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森々
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@mori_hkz
毎月3冊読了を目標にしています。 好きなジャンルはヒューマンドラマとファンタジー。苦手なジャンルは恋愛。 よしもとばなな、小川洋子、蝉谷めぐ実、多崎礼、ハン・ガン、長野まゆみ、芥川龍之介、江戸川乱歩が好きです。新書や実用書もたまに読みます。 脳内整理のための感想です。
  • 2026年1月10日
    光と糸
    光と糸
    ちょうど「別れを告げない」を読んだ直後だったので書かれるまでとその後が知れてとても良かった。 「過去が現在を助けることができるか?」「死者が生者を救うことができるか?」 この問いは、文学で過去や死者を掬い上げる事で現在に活かすことができる、また過去や死者を忘れないという覚悟なのかなと思った。文学は平和に繋がる力があるのだと、著者の別の本を読んでも感じるところがある。 やわらかい北向きの日差しと植物ののびのびした生命力が心地の良い本だった。
  • 2026年1月8日
    火星の女王
    タイトル回収とキャラクターが良い。 一番最後はすごく好きで、すごく綺麗にまとまっているしタイトルの意味もあって良いと思う。登場人物ではマディソンのキャラ付けが面白くて好きだった。 しかし、中盤まではあまり事が動いている感覚がなくて、終盤から一気に駆け抜けた感じ。なのであまりに早く進みすぎじゃない?とは思った。 理系が苦手なので白石アオトパートで多い雑談の理系解説がなんの意味(伏線?メッセージ?)を指しているのかはわからなかったが、そのようなところもありつつも最後まで楽しめるSF作品だった。 物語終盤の、話合いですべて解決するなどとは思っていないが、物事を解決するにはまず時差なく面と向かって話し合いをしなければならないという話はとても良かった。
  • 2026年1月5日
    別れを告げない
    別れを告げない
    浅学の身では何も言えなくなった。 どれだけ酷いことを想像して創作しても、現実の恐ろしさを越えることはないんだな。こんな虐殺があったとは知らなかった。知らないだけで現在もこれまでも各地で虐殺や戦争は起こっているのだろうが。 雪の美しく冷たい情景描写が目を引くが、中は燃えるように熱い生命力と忘れてはならないという信念が含まれていると感じた。「別れを告げない」=「決して哀悼を終わらせないという決意」であると訳者あとがきにあるように、この創作作品が韓国の若い人、のみならず世界中の人々に虐殺を繰り返さないための啓発になると良い。 老いて弱々しい人だと思っていた母親が虐殺の生き残りで生きている家族を探したり、家族の遺骨を積極的に集めたりする、そんな力があるなんてそれはわからずとも仕方ないと思う。 そしてインソン、キョンハも絶望の時期からこれから未来に光がさすのだろう。伝えることが使命か、そうでなくても二人の救いになるのだと思う。
  • 2025年12月30日
    ある愛の寓話
    ある愛の寓話
    ある愛の、とあるように愛の物語。 物や動物から人の一生が語られる。ある人は未来へ向かって、ある人は過去の清算。どれも清々しく温かい、人生とは愛なのだと思える作品。 特にカエルのぬいぐるみの「晴れた空の下で」とバスケットの「グレイ・レディ」が好きだった。この2つはラストに特に衝撃がある。犬を引き取る「同じ夢」も面白かった。
  • 2025年12月21日
    疵(きず)の迷楼 耽美幻想セレクション
    疵(きず)の迷楼 耽美幻想セレクション
    文豪の幻想耽美アンソロジー でも自分が求めていた幻想でも耽美でもなかったな〜。ファンタジーでも夢現でもなかったというか。 ただ谷崎潤一郎と夢野久作にはハマって、他の作品も読もうと思った。谷崎潤一郎の「人魚の嘆き」はアンソロジー内で一番面白かった。 江戸川乱歩と芥川龍之介は前から好きで、やっぱり好きだと改めて実感した。江戸川乱歩の「鏡地獄」はよくわからなかったけど面白かったし、芥川龍之介の「疑惑」は狂人はいつもそばにあるという感じが良かった。
  • 2025年12月20日
    魔法使いのお留守番 (下)
    エピローグが良すぎて、本当に読んでいて良かったと思う。 その他語られなかったところは続編で補完されるのであろうから、楽しみ。 キャラクターに無駄がなくて読んでいてそう繋がるかと楽しいし、マホロが……😭 シロガネの言動についてはマホロが出てきた時点で察せたが、どういう理由で似てきたのかは明確に示されていて胸が熱くなる。 温かくてほのぼの、少しの闇が上巻なら下巻は悲しくて寂しいけど未来を向く物語だと感じた。 サクサク進むし会話も多いから短時間で読みやすい。世界観もしっかりしてるからその短い時間でもどっぷり浸れるから良いと思う。
  • 2025年12月18日
