

K野
@knocano
ブルスコでやってた読書記録を2026年からこちらにしてみようかと。SF好きだけど色々読みます
- 2026年6月13日
謎の香りはパン屋から土屋うさぎ借りてきた読み終わった感想漫画化志望の大学一年生、小春がバイトをするパン屋を舞台に従業員や客のパンにまつわる小さな謎を解いていく短編集。 全体的に児童小説っぽいやわらかい本で読みやすかった。事件未満の小さな謎を解いていく話は好きなジャンルなんだけど、登場人物のクセが強め…というかすごく個々に自由で噛み合ってる…?かな?という戸惑いがありちょっとハマらなかったかも。 - 2026年6月12日
明日は、いずこの空の下上橋菜穂子気になる - 2026年6月10日
追想五断章米澤穂信気になる - 2026年6月10日
- 2026年6月7日
世界99 下村田沙耶香借りてきた読み終わった感想「私は、いつも目の前のコミュニティや個人の空気の動きや顔の筋肉の反応に対応しているだけで、その向こうにある「社会」は、「恵まれた人」が私たちのために頑張って運営している、透明な城だった。私はそこに行く必要はなかったし、考える必要もなかった」 世界に「リセット」が起きた。しかし混乱は数年で落ち着き、再生後には悍ましい事実が日常とされるようになっていった。 世界は生まれつき優秀なラロロリン人を中心とした一部の「恵まれた人」、恵まれた人に感謝し批判や怒りなどの汚い言葉は使わず生きる大部分の「クリーンな人」、そして未だリセット後の世界に対応できず世界の間違いを駅前などで声高に叫ぶ「かわいそうな人」の三種の人間とピョコルンで構成されるようになった。 …読んだ。読み終わりました。 上巻の間は起きることにいちいち衝撃を受けてキツくてたまらなかったけど、下巻は悍ましさが日常となっていてひたすらしんどった。 途中からこの話がどういうオチになるのか以上に、この話がどういう視点で描かれているのかの方が気になってたまらなかったので読了後にいくつかの作者インタビューを読んだ。 この話が作者の経験やこの世界への怒りや絶望から描かれたものなのか、俯瞰した視点からの冷笑なのかで大きく変わると感じたので…。 結果、ある程度前者だけれど後者の要素も無くもないのかな…冷笑とは少し違うけれど世界や人のありようへの興味というか。それが悪いことというわけではないし一つ一つ命を削って書かれたものだとも感じるけれど、ただ読み終えて残ったのは圧倒的な疲労と胸苦しさで、読んでよかったという気持ちにはなれなかった… - 2026年6月6日
波の子どもたちチョン・スユン,斎藤真理子気になる - 2026年6月6日
世界99 上村田沙耶香借りてきた読み終わった感想空子は決まった性格の無い少女。 周りの期待や相手に合わせてその場その場で作った自分で過ごしてきた。 自立できる気がしなかったので自分の中で「恋愛アルバイト」と称した男(恋人)への奉仕で生きていくしか無いと思っていた。 世界にはラロロリン人という確率で生まれる人種がおり、一般人より優秀と言われる彼らは畏怖と同時に差別の対象になっている。 また高価なペットのピョコルンはただの愛玩動物から徐々に役割を増やしていき、女が担っていたものを肩代わりする存在へと変化していった 最初の100p読んだところでもうあまりの嫌悪感に読むのをやめようと思った。 ただ、以前酷い犯罪の小説を読んだ時もそうだったけどあまりに酷いと「この酷い出来事を早く抜け出したい」の気持ちでやたらハイスピードで読んでしまうことがあり、これも100pの山を超えた後はそれだった。もちろん文章がものすごく読みやすいのもあるけど。 デフォルメされているようであまりにも良く知る現実が容赦なく露悪的に描かれてて本当に気持ち悪くて… いまはディストピアを楽しめるような現実では無いというのもあるけれど。 それにしたってよくもここまで「最悪」を描けるな…と上巻の終わりで気が遠くなった。 一応下巻も最後まで読む予定です… - 2026年6月1日
深夜0時の司書見習い(1)近江泉美気になる - 2026年5月30日
沢村貞子の献立 料理・飯島奈美2沢村貞子,飯島奈美,齋藤圭吾借りてきた読み終わった実際作りたくなるメニューはいくつかだけなんだけど貞子さんのレシピも飯塚さんの料理も丁寧だなぁと感じて眺めているだけで豊かな心地になる - 2026年5月29日
シミズくんとヤマウチくん山内尚,清水えす子読み終わった買った感想漫画家の山内尚さんと精神科医でエッセイストの清水えす子さんの共作本。 漫画部分はふたりの生まれた時に割り当てられた性別を反転させた架空のふたり、シミズくんとヤマウチくんの生活を想像した話が描かれる。 この「反転した2人」というのがクィアが親類などに対してパートナーの存在を説明する時に生み出した非実在の存在、という複雑な気持ちになる設定なのだけれど、この本全体は作者のお二人が目指した通りとても可愛くて優しい。 文章のエッセイ部分は実際のお二人の日常だけれど服へのこだわりたっぷりの悲喜交々の様子がなんとも愛らしい。 それでいてハッとする表現もあちこちに散りばめられている。 たとえば「ロールモデル」について。 「皆のためのわかりやすい灯台にならずとも、気まぐれな街燈や民家にあるちぐはぐなシャンデリアや道行く懐っこい鬼火になって両手を広げて届くくらいの範囲でも照らしたら、孤独感と絶望に張り詰めた誰かのまなじりをふっと緩ませることができるかもしれない」 こんなじわっと沁みる言葉がそれこそ街燈のようにぽつぽつ現れる。 読み終えたけれど時折手にとって読み返したくなる大切な一冊になった。 - 2026年5月29日
