Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
森々
森々
森々
@mori_hkz
毎月3冊読了を目標にしています。 好きなジャンルはヒューマンドラマ。苦手なジャンルはロマンス。 よしもとばなな、小川洋子、蝉谷めぐ実、多崎礼、ハン・ガン、ソン・ウォンピョン、長野まゆみ、芥川龍之介、江戸川乱歩、マルセル・シュオッブが好きです。 脳内整理のための感想です。
  • 2026年4月10日
    大英自然史博物館 珍鳥標本盗難事件
    大英自然史博物館 珍鳥標本盗難事件
    自分にはまだ早かった。 いまいち興味が持てず。前半のアルフレッド・ラッセル・ウォレスの研究は面白かった。 また時期をおいて読んだら面白いかも。
  • 2026年4月10日
    ユゴー詩集
    ユゴー詩集
    美しく心に問いかけるような表現が素晴らしい。植物や海や空は心から好いているのがわかる。 「死神」「オランピオの悲しみ」「心安まる光景」「ああ!君が、若者、老人、金持ち、賢者のいずれかであれ」「鼓手の許婚」が特に好きだった。 その時代の歴史や宗教には全く明るくないが、それはそれとして楽しめた。 ナポレオンを痛烈に批判しているところは、自分も何かをこれくらい優雅で痛烈に訴えたいと思った。
  • 2026年4月9日
    〈本の姫〉は謳う 1
    世界観が複雑で、しっかり作り込まれているからとてもワクワクするファンタジー。 ファンタジー好きにはおすすめしたい。 レーエンデ国物語と煌夜祭を読んだあとだとキャラクターの台詞が軽めで、困難が起きても割と難なく解決するという印象があって少し物足りなく感じる。 しかし広大な大陸と本の仕組みは細部まで作り上げられていてとても面白く、天使時代の誰かの記憶や主人公の目の謎はこれからどうなるのかとドキドキする。 最終巻までの旅を楽しみたい。
  • 2026年4月8日
    10ふしぎな話
    10ふしぎな話
    児童向け文豪アンソロジー。 芥川龍之介と谷崎潤一郎はやっぱり好きだ。 芥川龍之介の「魔術」は魔術が使えるようになったと見せかけて!?の人間の強欲さを表していて面白かった。 谷崎潤一郎の「秘密」は男の身勝手さと情欲を感じ、知らないことこそ楽しみがある、話をグイグイ読ませる力がある。 三島由紀夫と星新一は初めて読んだんだけれどすごく面白かった。 星新一「おーい でてこい」お化け系の話かと思ったらその怖さじゃなくて現実の怖さだった。短いのにグッと物語に入り込める。 三島由紀夫「美神」最後がすごいな。表現の美しさはよく聞いていたから納得。 川端康成の「化粧」と中島敦の「名人伝」はラストにインパクトがあった。面白い。
  • 2026年4月6日
    ピアッシング
    アブノーマルな世界と幼児期のトラウマによる精神の不安定さが最後までドキドキする。 ちゃんと話し合えば仲良くなれそうな二人な気もするんだが……。 アキレス腱を切るのを想像していたが結果そうならないのがW主人公のドラマとして良い。 こんな希望とは真反対なような人たちの話なのに「自分でその痛みを選び受け入れて、その結果、美しいものが体に残れば、人間は強くなれる。」という文があって驚き美しいと思った。
  • 2026年4月5日
    回復する人間
    回復する人間
    "回復するには痛みを伴う"なるほど。 「エウロパ」は二人の唯一無二の関係とそれが長くは続かないところが良かった。歌も素敵。 「外に出る以外、道がない。それがわかったとき、もうお葬式は終わったと思ったの。これ以上、お葬式をやってるみたいで、生き方ができないってわかったんだ。もちろん私はまだ人が信じられないし、この世界も信じてないよ。だけど、自分自身を信じないことに比べたら、そんな幻滅は何でもないと思う。」 「青い石」恋愛物語で、私はロマンスが苦手だけどこれは本当に良かった。お互い想いあっているのに激情に駆られていないところが。 「すべての絵が自画像なら、木の絵は人間が描き得る1番静かな自画像だという思いも、その時ちらりとよぎりました。」 「左手」どんどん悪くなる状況にやめてくれーって思いながら読んでいた。他の作品が希望のある終わり方をしているのにこれだけ異色。 「火とかげ」大ボリューム!もっとも希望のある終わり方をしている気がする。人の嫌な距離感がうますぎる。
  • 2026年4月4日
    続 遠慮深いうたた寝
    小川洋子のエッセイ2巻。 どんな平凡な日常でも優しく穏やかに感じる。細やかな目線とで丁寧な表現が好きだ。でもそのどこにでも死の気配が纏っていてこれが小川洋子作品の不安定さなんだと気づく。 「現実で、いくら袋小路迷い込み、行き詰まっていても、本のページさえめくれば、広大な世界が開ける。そこには、窮地から脱出するための心躍る冒険があり、究極の愛が潜む、死の気配に満ちた静けさがある。取り返しがつかないはずの過ちを、許すための方法がある。生かされている世界は、自分が考えるよりずっと奥深いのだと気づかされる。」
