小説乃湯 お風呂小説アンソロジー

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森々@mori_hkz2025年11月13日読み終わった江戸時代から現在に至るまでのお風呂が描かれた小説のアンソロジー。 特に好きだったのが 「ああ世は夢かサウナの汗か」辻真先 「秘湯中の秘湯」清水義範 「花も嵐も春のうち」長野まゆみ の3つ。 長野まゆみと辻真先はすっごく好きでこの人の本を別に買おうと思ったくらいハマった。 好みとは別に印象深いのは 「美少女」太宰治 「エロチック街道」筒井康隆 表現が美しい。性的なことを言っているのに嫌な感じがしない。そういう加減が上手い。 他にも温泉、お風呂に関する作品がたくさんあるのでお気に入りの作品を見つけてお風呂時間を楽しむとよし。 個人的に合わない作品を読むのが苦痛でアンソロジーは避けてきたけど新しい作家の試し読みと思えばすごくお得だと思う。