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Reads - 読書のSNS&記録アプリ
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LUCiA
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@gogo
10数年前にケータイをスマホ(iPhone)に変えてから徐々に本から離れてしまったのですが、2〜3年前に速読を習い(速読はまったく身につかず)、また読書習慣が戻ってきました。YouTubeやマンガアプリに負けがちですがゆっくり本を楽しんでいきます。
  • 2025年8月15日
    一次元の挿し木
    一次元の挿し木
    Readsで誰かが投稿しているのを見かけて買った。やっぱこのアプリは良いですね。 まず、本を買ったら表紙と同じ絵柄を切り抜いたしおりが付いていた。これがすごく綺麗。 200年前の人骨と行方不明の妹のDNAが一致する、なんてどうやって回収するの?!こう言う専門的な知識を必要とされるようなミステリーは大好きだ。でも、ホントどんな種明かしになるんだろうと思いながら読み進めるうちに、途中から分かってきた。それが当たったのは結構なカタルシスだったが、謎はそれだけではない。細かい謎があちこちに散りばめられていて退屈しない。読み終わるのがもったいないような気分で読み終えた。 ちなみに、主人公がとにかく綺麗な顔をした青年だと言う表現が何度も出てくるので、最近『国宝』を読んで、観た、私としては、ずっと吉沢亮の顔で置き換えていた。映画化しないかなー。Netflixのドラマでも良いな。テレビドラマは安っぽくなりそうでイヤだなぁ。
  • 2025年8月12日
    切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人
    臓器移植と言う重いテーマを絡めた連続殺人事件。そして二重、三重のどんでん返し。話の運び方の切れ味が素晴らしい。
  • 2025年8月12日
    帝都地下迷宮
    帝都地下迷宮
    久しぶりに中山七里。一気読み。帰省時に母に献上する本を早く読まねば。 地下鉄の廃駅が舞台のミステリー。楽しい。 ベルリンでのミニツアーを思い出す。大戦中に地上と地下鉄の間に作られた巨大防空壕を案内するミニツアーを見つけて行ったことがある。ただの(地上の)何でもない交差点にある小さな倉庫のようなところの扉を開けて中に入っていくと、そこは地下への入り口だった。地下にたどり着くと銀行の分厚い扉(巨大な円環のぐるぐる回すやつがついてる)にそっくりな扉。よく銀行破りが映画とかで挑戦するやつね。そこから中に入ると立派な居住空間。いくつかの部屋に、医務室、トイレ、途中で地下鉄を下に除き見る小窓など、ワクワクした。映画などで見るような制御室みたいなガラス張りの部屋もあった。最後は入り口からは徒歩1駅離れた駅の階段の踊り場の壁に同化したような出口からポンと出た。そこで解散して電車でホテルに帰った。ツアーガイドはドイツ語だけだったので、微妙なドイツ語知識しかない私はポツリポツリとしか解説が理解できなかった。今は英語もあるようだ。もう10年以上も前の記憶なので、誇張はありそうだが。 本の感想より、思い出が長くなった。
  • 2025年8月10日
    ルビンの壺が割れた
    オビに惹かれて購入。ちょっと本の薄さが気になったが。最初はキモいストーカーの話かと思ったが、どうも可哀想なオッサンのようだ。相手はなんだか訳アリ女性。そこからの展開は、確かに大どんでん返しだった。最後の最後のセリフにスカッとする。 内容は素晴らしいどんでん返しだ。 ただ、どんでん返しに入ってからの文章に多少もたつきを感じる。ここらへんの文章にも〜少しキレがあったらなぁ、なんてエラソーなことを考えてしまった。 映像化したらまた違った印象になるのかな。『相棒』みたいなテンポでやればどうなんだろう。こんな感じで、本だけで完結せずに、色々考えてしまった。
  • 2025年8月3日
    ビジュアル・シンカーの脳
    ビジュアル・シンカーの脳
