ブルー・ハイウェイ 下: 内なるアメリカへの旅 (河出文庫 ヒ 1-2)

ブルー・ハイウェイ 下: 内なるアメリカへの旅 (河出文庫 ヒ 1-2)
ブルー・ハイウェイ 下: 内なるアメリカへの旅 (河出文庫 ヒ 1-2)
ウィリアム・リースト・ヒート・ムーン
William Least Heat‐Moon
真野明裕
河出書房新社
1994年9月1日
2件の記録
  • 前回書いたときから期間が空いちゃってるけど、チビチビ読んでます。「読みづらいー」と思いながらも面白すぎてまた本を手に取ってしまう。ようやく第二章まで読み終わったところ、図書館の貸出期間ももちろん延長。 口絵にも写真が出ている、ジョージア州コニヤーズで出会ったパトリック修道士との会話を読んでいてなぜだか涙が…。警官、衛生兵、大学聴講生、ヒッチハイク、海外放浪と経歴多彩すぎるパトリック修道士42歳、自分は子供を持ちたかったが持つことはないんだということに落ち込むと言ってるけど、私45歳も自分が手に入れられなかったものについて最近よく考える。そういう年齢なんだと思う。 作者が旅したのはそれこそ40年以上前で、その後パトリック修道士はどんなことを考えながら歳をとっていったんだろうか?とつい考え続けてしまう。
  • 雑誌kotoba「ノンフィクションは自由だ!」のどなたかのお勧めから。パラパラと口絵を見てるだけで面白い!例えば"ケンタッキーはほかのどの州よりも丸太造りの家が多いって話だ"として丸太小屋の前に佇む3人の男が写ってるんだが…え!?「大草原の小さな家」シリーズで父さんと母さんがあちこちに建てた丸太小屋みたいな世界ってこと!?(しかも本文読むとこちらの丸太小屋の方が数十年古そう)とか、"床屋ってのは、あんた、人に嘘をつかれるのが三番目にか多い人間だからね"やっぱり世界共通でそうなんか〜〜私、美容院で嘘つきがち〜〜とか。 そして気になった口絵から本文に行って読んでみた感想としては、みんな人当たりが良いわけじゃなくて一筋縄ではいかなさそうー!!!まだ読み始めたばかりで人物にあまり出会えてないんだが、読み進めるのが楽しみ。 自家用車でアメリカを旅するというとスタインベックの「チャーリーとの旅」を思い出したんだけど、大成した後に旅しているスタインベックより若いし、職を失って妻とも別居中なのでかなり鬱屈としている。 11/10追記。文章も作者の考え方もとっつきづらいのに、人々との出会いが楽しみでつい本を開いちゃう。フィクションでもないのにこんなに続きが気になる本は久々かも。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved