

トルソー
@spq88
- 2025年12月30日
- 2025年12月17日
- 2025年12月13日
- 2025年12月11日
イン・ザ・プール奥田英朗読み終わった医者の伊良部が、自己中心的で子供っぽくアホな感じであるものの、たまに芯を食ったことを言うキャラクターとして造形されているが、まさしくこの小説自体がその伊良部のように、ケラケラ笑いながら読めつつもふと自分の人生なり生活を省みさせられてしまうものになっている。 - 2025年12月10日
ソフィーガイ・バート,黒原敏行読み終わった過去についての独白と現在における対話、ふたつの形式と視点での謎の絡み合いはDNAのように螺旋を描き幻想的な怪物を生み出す。つまり、ミステリというかサスペンスとしておもしろい。 だけでなく、回想される子供時代の描かれ方が素晴らしく、訳者があとがきで述べているように中勘助『銀の匙』を彷彿とさせる。さらに作品を足すなら、三浦綾子『塩狩峠』やプルースト『失われた時を求めて』の子供時代、あるいはミルハウザー『エドウィン・マルハウス』。子供の目から見た世界が好きな人にとっては、謎うんぬんを措いても楽しい読書体験になると思う。 ちなみに、謎に対する解が最後まで明示されないタイプの小説なので、いまひたすら悶々としている。 - 2025年11月26日
- 2025年11月19日
- 2025年10月1日
方舟夕木春央読み終わったう〜ん......ぼくが対象読者ではなかったということにしておこう。 と思っていたが、あらためて思い返してみると動機よりトリック(とロジック)の方が大切だと登場人物たちも読者も思っていたうえで実は動機こそが大事だったんです、という反転はおもしろい気がしてきた。 - 2025年9月19日
- 2025年9月6日
- 2025年8月27日
- 2025年8月25日
晴天の迷いクジラ窪美澄読み終わった窪美澄に出てくるダメな男のダメなところに思い当たる節が多すぎて読んでいて辛くなってしまう。と思っていたらふと寄り添ってくれて泣き。 窪美澄が長編を書くとこうなるのか。4章立てで1から3章はそれぞれで視点人物が固定されているが4章はその3人の視点が入り乱れる。入り乱れるのに読み分けられるのがまずすごい。加えて、読者と視点人物との間で情報の差が生まれるので、もどかしい気持ちを抱きつつ、しかし実際そうだよなという気持ちにもなる。人の気持ちって分からん。やはり窪美澄は小説が上手い。 - 2025年8月22日
- 2025年8月13日
- 2025年8月6日
一九八四年新訳版ジョージ・オーウェル,高橋和久読み終わったしかし君、恋は罪悪ですよ。しかし君、ゆえに手放してはならんのです。 それはそうと、今度から文学研究の何が役に立つねんと聞かれたら黙ってこの本を差し出そうと思う。 - 2025年7月16日
ふがいない僕は空を見た窪美澄読み終わった男子高校生が人妻と不倫する話、ぐらいの前情報で読みはじめたらびっくりした。連作短編という形式における最高傑作。性と生を見事に繋いでいく。 文庫版に付された重松清の解説もとても良い。 - 2025年7月6日
- 2025年6月15日
- 2025年6月3日
- 2025年6月1日
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