夜明け前のセレスティーノ

夜明け前のセレスティーノ
夜明け前のセレスティーノ
レイナルド・アレナス
Reinald Arenas
安藤哲行
国書刊行会
2002年4月1日
2件の記録
  • 凄い小説。 どこまでも浮遊していく儚い詩情と、迫害に負けず生き抜こうとする、少年の原始的な生命力が両者卓越している。 実験文学として見られかねない筆致もあるが、それは安易なパフォーマンスではない。アレナス自身が血を滲ませて獲得した文体だという必然性を感じる。 無力な人間が、想像力を駆使して悪に、現実に立ち向かう。その小さな反抗のひたむきさを、偉大なフィクション=本書で援護するアレナスは、本当に格好良い作家だ。90点。
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