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森々
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@mori_hkz
毎月3冊読了が目標。 好きなジャンルはヒューマンドラマ。 よしもとばなな、小川洋子、蝉谷めぐ実、多崎礼、ハン・ガン、北沢陶、長野まゆみ、芥川龍之介、江戸川乱歩、谷崎潤一郎、マルセル・シュオッブが好き。
  • 2026年5月27日
    斜め45度の処世術
    笑う系の面白エッセイ。 小川哲は作品よりも作者のファンと言っても良いだろうの私はとても楽しみにいていた一冊。 例え話が豊富で面白く、どうやったらこんなにエピソードがでてくるんだと思った。幼い頃から物事を深く細かく見ることができる人なんだろうな。 漫画型と小説型の話で自分の作品がオチが面白くないと言っていて、私は3作しか読んだことがないが、その2作のオチについては微妙だったのでそのことかと苦笑い。 小川哲は「君が手にするはずだった黄金について」を超えるものがない。他も読もうと思う。
  • 2026年5月24日
    星のうた
    星にまつわる短歌集。 佐藤弓生「おびただしい星におびえる子もやがて覚えるだろう目の閉じ方を」 俵万智「愛することが追い詰めることになってゆくバスルームから星が見えるよ」 土門蘭「あの星は善いものいっぱいありました 海とか歌とか 恋とか時とか」 笹井宏之「この星に消灯時間がおとずれるときも手をつないでいましょうね」 井上法子「いつかこの世を振り切るために書き残す 僕らは星の面影を 死を」 が特に好きだった。
  • 2026年5月21日
    うたかたの娘
    思っていなかったくらいルッキズムの話だった。 ホラージャンルだけどむしろファンタジー。 人間の嫌な部分(歪んだ欲望、見下し、支配、嘘偽り、殺意)がたくさん。それらがルッキズムと人魚伝説に関わって面白かった。 ・「ブスが好き」ということほど強いルッキズムである ・皆が美人であったら性格や技量で魅力が決まり、根暗で仕事のできない私は結局美人になったところで生きるところは変わらない というところが厳しいけど納得した。
  • 2026年5月21日
    花檻の園
    花檻の園
    面白かった! 人間のドロドロした感情が体に生えた花という形で耽美に仕上がっているのがとても良かった。 どの設定も無駄がなくて最後に繋がっていくから読んでいてだれない。話も淡々と進んでいくから飽きない。 人怖のホラーは苦手だからこういう神や心霊がしっかりメインなホラーは好き。昔の大阪の匂いも感じられる良い本だと思う。
  • 2026年5月18日
    あなたの知らない耽美なる名画
    めちゃくちゃ面白かった! お恥ずかしながら知らない画家ばかりだったんだけど、その時代の背景含めて勉強になった。 ページをめくるごとに次はどんな美しい絵が出てくるのかとワクワクした。 ニンフや神をモチーフにした幻想絵画が好きかも。
  • 2026年5月14日
    鉱石倶楽部
    鉱石倶楽部
    鉱石の幻想文学だと思ったら長野まゆみの「美味しそうな鉱石」の感覚といつもの少年耽美ワールド全開な独特な作品だった。 一番最初の「葡萄狩り」の耽美さがすごくささった。
  • 2026年5月11日
    三日月少年漂流記
    幻想的で少年二人が少しの冒険をする長野まゆみワールドに浸れる本だった。地の文も美しくて良い。 「寒くなったら、夜天(そら)が落ちてきそうだ。」 「夜天が、星ぢゃないのか。」銅貨が訊き返すと、「夜天だよ。今にも留め金が外れて天井板のように落ちてきそうなほど凍ってる。」 ↑この文を読んで美しいのはもちろん、世界観が同著者の「少年アリス」だ!と思った。
  • 2026年5月7日
    新装版 デルフィニア戦記
    すごく面白かった! ファンタジー好きな人にはおすすめしたい。 今のところ魔法系よりは戦記もの。 キャラクターの軽口などセリフがとても自分に合っていてストレスがない。軽口もテンポが良く笑えるところもある。 やっぱりキャラクターが良い。みんな好きになる。女性が強いのがいいね。
  • 2026年5月6日
    アジア・トイレ紀行
    アジア・トイレ紀行
    声に出して笑ったし勉強になった。 アジア諸国のトイレ事情についての紀行集。 研究員の方々の書き方が面白いんだよな。自分も海外に行ってトイレに困った経験があるので共感したりこれは耐えられないなー!と思ったりして面白かった。 水洗の洋式トイレが国の繁栄や富の象徴であるという考え方はとても勉強になった。トイレから見る国の問題点(ジェンダーや衛生管理)がまとめられていて良かった。
  • 2026年5月6日
    黄金の軍鶏
    黄金の軍鶏
    すごくドキドキした。 運に恵まれてのし上がって人格すら変わった主人公の一生。 絶対そんな上手くいかないよーと思って読んでいていつこの幸運が終わるのかとずっとハラハラして読んでいた。 いい時も悪い時も淡々と進んで映画のような情景描写だった(実際に映画になっている)。 ラ・カポネーラが運の鍵になっていたのは妻を大切にしないといけませんよという寓意なのだろうか。
  • 2026年5月5日
    悪の華
    悪の華
    死や人間の暗い部分を書き表しているのに重苦しくならない独特な詩集だった。 全話通して燦然たる輝き(それが死であっても劇場的)だからかな? 女性に対しては深い憧憬が窺える。
  • 2026年5月4日
    読書について 他二篇
    読書について 他二篇
