オーカド珈琲 "十戒" 2026年3月5日

十戒
十戒
夕木春央
『方舟』の衝撃を頭の片隅に置いて読み進める。 多分この人が犯人だ。でもこういうパターンもあるかもしれない。 などと考えていると、終盤に大きなヒントが転がっており、その後は思った通りの展開…… さぞつまらなかったと思うでしょう? いえいえ、本書の魅力はそこではありません。『方舟』履修済みの読者が犯人当てに気を取られる中、実は「誰が?」の先にある「じゃあ、なぜ?」が効いてくる。 『方舟』が一回限りのびっくり箱なら、『十戒』はもう一度読み返さずにはいられないエンターテイメントでした。
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