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森々
森々
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@mori_hkz
毎月3冊読了を目標にしています。 好きなジャンルはヒューマンドラマ。苦手なジャンルはロマンス。 よしもとばなな、小川洋子、蝉谷めぐ実、多崎礼、ハン・ガン、長野まゆみ、芥川龍之介、江戸川乱歩が好きです。新書や実用書もたまに読みます。 脳内整理のための感想です。
  • 2026年2月23日
    花夜叉
    花夜叉
    うーん自分には楽しみ方がよくわからなかった。 軋轢や不穏さは面白いなーとは思った。
  • 2026年2月22日
    着物憑き
    着物憑き
    ちょうど着物の本が読みたかったから良かった。 思っていたよりオカルティックな内容ではあったけど、昔の日本に思いを馳せればそういうこともあるよなと納得する。(自分はオカルト、ファンタジー大好き肯定派) 著者の着物へのこだわりと深い造形がとても興味深く勉強になった。 帯締めの道明、帯の龍村はしっかり覚えておこう。 「良いものを実際にたくさん見て、触れて真贋が分かるようになる」という話は実際に聞いたことがあるので、これからどんどん見に行きたいと思う。
  • 2026年2月15日
    白魔の檻
    白魔の檻
    すごく好きで終盤は泣いた。 中盤から終盤にかけて好きなシーンがあるくらい大好き。前作を読んでいなくても楽しめるのでおすすめしたい。 華麗なるタイトル回収、クローズドサークルミステリに重厚なヒューマンドラマ、僻地医療の限界・やりがい搾取と長時間労働・医者としての矜持など現実の問題がうまく絡めあっていてとても面白かった。 好きなところ ※重大なネタバレがあるので注意↓ ・ ・ ・ 「やっぱり、俺たちの命かけてまで全員助けないと、ダメなんですか?こんなこと言うのはなんですけど、もう充分生きてるじゃないですか、あの人たち。陽介はあんなに早く死んだのに。年寄りを助けるために」「穴開けて管を通されて、何もわからなくなってまで、これなら生きたいなんて思わない。家族だって、ほとんど見舞いにも来ないじゃないですか」 「な。全員助けよう。俺たちに選ぶ権利はないんだ。今、寝たきりに見える患者だって、家族は、来なくなる前は、来てたんだよ。胃瘻なるのだって、大概、始まりは善意なんだ。あの元木さんだって、職場で倒れる前は麓の生協で働いてたんだぞ?大切な人が生きて欲しいから、家族に頼まれて助けてるんだよ。こっちは。それに、仁科お前、無事助かったら、見捨てたことを一生後悔するぞ」 ・ ・ ・ 「自分が倒れそうでも、寝てなくても、食ってなくても、こんな病院潰れちまえ、って思ってても、目の前に患者が来たら、勝手に体が動く、見捨てられないのが医療従事者ってやつなんだ。染み付いた習慣で、本能だ。それ以上でも、以下でもない。それに」「俺はもう、医者としては死んでるんだ。あの時。もう続けられない」「あの時、俺は、俺だけは助けられた。防毒マスクを持ってたんだから。なのに、俺は、保身のために見殺しにした。……あそこからは、ずっとロスタイムだ」 患者が下の階に傾れ込むところは本当に嫌な予感をしつつ読み進めたら案の定でかなり辛くて、そのあと犯人がわかった時にこのセリフが来て辛いの二乗。
  • 2026年2月15日
    ポルターガイストの囚人
    飽きずに読みやすい。最後の方は前作同様迫力があって面白い。 前作も今作もあまりハマらなかったけど、すごく読みやすくてところどころ怖くて終盤は手に汗握る展開だから人気なのもわかる。 東城の回想がそっち!?となるのは特に面白かった。 登場人物たち(メイン二人を除く)が謎解きのシステムという感じがしてあまり好きではない要因かも。
  • 2026年2月12日
    他人の家
    他人の家
    めちゃくちゃ好きだった。 別作品「アーモンド」の世界と関わる話もあってすごく良かった。 『箱の中の男』『アリアドネの庭園』が特に好きだった。 物語全編を通して、事実をありありと見せつける厳しさと冷たさすら感じる。 けれど、未来や現在に諦めているわけではなく、深い自己との対話から得られる淡白さがあり、絶望するような状況でもなんとか生き延びようとする強かさすらある。これが読んでいてとても気持ちが良いし考えに納得できる。 『怪物たち』ではこどもをほしくてほしくてたまらなかった純粋無垢な光の塊のように描く反面、理解できない自分を縛る悪魔だと思っているような描写が出てきて主人公女性に少し嫌な気持ちを抱きながらも共感できる。 『アリアドネの庭園』で好きな台詞は「1番難しいのは、若ければ何でもできると思い込んでいる大人たちです。若さなんて、いらない殻みたいなものです。いっそのこと体まで老いてほしい。残された希望もないのに、長いこれからの時間を耐えていかなければならないだなんて、それは絶望よりもっと苦痛なことです。」「(前略)歳をとると言うのは、理解できなかったことを理解するようになると言う事でもあった。」 『他人の家』はもっとコメディを想像していたら違った。「望まない状況で、わざわざ調和する必要は無いってことですよ。結局、マイウェイで生きる人が生き残るんですから。」