    全部が要点で頭が爆発する。 最初は難しいかなと思っていたけど理解できるようになってとても面白かった。 本の読み方、書き方はとても参考になり、ドイツ語の国語が危うい話はとても勉強になった。 著者がドイツ語に誇りを持っているのがわかる。 断言し痛烈に批判するところはあまりに清々しく笑ってしまった。
  • 2026年5月1日
    私が間違っているかもしれない
    私が間違っているかもしれない
    再読。 前読んだ時はよくある禅のルポルタージュかなぁと思っていたが、今朝突然自分の生活とこの本が深く結びついた。 特に「自分が間違っているかもしれない」という考え方。 他には自分の人生を信頼すること、不安は感情が作り出しているものでそれは完全な過去ではなく断片的なスケッチに過ぎない、感情と自分を分けて考える、心の苦しみは自分が生み出しているもの。 即納得することもあれば、この本のように心にずっと残ってある日突然理解することもある。読書の真髄を見た。
  • 2026年4月29日
    暗黒の瞬間
    暗黒の瞬間
    ヒューマンドラマミステリで好みだった! 被害者と加害者の人生で一番暗い時「暗黒の瞬間」を切り取った弁護士ミステリ。 一筋縄ではいかない弁護人たち、司法の穴、主人公エーファのキャラクター性などどれをとっても魅力的だった。 「生かしておく」「少年兵」「遺稿」「自白」が特に好きだった。「少年兵」と「遺稿」は繋がっているところがあるから合わせて面白い。「自白」がこの作品の大オチで、最後の最後まで含めてとても魅力的なキャラクターだと思う。 ただ短編集で、判決が出てからのどんでん返し!という展開が続くのであとのほうになるとどうせ悪いことが起きるんでしょう?と少しばかり飽きる。そこはヒューマンドラマの要素がカバーしてはくれるものの、やはり何回も続くとやっぱりなと新鮮みは薄れる。そこだけが難点だった。
  • 2026年4月28日
    海を吸う/庭に接ぐ
    これすごい。 ほとんど理解できなかったけど、生理的嫌悪がすごい。 母と娘、父と娘の関係性も側から見たら良いものではないが、それ以上に虫をすりつぶす、体の穴のメンテナンスをする、糞尿、血などの描写が気持ちが悪い。文章で五感を刺激するのは難しいと思うので上手いんだなぁと感嘆の声が出た。 「海を吸う」 母親が娘を管理したい人で、娘は嫌がってるわけではなく、むしろ母親のためになりたいと思っている?ただいっくんとの関係で体に穴を開けていて後ろめたく思っている?海とは心のこと?後ろめたいから心が重くなる??? 「庭に接ぐ」 娘視点だから明言がないけどこれ父親に性的暴行をされているのでは。娘の妊娠がわかって父親はおかしくなったのでは?大きいカミキリムシは父親ぽい。 逃げようとは最後になって思ったくらいであとはこの生活が続くのか嫌だなって感じだしこの関係がグロテスクだと思った。
  • 2026年4月23日
    まぶた
    まぶた
    あまりに死の気配が強くてびっくりした。 小川洋子の作品は死や別れが随所に感じられるのはいつものことだが、この作品はなかなかダイレクトにくる。 特に表題作は死ではないがどんどんダメな方へ進んでいくのが読んでいてわかる。でもどこかなんとかならないかと希望も持ってしまう……。 お料理教室は小川洋子の好きそうな女性が来たね。
  • 2026年4月23日
    みずうみ
    みずうみ
    恋愛小説ではあるけど、それ以上に死の存在が濃い。死から再生できるか、生を繋ぎ止められるかがメインのように思えた。 最後のこんなの恋愛じゃない、ボランティアだ、の主人公セリフが面白い。ここは女が泣くところだろう、と。
  • 2026年4月20日
    増補新版 韓国文学の中心にあるもの
    これすごく面白かった! 文学から見る朝鮮半島の戦争、事件、ジェンダー史だった。とても勉強になる。 朝鮮戦争に関係するその時代の日本の在り方や日本文学についても言及があってとても良かった。 韓国文学にハマっているので読んでいる作品に関してとても共感して、読みたくなった作品は歴史的背景や文学の根底を知ることでさらに深く読むことができる。 韓国カルチャーに興味を持ったら一度は読む方がいいかも?と思う一冊だった。
  • 2026年4月18日
    わたしたちが光の速さで進めないなら
    わたしたちが光の速さで進めないなら
    また好きな作家が増えた。 短編集の全編が好きだった。 読みやすいSFに深いヒューマンドラマ。主にヒューマンドラマがメインだと思う。 人間、というか生物の意思、望み、愛が織りなすドラマは必見。 主人公は女性が多く、みんな芯があって強く目的に進んでいく力がある。社会問題も間に挟まれるが(地域分断・女性蔑視など)、それに立ち向かう静かな意思が随所に感じられる。 【スペクトラム】 「こう書いてあるわ」 祖母はそのくだりになると、いつもふっと微笑んだ。 「それは素晴らしく、美しい生物だ」 【わたしたちが光の速さで進めないなら】 「私たちが光の速さで進めないのなら、同じ宇宙にいることに、一体、何の意味があるだろう?私たちがいくら宇宙を開拓して、人類の外縁を押し広げていったとしても、そこにいつも、こうして取り残される人々が新たに生まれるのだとしたら」 「私たちは宇宙に存在する孤独の総量をどんどん増やしていくだけなんじゃないか」
  • 2026年4月17日
    真夏の夜の夢
    真夏の夜の夢
    情熱の恋愛物語だと思って読んだら違うぞ!? 昔よりシェイクスピアが楽しめるようになってきて嬉しい。
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