
きらた
@kirata
2026年3月4日

カタコンベ
神山裕右
読み終わった
― その男は悔やんでも悔やみきれない過去を持っていた ー
大雨による崩落で洞窟内に閉じ込められた調査隊
洞窟が水没するまで凡そ5時間
皆が手をこまねく中、ある可能性に掛けて、贖罪の十字架を背負った男が単身救助に向かった
しかし、合流した洞窟内には殺人者が潜んでいた
極限状態の中、なぜ殺人は起きるのか、犯人は誰なのか
未踏の洞窟内で水没の恐怖と殺人者の魔の手が迫る、タイムリミット+冒険ミステリ
‥って感じでしょうか?
乱歩賞受賞作との事で、ミステリ要素を期待して手に取りましたが、蓋を開けてみれば期待した内容とは違い、圧巻のサスペンス作品
幾つかの事件や事故が語られ、最後はひとつに収束して行くとのミステリ作品でもありますが‥
ちょっと色々詰め込みすぎてる気にもなりますが、“あ、そこもちゃんと回収するんだ‥!”との感じで、話としての纏まりは良いし、最初から最後まで手に汗握る感覚で読み進められました
作者はダイバー等の経験があるのだろうと思いながら読んでいましたが、そうではなかったらしい
びっくり(✽ ゚д゚ ✽)!!
冒険ミステリ小説と言うよりは、ミステリ要素がある冒険小説、と言った感じになると思いますが、閉鎖空間の息苦しさや怖さも感じられる良質な作品だと思いました