  • 2026年4月1日
    黒猫・アッシャー家の崩壊
    黒猫・アッシャー家の崩壊
    自分には難しいけれど、文章が美しく、ゴシックな雰囲気が好き。 黒猫と赤き死の仮面はなんとなく内容は知っていて、本文をしっかり読むと物語の展開の仕方が面白いなと思った。そこにあるメッセージ性についてはあまり読み取れていない。 落とし穴と振り子は最初どんな状況かよくわかっていなかったが、わかった瞬間すごく興奮した。 ウィリアム・ウィルソンは特に好きだった。幻想小説のような感じがして。 アッシャー家の崩壊はそこに住む人と家の崩壊を絡めているのが面白かった。 アッシャー家の崩壊で出てくる詩「魔の宮殿」はあまり理解できていないが、表現が美しく、アッシャー家の栄枯盛衰が語られているようでとても好き。 落とし穴と振り子の一文で好きなところ「希望があるからこそ、神経が震えるのであり、全身がおじ気づくのだ。そう希望こそが、希望こそが、拷問台においても、勝利を収め、異端審問の地下牢においてすら死刑囚へ囁きかけるのだ。」
  • 2026年3月29日
    愛の絵
    愛の絵
    浅く広く知識が学べて良かった。 クリムトの「接吻」とマルスとヴィーナスの解説が特に面白かった。 ジョセフ=アーニョロ・ブロンズィーノの「愛の寓意」は解説を読んだらすごく興味深く、美術館でも全ての作品に対しそれくらいの知識を持って鑑賞したいと思った。 古今東西、昔の人は恋に命懸けだなぁ。 エドワード・ロバート・ヒューズの「星たちを引き連れた夜」を初めて知ってとても美しくて気に入った。そしてその元となったウィリアム・アーネスト・ヘンリーの書いた詩「マルガリータソロリ」は辞世の詩にしたいくらい美しく大胆な幕引きだった。
  • 2026年3月28日
    奇妙でフシギな話ばかり
    奇妙でフシギな話ばかり
    面白かった! 短編集でもぎっちり世界が構成されている。 「首を脇に抱えて」死者が町や人々を救い死に戻る。力ではなく、死そのものを脅威として戦争をやめさせるのが面白い。 「血の言葉」アジアン?マヤ文明?ぽい雰囲気と、血を飲んで予言を得るというところが好みだった。 「群れを継ぐ」オオカミの謎と自分の必要とされる場所を選べたところが素敵。月光の美しさが想像できる。 この三遍が特に好きだった。
  • 2026年3月26日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    なるほどな〜 ラストが良かったなぁ 読みやすいって聞いていて、訳は本当に読みやすいんだけど理科的知識が皆無だからそこだけ難しかった。 ロッキーが好き。 主人公も冷静で頭が良くて陽気な感じがするから変にストレスを感じなくて良かった。 SFが苦手なのかも?面白かったけど自分はそこまでハマらなかったな。ロッキーとの友情は本当に良かった。
  • 2026年3月26日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    科学の知識が全くないためその辺りは難しかったが、ロッキーが出てきてから夢中で読んだ。 主人公の性格が良くて読んでいて楽しい。 下巻が気になる。
  • 2026年3月23日
    ルマールの偽伯爵 ヤースレリア大陸物語(1)
    思っていたより本が薄くて驚いた。 短い話の中に何を幸せとするか、友情、謀略、忠誠、出自の謎などファンタジーに必要な要素が詰め込まれている。 手軽にファンタジーを楽しみたい人には良いと思う。 キャラクターが良く、会話もテンポが良いし皆わきまえがあって頭も良いからストレスがない。 個人としては話がさくさく進みすぎて満足のいく質量ではなかったことと、主人公の出自について想像の域を出なかったことが少し残念に思う。 本自体が薄く短いので展開の速さは仕方ないところではある。
  • 2026年3月23日
    ブラフマンの埋葬
    田舎の風景が美しく、不思議生物ブラフマンとのひと時が目に浮かぶような臨場感と瑞々しさがある。 僕と彫刻師との会話が好きで、僕がオリーブを喉に詰めらせた場面が特に好き。 風景も綺麗で木の幹の穴を唇と表現するところが綺麗だと思った。 雑貨屋の娘がこの作品の不安定材料になっていると思っていて、雑貨屋の娘を優先したからブラフマンが死んだのではないか。ブラフマンとはそれだけ立場上繊細な存在だったのでは。ブラフマンは主人公にとって明らかに大切な存在で、それを仄かな恋情によって失った。気持ちの気まぐれが起こした最悪の事態であり、両方いっぺんも手に入れることはできない暗喩?(そもそも娘には想う相手がいるから手に入れることはできないので両方失ったともいえる) 最後にレース編みの老婆が悼んでくれていて良かった。
