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森々
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@mori_hkz
毎月3冊読了を目標にしています。好きなジャンルはミステリとヒューマンドラマ。吉本ばなな、小川洋子、蝉谷めぐ実、多崎礼、ハン・ガン(敬称略)が好きです。新書や実用書もたまに読みます。感想は身から出たまま。
  • 2025年7月11日
    毒吐姫と星の石 完全版
    ボーイミーツガールや恋愛の話は苦手だけどこれはめちゃくちゃ面白かった。 恋愛以上に、人と誠実に向き合って信頼していくことや恨みや呪いを断ち切って未来に進めるかが話の中心で面白いし、キャラクターも初めから幸せな人はいなくて、みんな何かしらの覚悟を持って生きていたり何かに苦しめられていたりするから魅力的で心に響く。 最後はハッピーエンドで安心した。前作「ミミズクと夜の王」の話も出てくるので2回楽しめる。
  • 2025年7月8日
    午前0時の忘れもの
    死者が1時間だけ現世に戻ってくるというファンタジーに現実を生きる者への生きてほしいというメッセージが込められている優しい物語。 前を向き、進んでいく登場人物たちを他人事だとは思えない。
  • 2025年7月6日
    すべての、白いものたちの
    すべての、白いものたちの
    すごく好きだった。 とても美しく、身に沁みる文章だった。 闇や夜明けがこんなに穏やかで優しくて、雪がこんなに冷たく綺麗で儚くて、絹がこんなに柔らかい、実際に体で感じられるような作品だと思った。 生命の強さと死の儚さ、そこに残されたものたちの悔いと祈りが切実に記されている。
  • 2025年6月29日
    ヨシモトオノ
    ヨシモトオノ
    すごく好きな作品になった。 「光」と「最良の事故物件」が特に好き。 必ず訪れる大切な人との別れに対して、今までの幸福と今の幸福があれば生きていけるんだと感じた。死や別れがあって決して明るくない、でもうっすら光があってほの温かい物語。
  • 2025年6月29日
    引き出しに夕方をしまっておいた
    引き出しに夕方をしまっておいた
    死と苦しみが根底にあって、でも生きなければならないという生命力がとても強い文章だと思った。 仄暗く静かな雰囲気が大好き。 すべてを理解するのは難しいが、中でも『ヒョへ』『車椅子のダンス』が好きだった。
  • 2025年6月27日
    ミミズクと夜の王 完全版
    なんだこの幸せな物語……! ままならない壮絶な人生なのに心が暖かかくなり未来に希望しかない。
  • 2025年6月18日
    砂の女
    砂の女
    よくわからなかった が正直な感想 特殊な設定でも物語にすっと入り込めてそのまま違和感なく読み続けられ、砂の暑さや質感が感じられるのは文章力がすごいと思う。 ただメッセージ性の部分では自分には難しかった。 縛られていたことや元に戻ること自由の選択ではなくて、縛られるか元に戻るか選べることが本当の自由なのかな。
  • 2025年6月17日
    菜食主義者
    菜食主義者
    めちゃくちゃ面白かったけどずっと最悪だった……! 家族の軋轢や安心や信頼を得られない不安定な関係がずっと苦しい。 それなのにその泥沼が1番生命力に富んでいるように見える。 死に向かっているようでもそれが精神の自由を得ていて、最も「生きている」状態なのか……。
  • 2025年6月17日
    雪沼とその周辺
    好みだった。 雰囲気も死と生のテーマも好きで、特に大事件が起きるわけでもなく、登場人物たちの人生の岐路を静謐に描かれていてしっかり物語に没入できた。 短編の中でちょっとずつ物語が繋がっていて「雪沼」という地域とそこに生きる人々の輪郭がはっきりしてくる。
  • 2025年6月10日
    パズルと天気
    パズルと天気
