エレジーは流れない (双葉文庫)

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K野@knocano2026年3月31日買った読み終わった感想少し鄙びた温泉街のさらに萎びたお土産屋で母と二人暮らす高校生の怜。ほどほどの成績で連む仲間もいるごく普通の17歳だが一つだけ、毎月一度一週間、もう一人の母の家で暮らすという特殊な事情を持つ。 どちらが本当の母なのか、どちらの家にもいない父は誰でどうしたのかという疑問を問えないまま。 その頃、街の閑散とした博物館では縄文土器の盗難被害が出ていて… めちゃくちゃまったりとした青春小説だけどさすが三浦しをん、何度もハッとするフレーズが出て来て読み終わる頃にはこの世界へのたまらない愛しさが込み上げる。 夢も目標もなくてもいいじゃないか、穏やかに暮らしたいだけだ。でも実際には細々心乱されることは起きる。これまで生きて来た無数の人たちもきっとそうだったんだろうと気づいた主人公の「勇気満タンで迷子になるみたいな気持ち」がなんだかすごく良く分かった









