
LUCiA
@gogo
2026年3月8日

ピノッキオの冒険: 新訳 (角川文庫 コ 14-1)
カルロ・コッローディ
読み終わった
いっきに読んだ。意外だった。いい話だった。
ピノキオと言うとディズニーの愛らしい絵柄しか知らなかったし、ウソをつくと鼻が伸びる、くらいしかストーリーも頭に残っていなかったけど、実際は「ピノッキオ」だし、当初の挿絵は全然可愛くないし、ほんとどうしようもない悪童だし。
まず、結構思ってたより相当話が長い。イタリア語原文をProject Gutenberg(アメリカ版青空文庫みたいなやつ)で読んでみようとしたら、思いの外長くて、いったん日本語で読むことにした。文庫本まるまる1冊。
ピノッキオを作り出すおじいさんは貧乏な上にケンカっ早い。生み出されたピノッキオは嘘つきで誘惑に弱い。物語の始まりは、良い人が全然いない。
そんなピノッキオだが誘惑に負けて酷い目にあうと、自分がどんなにダメか、もうちゃんとしよう、大人の言うこと聞いて、まじめに勉強して、と思い直し、実際に行動も変える。だがしかしけれどもやっぱり、悪童仲間の甘言に、いい人のフリした悪党に、騙されて誘惑されて、お金を失い、命を落としかけ、ロバになったりしては、やはりまた反省する。
ケンカっ早いおじいさんもピノッキオから「お父さん」と呼ばれてからは、腹を立てながらもピノッキオが可愛くてたまらなくなる。
子ども向けのお話だから、ハッピーエンドにはなるのだが、長い話なので所々にちょっとした矛盾も抱えてはいるが、大人にも読み応えがあり、面白かった。訳者も大人向けに翻訳したとあとがきで書いていた。
当時の時代の雰囲気も感じられるし、飽きずに読めた。