    魔法使いのお留守番 (上)
    好きなやつだ!! ファンタジーにハマってから「ハマるより前に、そもそもファンタジー世界が好きなんだからそりゃハマるよね」と。 ちょっぴり悲しくも温かい関係性、優しい会話、魔法の世界観、そしてじわじわ現れてくる闇。ヒマワリが徐々に恐ろしくなってくるのがすごく面白いし、謎も多くシロガネの真意を知りたくなる。 会話中心なので読みやすく、遅読ながら3時間くらいで読み終えられた。続きが手元にあって良かった。 クロが一番好きで、クロ抜きでは話が進まないだろこの物語!と思う。口悪つっけんどん世話焼き美青年ドラゴンとかラノベらしいキャラ付けではあるけど好きだよ。
  • 2025年12月15日
    聖なるズー (集英社文庫)
    興味深いノンフィクションだった。 動物性愛者(ズー)とともに寝食を共にし、彼らにとって動物とは、平等とは、愛とは、性行為とはを考察していく本書は自分の世界を広げるにはうってつけだった。といってもかなりニッチな範囲だとは思うが……。 300ページあるなしでかなりの情報量だった。精神科医の精神異常だとする立場や、直接彼らに会い話を聞き「個人」として考える筆者との立場、両方とも理解できる。しかし、心の部分では、知的で保守的な彼らを応援したいと思う。 特に記憶に残る部分↓ 「セック⚪︎の話題はセンセーショナルだから、みんなズーの話を性行為だけに限って取り上げたがる。だが、ズーの問題の本質は、動物や世界との関係性についでの話だ。これはとても難しい問題だよ。世界や動物をどう見るか、という議論だからね。ズーへの批判は、異種への共感という大切な感覚を批判しているんだよ。誰を愛するか、何を愛するか。そんなことについて、他人に干渉されるべきじゃない」 「いい関係においては、愛とセック⚪︎は一致するんだと思う」 「身体のオーガズムと、頭のオーガズムがあると思う。セック⚪︎が前者で、愛が後者じゃないかな」
  • 2025年12月15日
    新しい恋愛
    新しい恋愛
    高瀬さんの作品は3作目で、この人の書く「大きな嫌悪ではないけど心の底では嫌だなと思う」描写が本当に上手いと思う。 意図せず嫌な気持ちになる例えで「電車のドアガラスに付いた他人の脂をうっかり触れてしまった時のような気持ち」という表現がストンと身に染みてすごく好き。 一番表題作の主人公に共感していたのに最後で「え?オープンマリッジの話!?」と驚き話全体には全く共感できなかった。最近では結婚しながら恋人がいるのがスタンダードな関係があるのは知っていたけど、自分には納得できないなぁ。 「いくつも数える」では歳の差恋愛の話で、若いから好かれてる、好かれている人がたまたま若いだけなど、最近よく考えることと共通していて読むのが結構辛かった。 私は恋愛には疎いけれど恋愛だけでなく、恋愛を除いた人との関わり「人生」の話なので楽しく読めた。
  • 2025年12月14日
    この闇と光
    この闇と光
    ゴシックミステリと聞いて、耽美派な自分は読まずにはいられなかった。 前情報なしで読んだがしっかり騙された。 終盤はメッセージ性が強くて、まだまだ読み取れていない。何を美しく、醜く思うか、人間の光と闇の面の二面性をどう捉えるか。 結末は自分にはよくわからなかったけどずっと美しい、美しいことだけじゃないのに夢のように美しい世界だった。
  • 2025年12月7日
    咲くや、この花 左近の桜
    咲くや、この花 左近の桜
    シリーズ第二弾! やっぱり好きだなー。もっと過激でも良いけどとは思う笑 ディープにならないギリギリ耽美を攻めるのが絶妙なんだよね。 次の巻で柾の家に住むことになったみたいだけど、柾との関係が変わるのか、どうなるのか気になる。
  • 2025年12月7日
    BOXBOXBOXBOX
    BOXBOXBOXBOX
    労働が嫌になる。こんな職場は嫌だと思えるくらい陰鬱。 BOXって荷物の箱という意味のほか、理不尽な環境や鬱屈とした毎日、不本意な状況を詰め込んだ今の人生という感じかな? わずか110ページにこれでもかと霧と息苦しさが詰め込まれている。誰に感情移入もしない「ロフトからレーンを眺めている感じ」とはこのことか。俯瞰でずっと人が動くのをみている。 夢か幻かの中でうやむやになっているところが危うくて面白い本だった。うやむやだからこそ、結局ラストだって良いのか悪いのかわからない。個人的にはハッピーな最後だと受け取ったけれど。
  • 2025年12月2日
    教育実習生
    教育実習生
    官能小説。 表題作の社会的に大変なことになるからやめてくれと思う展開にばかりなるのでやめてくれ〜泣とヒヤヒヤしながら読んだ。最後の事実がかなりパンチがあって面白かった。 「フラジャイル」はあまりよくわからなかった。 「危険な遊び」は3つの中でもかなりスカッとした。友情のドロドロ系の話ではあるけど本当の自分はこうなのよ!という終わり方が個人的にはスッキリしたと思った。