プラハの古本屋千野栄一気になる - 2026年5月27日
死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから 1 (※ただし好感度はゼロ)六つ花えいこ,白川蟻ん,秋鹿ユギリ読み終わった買った感想魔法学校に通うオリアナは卒業間近の春のある日、待ち合わせ場所で眠るように死ぬ恋人の姿を見た直後、自らも意識を失くして気づけば7歳の姿に戻っていた。 二度目の人生は恋人のヴィンセントを死なせない、そう誓って魔法学校に入学したが再会したヴィンセントはオリアナとの一度目の人生のことを覚えていなかった たまたまSNSでセールのお知らせを見かけて表紙絵が素敵だなぁと試し読みして気になったので既刊の7巻までを一気買い。 原作はなろう小説のようですが、少女漫画育ちの心を見事に撃ち抜く作品でした(講談社漫画賞少女部門おめでとうございます)。 タイトル通りの状況だけどオリアナがめげずにヴィンセントに関わっていく(死なないよう見張る目的でもあり)ので切なすぎることはないし、かといって図々しくもならない匙加減が絶妙で本当に可愛くて応援したくなる主人公。 なのでだんだんそんなオリアナの魅力にクラクラになっていくヴィンセントに「わかるよ…」の気持ちになってしまう。 まだもどかしい展開が続きそうだけどそれがむしろ楽しみ - 2026年5月21日
翠雨の人伊与原新借りてきた読み終わった感想大正9年生まれの猿橋勝子は幼い頃から「雨とはなんだろう、なぜ降るのだろう」など世界の現象への深い興味を持っていた。 女学校を卒業し無難に就職したあとも科学への思いが止まず、遅ればせでの進学を果たす。 研究を経て中央気象台での勤務のなかで戦禍を経験した勝子はやがて欧米ソの水爆実験の影響の放射能汚染研究に身を捧げていく 伊与原さんの本を読むといつも、真の知性を持つ人はその根底に善性を持って合理的な選択をするものなのだろうと強く信じられて希望が湧く。 話の中に苦労はあってもエグい理不尽な悪意がほぼ見当たらない世界なので…アンディ・ウィアー作品を読む時の感覚に近いけど、たとえ困難があってもせめてこうあれよ、世界…!と言う思いでいっぱいになってしまう。 しかし今作は三分の二ほど読んだところで検索したら主人公の猿橋勝子さんが実在の人物だと知って衝撃を受けた。 面白いけど…!それは間違いないけど研究結果などの事実はともかく猿橋さんがどんな思いでいたかなどは想像によるフィクションなわけで…。実在した人の心を勝手に描いていいんだろうか、どんな感情でよめば…?と戸惑った。 ただそれも最後まで読み終えた時、敢えてこれを書いたのは大きなリスペクトと祈りなのかな…?この偉大な、偉大過ぎて利他に近い人生を送った人への。と感じた - 2026年5月17日
ガラスの街ポール・オースター,柴田元幸気になる - 2026年5月16日
友達になった人気者が、人間じゃなかった話夏越リイユ気になる - 2026年5月16日
さよならジャバウォック伊坂幸太郎借りてきた読み終わった感想帯の通り、主人公の一人である主婦の量子がモラハラを超えて暴力を振るってきた夫を勢いで殺してしまったところから話が始まる。 謎の男女、ジャバウォックという不思議な現象、並行して語られる炎上引退したある歌手とそのマネージャーの様子。 伊坂幸太郎らしい奇想天外さと伏線の巻き取られていく面白さはあるものの、これまで読んだ話に比べると終盤のバタバタ感が強くてあまり爽快にはなれなかった。 最後まで読んで多少意図に気づいたけどやけにAIだのNPCだのを連呼されるのも引っかかってしまった。 - 2026年5月9日
ワンルームから宇宙をのぞく久保勇貴気になる - 2026年5月6日
ブレイクショットの軌跡逢坂冬馬借りてきた読み終わった感想自動車期間工の昴は勤務の最終日、同僚が作業中のSUV車「ブレイクショット」の内部に余分のボトルを落とすのを目撃したが、言い出せないうちに作業終了の時間が来てしまう。 ハゲタカファンドの副社長の新車、善良な板金工がようやく中古で迎えたマイカー、悪徳不動産の社用車、紛争地域で改造された軍用車…章ごとの主人公の周りに現れる「ブレイクショット」と、彼らを取り巻く出来事が大きなうねりになっていく。 …いやめちゃくちゃ面白かった…!舞台はコロナ禍前後、本の発行は昨年3月だけど2026年春にあまりにもマッチした内容でゾッとするほどだった。 このミス6位だったし確かに後口として良質ミステリを読んだような満足感なんだけどとにかく人間ドラマとしての凄まじさに打たれた。 伏線が一つ巻かれる度に「ありがとう…!そこ気になってた…!」の気持ちが次々湧いてくる後半の快感がすごかった。はー…いいものを読んだ - 2026年5月6日
今夜、喫茶マチカネで増山実気になる - 2026年5月3日
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