
トルソー
@spq88
2026年2月19日
グミ・チョコレート・パイン チョコ編
大槻ケンヂ,
江口寿史
読み終わった
すこし露悪的というか、内省的な方向に向かってゆく。ケラケラ笑える軽さは残りつつも、ところどころで何者でもない俺を刺してくる。
グミ編の焦点人物は基本的に賢三だけだったが、チョコ編では美甘子にも焦点が当たるので、賢三がひとり「俺は美甘子にとってたわいないやつでしかないのでは」と想像して悶々としている一方で、哀しき事実を知っている読者の側は「せやねん......」となる。その情報量の差がアイロニーを生んでいる。つまるところ、グミ編に比べてチョコ編の方が大槻ケンヂの冷たさというか、サドでありマゾであるところが出てきている。