  • 2026年2月10日
    アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
    10年近く前に読んだものの再読。 自分が読みたかった伊坂幸太郎はこれだー! 中盤まではよくわからず二つのストーリーが進んでいくが、終盤で一気に真相がわかってまとまる感じ、タイトル回収、キャラクターの無駄のないセリフや行動(後から全て繋がるところ)、ラストの余韻、全て良かった。 また河崎、ドルジ、琴美、椎名、麗子さんに出会えて良かった。 これは個人的見解なんだけど、最近の伊坂幸太郎はSFに寄りすぎていて、こういう日常系を地で行くような作品の方が好みなんだよね。少し前に発売されたパズルと天気はどちらかというと日常系だからすごく好みだった。
  • 2026年2月8日
    すらすら読める風姿花伝
    能を観るのが楽しみになった。 能以外にも人生論として役立つものが多い。 「上手は下手の手本、下手は上手の手本なり」 「一、稽古は強かれ、情識はなかれとなり(稽古はどんなにしてもしすぎることはない、しかし、自我に拘泥して諍う心は去るべし)」 基礎と謙虚な心の大切さを何遍も説いている。慢心するべからず。 若いうちに何事にも基礎固めをしなければならない。 「天才とは、つまり無限に努力できる能力を持った人を謂うのである」 能を観る側として面白かったのは「写実」の話↓ 真似をするのも何でもかんでも真似したら良いわけではない、観て嫌になることは省くべき。 例えば老人の真似をする時腰を曲げて震えるようなわざとらしい真似をするのは品がない。(その老人の位にもよるが)鷹揚にしてゆったりと演じれば老人に見える。 演じるものが年老いて一拍遅れるのは体が老いているので仕方ない、そこで気持ち若々しくするとより老人らしい。老人は老人だと見られたくない気持ちがあるため。怒っている演技もただ怒るだけでは粗い、怒りの中に怒ってはいけない理性など矛盾した心があるのが人間を真に写実することである。
  • 2026年2月7日
    とかげ
    とかげ
    それぞれの男女の人生の転換期と希望の物語。 癒しのショートストーリーなので疲れている時にも読みやすい。 表題作も良かったが「キムチの夢」「新婚さん」が好きだった。「新婚さん」は不思議系な話なのでかなり好み。 吉本ばなな作品は夜や眠りが印象的で今回もふんだんに味わうことができる。川や自然の美しさにも触れることができる。
  • 2026年2月4日
    色闇
    色闇
    男性同士の官能小説。 中郷の仲間になったと思ったら……な展開は想像通りではあったけど結構楽しめたし小杉が一番好きになった。 この本の一番の見せ所は性行為の場面で、文章で性的なものを妖しく美しく表すのって難しいな〜すごいな〜と思いながら読んだ。
  • 2026年2月3日
    木になった亜沙
    リアルと奇妙が入り混じる好きなタイプの作品だった! どれも面白かったけど特に表題作が好きかも。 切望していたことが叶って良かったね!という気持ちと、それが叶うのが今かよという気持ちの両方が押し寄せてくる。 そして叶ったその後、幕切れが気持ち良く感じる。それと同時にこの人たちは少しの間の幸せのうちに終わってしまうのか……と物悲しく思う。この読み終わりが結構好き。 「ある夜の思い出」は幸せになるのは共通していて、前2作とは少し違うのは余韻の残る最後である。
  • 2026年2月2日
    水たまりで息をする
    たまに、自分は家族がお風呂に入らなかったら何日くらいなら耐えられるんだろうか?と考えることがあってこの主人公はすごいな〜と思った。 義母や会社の人たちが嫌すぎて読むのが辛かった笑。
  • 2026年2月1日
    あひる
    あひる
    出てくる登場人物が本当に等身大。 大人の依存や孤独による精神の不安定さ、傍観、子ども移り気の早さが随所に感じられて温かい物語ではない。 子どもがやたらと聞き分けが良かったり優しい良い子であったり、そんなことが全くない。 かと言って所業が悪くて気持ちが悪いわけではない。悪人は一人もいない。 「人間あるある」がずっと続くような感じで、善性も悪性も備えている。思い当たる節がある。 読んでいてスッキリすることはないけど余計に飾り立てなくて面白いなぁと思った。
  • 2026年1月24日
    それはそれはよく燃えた
    それはそれはよく燃えた