  • 2026年3月22日
    魔法使いのお留守番 ヒムカ国編
    いやー面白かった! 最初の武士二人、脈絡のないギャグでほんわかするシーンかと思ったらラストに繋がっていたのにはすごく興奮した。妖精王の登場も無駄がなくて読んでいて物語として面白いと思う。 さらに深まる家族の絆。キサラとヒマワリがクロをめぐって争っているシーンが好きだった。 この物語のどこが好きって、固い同性同士の絆とキャラクターとどこか日本を思わせるしっかりしたハイファンタジーの世界観。 特にヒマワリの性格が正統派主人公ではないから好き。熱血であったり善良で真っ直ぐであったり、というわけではなく、賢くサッパリとして時には非情で冷酷な顔を覗かせるから優しい絆の物語に対して毒があり、それがスパイスになってより一層魅力的になる。
  • 2026年3月21日
    本を読む本
    本を読む本
    点検読書や分析読書について、もっと学生時代に知っておけば論文やレポートが書きやすかっただろうになぁと思った。 戯曲や抒情詩の楽しみ方も少し触れていて参考になった。シェイクスピアは興味あるものの楽しみ方がわからなかったからちょうど良い。 小説の楽しみ方にも触れていたが(学術書の読み方を踏まえて)、読む人だけでなく、書く人も参考になる部分があるんじゃないかと思う。
  • 2026年3月20日
    曾根崎心中
    曾根崎心中
    角田さんの作品は初めて読んだんだが、女の情念を描くのが上手すぎないか? 情熱があってみずみずしい女心に引き込まれる。 元々曾根崎心中が好きで歌舞伎や文楽は観てきたが、文章にするとこうなるのかと観るのとは違う楽しみ方ができて良かった。 足のシーンから心中のラストまでの熱中ぷりは観てるよりすごかったかも。
  • 2026年3月19日
    黄金仮面の王
    黄金仮面の王
    すごく好きだった。 短編集だから内容は薄いのでは?と思っていたが、世界観やメッセージ性が濃密で飽きない。 西洋の神話には疎くダンテについてもそこまで知らないのでその辺りは読むのが難しかったが読めないということはなかった。 風景や物の詳細や風景の美しさや恐ろしさを楽しむのも良いと思う。 最初の話「地上の大火」は終末世界の話だが出始めの文が 「これまで世界を導いてきた信仰が、最後の力を振り絞ったが、ついに立て直すことができなかった。新たな預言者が登場しては、無為に消えていった。人の意思の謎は無理矢理解き明かされたが、それも無意味だった。もうそれは重要ではなかったのだ。意思と言うものが世界からなくなりかけていたのだから。あらゆる生き物の活力が今尽きようとしていた。未来の宗教を作るための全身全霊の努力も、身を結ぶ事はなく、人は自己本位の感覚のうちに安穏として埋没した。情動の紛失は、いかなるものでも認められた。」 で、これ今の世界にも当てはまるのでは?と思い震えた。 好きな話は「地上の大火」「黄金仮面の王」「ペスト」「顔無し」「木の星」「列車〇八一」「贋顔団」「運命を負った娘」 「顔無し」は江戸川乱歩の「芋虫」にも共通するような感じがした。 幻想文学とあるからファンタジーかと思っていたが、ファンタジーよりは現実よりで、現実よりかは不思議で知らない世界の話だった。
  • 2026年3月14日
    コナン・ドイル伝 ホームズよりも事件を呼ぶ男
    コナン・ドイルの作品について、著者本人を知ることでさらに興味が湧く。 自身は心霊主義者であるのに、作品のホームズは反心霊主義であったのは作家として、エンターテイメントをよくわかっていてこれが才能かと思った。 内容はドイルを通してみるイギリス史がほとんどなので歴史に明るくない自分にはとても勉強になった。 ホームズシリーズは全部揃えたから楽しみ。ロストワールドは知らなかったので読んでみよう。
  • 2026年3月12日
    英国幻視の少年たち1
    普段ハイファンタジーを好んでいるけどこれはとても面白いローファンタジーだった。 特に全体的な台詞とカイの理性的で大人びたところが良い。エドとランスの応酬とか、淡々としているのに遠回しの嫌味でクスッとくる。 キャラクターも良い。カイのスカッとしたキャラクター性で秘密主義で嫌味の多い台詞でも読んでいて辛くならない。 そのキャラクターの中でスーやはんぺん、シンシアのような純粋無垢なキャラクターが登場するからバランスが取れている。 ファンタジーも生活に馴染んだ不思議で、イギリスという国自体がおとぎの国のような面白さがある。
読み込み中...