    短編集で全部面白かった! 短編集だとこれは刺さらなかったな、というのが一つはありそうだけど全くなかった。 「イヌゲンソーゴ」はちょっとシュールだけどユーモラスで犬たちの戦いのシーンでは迫力があって良かった。 「透明ポーラーベア」「whether」では笑いを誘うのはさることながら感動する要素もあってかなり好きだった。 普段読書をしない人にもおすすめできる一冊だと思った。
  • 2025年6月6日
    赤と青とエスキース
    紆余曲折を経てまた繋がるご縁というものがあるんだなぁ 作中の「完璧な結婚」とはブーとレイ二人のこういう関係だったんだな 青山美智子作品の最後で伏線が綺麗に回収されるのがすごく気持ちが良い
  • 2025年6月3日
    君のクイズ
    「君のクイズ」という題名が最後まで読むとなるほどなーとなった。 この短さでクイズの仕組みやうんちくが多い中ちゃんと主人公のキャラクター性が確立されてるのはすごいと思う。
  • 2025年5月29日
    黒い家
    黒い家
    ホラーというよりサスペンスな感じがした。 中盤までは余裕だったけど終盤前になってすごくハラハラする。 こう見せかけてこう!みたいな書き方も面白かったし、保険制度への警鐘や希望もあってかなりボリュームがあった。 ただ自分は心霊系を予想していたので面食らった。
  • 2025年5月27日
    空港にて
    空港にて
    短編集でサクッと読めるし前に読んだ同著者の「トパーズ」より読みやすかった。 好きなのは表題作と「駅前にて」「クリスマス」。「カラオケルームにて」は誰が誰だかわからなくなってしまった……。「公園にて」はものすごく息が詰まる、登場人物たちの対比もあってちょっと嫌な気持ちになった。
  • 2025年5月6日
    「違うこと」をしないこと
    かなりスピリチュアルな内容で驚いたけど読んでいるうちに納得する。 自分の「なんか違う」気持ちに正直になって周り流されていないか、「違わない」選択肢はどれか模索すべき、「違う」選択肢を取り続けると悪循環にはまって抜け出せなくなると学んだ。
  • 2025年5月4日
    絵のない絵本
    絵のない絵本
    美しい文章から世界各地の美しい風景がありありと浮かぶ、まさに「絵のない絵本」だった。少しの読みにくさはあれど文も風景も美しく、子どもに対しての慈しみも深く読んでいて飽きない。
  • 2025年5月3日
    おいしいごはんが食べられますように
    「こんなにご飯が美味しくなさそうな本初めて」「すごくご飯が不味そうに感じる」という評判を得てから読むと、本当に美味しくなさそう。ご飯自体が美味しくないんじゃなくて、食べる側が心底苦痛なんだなとわかる文章だった。 二谷が理解できなくて怖い。芦川さんのことは好きだけど食事が苦痛、だと思って読んでも本当に芦川さんのことが好きなのか疑問が出てくるし好きならそこまでやる?ってところもある。 登場人物だと押尾さんに感情移入したけど、出てくる人みんなうっすら好きになれない。 「会社あるある」のような実生活にある登場人物の嫌な感じと距離感が共感できる本だった。
  • 2025年4月27日
    誰が勇者を殺したか 預言の章(2)
    最後のセリフがなんでアレじゃないんだ!?
  • 2025年4月22日
    幸せな家族
    幸せな家族
    これ本当に児童文学?? 登場人物たちの性質や想いがかなり悪質。小学生の語りで淡々と進んでいくからそんなに重く感じられないだけで随所に悪意が感じられる。 ただ犯人は途中でなんとなくわかるが真相は意外なものがあって、最後はなかなか後味が悪くて面白い。
  • 2025年4月19日
    誰が勇者を殺したか(1)
    最後の方はラノベっぽいなと思ったけどかなり楽しめた。 ちゃんと国の背景があって登場人物たちの苦悩があって、会話は多いがキャラクターだけが動いてない、ちゃんと物語自体が進んで謎が解決されている。 ラノベ苦手な人にもお勧めできると思う。
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