さぞや逞しかろう男たちの鮨詰め状態の息苦しさはこの先の展開を示唆するようだった。常に英雄たらんとする行動原理の苦しさを。 一方女たちは、誰かの戦利品でありつつ其々のやり方で誇りを失わないように必死に生きるし、その為に連帯もする。王妃から奴隷の身になり敵アキレウスの子を宿したブリセイス、運命に抗うアミーナ、トロイア王妃ヘカベや王女カッサンドラ、アンドロマケ、誰にも好かれないw世界一の美女ヘレネも。 (で、“オデュッセウスが真っ先に発った。”ですよ。オデュッセウスw)
  • 2026年4月1日
    今度は異性愛
    今度は異性愛
    ふふ、面白かった。なるほど老境小説か…。主人公(日記の書き手)は60歳を過ぎた素人のBL小説書き。体力の衰えと共に願望や欲望が勢いをなくし、ゆえに自分に陶酔をもたらさないとわかっている男女の性愛を題材に小説を書いてみる気になった…という。 ありふれた恋愛を描くのではなく、偏愛や奇妙なこだわりのようなもの、“愛とまでは行かなくとも愛の前駆体のような”おだやかな交わりについての小説を書こうとする思考と試行は、この作者ならではのものだ。登場人物たちの“難儀な性分”の描かれ方も、面倒臭そうで好ましかった。
  • 2026年3月31日
    たまご猫 (ハヤカワ文庫JA)
    再々読。やはり好き。崖の上に立つ快さとそこを一押しする力…「たまご猫」、説経浄瑠璃との重なりが忘れがたい「をぐり」「厨子王」、雛人形が妖しすぎる「春の滅び」、名女形沢村田之助の件で引き込まれる「朱の檻」、最後の仕掛けにふうっと溜息が出る「骨董屋」…など。 “でも、コルターサルの『石蹴り遊び』は、似たような発想の小説よね。お姉さん、これ、半分本気でやりたがっていたわよ。”  “猫は、透明な卵の中で、ゆったりとくつろいでいた。”「たまご猫」  “毎年、一人ずつ、七年かかって。今年、八人め。最後の一人を殺すの。”「春の滅び」
  • 2026年3月30日
    スピン/spin 第15号 2026年 4月号
    スピン/spin 第15号 2026年 4月号
    [小特集 はじめての澁澤龍彦]が、頁数は少なめながら濃ゆくてよかった。色々読み返したくなるー。 [紙の話]では、花山周子さんの装幀について(特に『鴉は硝子のフリルで踊る』)読めたのも嬉しい。
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