真実への盗聴

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オーカド珈琲@K77772025年11月8日読み終わった超高齢化社会における年金問題を始めとする世代格差という固い背景の上で、遺伝子治療の副作用で聴覚が異常に発達した主人公が、長寿薬の発売に反対する秘密結社に潜入する(しかもブラック企業を辞めた直後に、正社員の椅子を餌に釣られて)という荒唐無稽感漂う導入で始まります。 え? これ、大丈夫なの? 収拾できるの? と思っていたのですが、さすがに朱野帰子先生でした。いつの間にか手に汗握り読み切りました。 虚実のバランスがいいのはもちろんですが、読ませられてしまいますね。