  • 2025年11月20日
    左近の桜
    左近の桜
    有栖川有栖編「温泉乃湯」に冒頭の一話だけ載っていて、それが大変面白かったから小説を揃えた。そうしたらものの見事にどハマり。 全体的な話としては男(魂は女)が男を引き寄せるギリギリ官能にはならない耽美物語で、妖や幽霊が出てくる。何が現で何が夢かわからなくなる感覚は面白いし、無自覚に男を魅了してしまう主人公もキャラクターとして良い。 あと柾は一体なんだ。好きになってしまうだろうが。
  • 2025年11月17日
    夜市
    夜市
    ホラーよりファンタジーの印象。 あの世とこの世の境目が薄くて非現実的だけど現実のすぐ真横にあるような真逆なのにそれが成立している不思議な感覚になり、短いのにどっぷりと世界に没入できる。 表題作もさることながら、「風の古道」のしっとりとした雰囲気、木陰にうっすら日差しがさしたような文章も良い。
  • 2025年11月16日
    遠慮深いうたた寝 (河出文庫)
    やっぱり文章、考え方や感覚が好きだなーと思える一冊。作品の時よりも小川洋子さん自身が身近にある。 「ブラフマンの埋葬」「琥珀のまたたき」「ことり」「小箱」について作品の誕生した経緯(周辺環境)が書かれており、ファンとしてはとても興奮した。特に「ことり」が好きなので何回か話題に上がっていて嬉しい。そして、数学・野球・ラジオと来たら「博士の愛した数式」。「小箱」は読んだ時にはよくわからなかったけれどガラスの箱の供養の話を読んでから造詣が深まった。 田辺聖子、森茉莉、小池真理子などにも興味が出た。調べて読もうと思う。 エッセイの中のP258「恋愛は読書によく似ている」、P262〜の「小説における言葉の美しさとはつまり、一文一文、一語一語に対する慎重さに尽きる」という話は考え方が自分にとっては新しいもので勉強になり、それについて述べられている文には納得がいく。「小説における〜」の部分は文章を書く際に役に立つのではないか。 信号待ちでも登校時でも、感じ方と表現の仕方が自分にはあっていて、小川さんの作品はやっぱり「好きだ」しか出てこない。
  • 2025年11月15日
    くちづけ
    くちづけ
    初めての官能小説。 いまいち楽しみ方がわからないけど、頭を使わず読めるのは良いと思った。 「女性専用車両」はファンタジーだな〜と思って読んだ。「ナースコール」「くちづけ」はラストに驚愕。物語として面白いのは「くちづけ」で、仕掛けとして面白かったのは「ナースコール」。
  • 2025年11月13日
    小説乃湯 お風呂小説アンソロジー
    江戸時代から現在に至るまでのお風呂が描かれた小説のアンソロジー。 特に好きだったのが 「ああ世は夢かサウナの汗か」辻真先 「秘湯中の秘湯」清水義範 「花も嵐も春のうち」長野まゆみ の3つ。 長野まゆみと辻真先はすっごく好きでこの人の本を別に買おうと思ったくらいハマった。 好みとは別に印象深いのは 「美少女」太宰治 「エロチック街道」筒井康隆 表現が美しい。性的なことを言っているのに嫌な感じがしない。そういう加減が上手い。 他にも温泉、お風呂に関する作品がたくさんあるのでお気に入りの作品を見つけてお風呂時間を楽しむとよし。 個人的に合わない作品を読むのが苦痛でアンソロジーは避けてきたけど新しい作家の試し読みと思えばすごくお得だと思う。
  • 2025年11月11日
    「好き」を言語化する技術
    最初は「ほとんど実践しているし、目新しい情報はないかな」と思っていたけど第5章あたりが特に勉強になった。 ①何を伝えたいか、どこに話を誘導したいか明確にする。 ②自分語りをする ここが今の自分には響いた。 よくレポートは結論から書け!と言われるけれど、結論がないと何を書くかが不明瞭になり書けないからなのだとわかった(当たり前だが)。結論から細分化して何がどう自分には良い/悪いのか考える、そのプロセスから中の文章が生まれる。 そして自分語りの話は、今まで自分語りは不要と思ってプレゼンやレポートを書いてきたからその方法は良いんだ!と驚いた。 今からブログを書く、もっと文章を書きたいだとか、言語化し始める人には良い本だと思う。例えもわかりやすい。
  • 2025年11月8日
    超訳 ブッダの言葉 エッセンシャル版 (ディスカヴァークラシック文庫シリーズ)
    何年か前に読んだのを定期的に読み直そうと思い再読、そして再読の必要性を感じた。というのも全く実践できていないことがわかったからだ。 元々怒りや自分をよく見せたいという感情をどうにかしたくてこういった本を読み始めたのだが、なかなかマインドを変えるのは難しい。変えようという意識も足りない。今後も読み返しては戒めとし、怒りや欲望を手放せるように精進したい。 小池龍之介さんの本は現代風にアレンジされて読みやすいのでおすすめ。
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