    「それはそれはよく燃えた」の一文から始まるアンソロジー。 多崎礼の「レヴナント」目当てで読み始めたが ・高田大介「暖炉神の恩寵」 暖炉に火をつけるだけなのに面白い ・高田崇史「吉原幻鏡」 最後にこの人物になるのかと驚き ・米澤穂信「燃えろ恋ごころ」 焦ったい恋心からラストの一文回収 が特に面白かった。 シリーズものらしく他の作品も読みたくなった。
  • 2026年1月22日
    方舟
    方舟
    人気の理由がわかった。 飽きさせない場面展開とラストと「方舟」の意味。どれも緻密で面白かった。 ただキャラクターが装置にしか思えず、キャラクターの心情も楽しみたいのでこの本はミステリの仕掛けを純粋に楽しみたい人向けなんだろうな、と思った。 デスゲーム的なドロドロだったら読むのをやめていたけれど割と理性的で読みやすかった。
  • 2026年1月18日
    レモンタルト (講談社文庫)
    義兄〜〜〜〜〜〜〜‼️ 長野まゆみ作品って主人公の周りにいる男達がすごい魅力的。もちろん主人公の冷静すぎるところも内に秘めたる想いも良い。 個人的には巻末の解説を読んで造詣が深まった。 「とっておきの料理」の最後の義兄が狡いよ!Mといい感じになるのもヒャー!となった。良かったな。 結局義兄は死んだ姉のもので自分とは一緒にならないから切ないね。
  • 2026年1月15日
    少年アリス
    少年アリス
    ファンタジーでもない、奇想でもない独特な世界観のメルヘン文学だと思う。 1ページ目から静かで美しい文章で幻想的。鳥になれなかったものたちが夜の管理をしているのも、その描写もキラキラしていて良い。 たまに挟まれる人との関わり方や自己の内省はハッとさせられる。 119p〜120pの「一番親しい蜜蜂に対してさえ、弱みを見せまいとして防御している。怪我をする前から包帯をして歩いているようなものだ。怪我が怖いという心理は、自分が相手に対して優位でありたいという真理の裏返しでもある。」 130p〜131pの「別れというものは知らぬ間に忍び寄って人を驚かす。問題はそれをいつ意識するかということだ。多分兄やアリスは常に意識しているのだろう。」 なところが印象深い。
  • 2026年1月13日
    ハヤディール戀記(上)
    残念ながら自分には合わなかった。 下巻も読んだら最後の方は良かったので合わないのが残念でならない。 元々恋愛ものが苦手で、今作は恋愛よりもミステリが強いと感想を見て、ミステリファンタジーならいけるかと思い読んでみたけどダメだった。 ひたすらに容姿を褒める描写が続くのが苦手だったのと、エスタとリルどっちが好み?という男達の軽い会話に激しい嫌悪を覚えてしまいそこからもう読めなくなってしまった。 謎を追うパートはかなり楽しめたが、恋愛パートとキャラクターの掛け合いがどうしても合わず。
  • 2026年1月12日
    玉三郎の「風を得て」
    ページも文章量も多くないのにこの情報量!これが削ぎ落とされて本質が見える状態か!? 特に「闇」「醜」が好き(学びが多かった)。 醜:「地球上の生物の中で、人間が醜い」「自らが醜いから、美しいと感じる」 闇:「本来、誰にでもある心の闇やマイナス志向のようなものを否定するから、どんどん生きづらくなってきたような気がする。光ではなく、自らの闇を見つめられたなら、鬱から脱出できるかも知れません」 玉三郎さんだからこそ見えてくる世界や考え方なのだろうが、一般に実践する事が難しい訳ではない。心に花を持ち、自然を感じることで魂は磨かれるのだ。
  • 2026年1月10日
    光と糸
    光と糸
    ちょうど「別れを告げない」を読んだ直後だったので書かれるまでとその後が知れてとても良かった。 「過去が現在を助けることができるか?」「死者が生者を救うことができるか?」 この問いは、文学で過去や死者を掬い上げる事で現在に活かすことができる、また過去や死者を忘れないという覚悟なのかなと思った。文学は平和に繋がる力があるのだと、著者の別の本を読んでも感じるところがある。 やわらかい北向きの日差しと植物ののびのびした生命力が心地の良い本だった。
  • 2026年1月8日
    火星の女王
    タイトル回収とキャラクターが良い。 一番最後はすごく好きで、すごく綺麗にまとまっているしタイトルの意味もあって良いと思う。登場人物ではマディソンのキャラ付けが面白くて好きだった。 しかし、中盤まではあまり事が動いている感覚がなくて、終盤から一気に駆け抜けた感じ。なのであまりに早く進みすぎじゃない?とは思った。 理系が苦手なので白石アオトパートで多い雑談の理系解説がなんの意味(伏線?メッセージ?)を指しているのかはわからなかったが、そのようなところもありつつも最後まで楽しめるSF作品だった。 物語終盤の、話合いですべて解決するなどとは思っていないが、物事を解決するにはまず時差なく面と向かって話し合いをしなければならないという話はとても良かった。
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