    絵で考える人と言葉で考える人について。著者は絵で考える人。様々な事例で、言葉で考える人が優位な世界になっていることを憂い、絵で考える人ももっと社会で活躍させた方が、未然に防げる事故も多いと言う。 例えば、IKEAの家具の組み立てマニュアルは全て絵で解説されている。私はこれをとても簡潔で分かりやすいと思っていたのだが、言葉で考える人には分かりにくいらしい。それ程に両者の考え方には違いがある。 だけど、世の中はこのIKEAの例とは逆のパターンが多いそうだ。 この本を読んでいると、どうも私の場合は絵で考える頭のようだ。ただ、言葉で考える〜絵で考えるのあいだは両極端に分かれるのではなく、グラデーション(スペクトラム)だそうだ。私は「絵」寄り。言葉がわからないわけじゃない。 こう言う考え方の違いがあると知るだけでも、人を理解するのに役立つと思う。何であの人はあんな行動にでるのか、、など。 後半、事例の羅列がちょっとしんどかったけど、興味深い本でした。
  • 2025年7月13日
    モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語
    積読チャンネルで知って、メルカリで買った。表紙の写真が素晴らしい。イタリア語勉強中なのもあって興味がでて読んだ。 何もない村から本の行商人たちが出発して本を売り歩く。それはやがてイタリア各地へ書店を作っていく。こんな単純な話ではないけれど。個人個人の小さな歴史が何層にも重なって、味わい深い読み物になっている。 イタリアへ行って古書店巡りをしたくなる。そのためにも早くイタリア語をしっかり理解できるようになりたい。
    モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語
  • 2025年6月29日
    国宝 上 青春篇
    感想は下巻に
  • 2025年6月28日
    国宝 下 花道篇
    上下巻読了。映画をみた人に映画を勧められ、迂闊にも泣いてしまったと聞いていたが、私もこの本の最後に迂闊にも涙が出てしまった。読み終わってしばらく時間が経っても、ふと最後のシーンを思い出すと泣けてくる。 このお話って、新聞連載だったのだろうか?全然知らんのやけど。とにかく次々と事件と言うか問題というか、主人公たちがちょっと落ち着くとすぐになにか問題が起こる。落ち着くとまた何か起こる。すごいわ。長崎弁、関西弁、関東弁と方言の使い分けも面白い。 最後の方、いよいよクライマックスへの助走、ここが何とも言えない不思議な表現になっている。それまでは文章による描写によって場面を想像できていた。だが、本当に終わりかけてくると、その描写がうまく頭の中で再現できない。分かるんやけど、いや、分かってないかもしれん。その再現の仕方は読者によって違うだろうな、と。名人、国宝級ともなるともう常人の想像の範囲を超えた、と言うことなのだろうか。 そして、その最後のシーン。さりげなくクライマックスがスタートした。女形らしく静かに狂っていく。主要登場人物をじわじわと集合させながら。 その以前に名女形とされた登場人物とは違った最後だが、芸の極みが長じるとこんなにも恐ろしくも美しくもなるのか。ま、死ぬ訳ではないけど涙が出る。 このシーン、映画ではどうなっているんだろう。本を読んでる間、YouTubeのおかげでそれぞれの登場人物は、それぞれの俳優の顔で私の頭の中にいた。来週末に映画を見に行く予定だけど、楽しみなような、恐ろしいような。
  • 2025年6月22日
    体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉
    「できない→できる」のためには未知のやり方で体を動かす→意識が正しいやり方を体に指示する→しかし未知なので意識は正しくイメージできない→体はそれを実行できない と言うジレンマを超えるジャンプ。これを可能にしているのが、体の「ユルさ」。体は、意識を超えて「ゆく」のです。 これがこの本の趣旨。この実践方法として色んな具体的な例、研究者を紹介している。 例えば、元ジャイアンツピッチャーの桑田のピッチングフォーム、バーチャルしっぽを振る実験、など医療に応用したり、アスリートや演奏家の技術向上に使ったり、新たな科学技術のヒントになったり、面白い実験ばかりだ。とても書ききれない。 読んでいて、ひとつ思い出した。 小学生くらいの頃、親にスケートリンクへ連れて行ってもらった。もちろん初めてだし、どうやれば滑れるのか分からずずっとリンクの縁を手すりを伝っているだけだった。 そこで親がとった行動だが、、。スイスイと上手く滑っている大人、当時の私からみた大人だから、20代前半くらいだったかもしれない、そんな男性に声をかけ、「この子連れて一周だけ回ってもらえない?」と頼んだのだ。今の時代なら多分やらないだろうが、私はそのお兄さんに連れられてへっぴり腰で一周した。 そしたら、驚くことに後は1人で楽々スイスイ滑ることができたのだ!お兄さんに連れられて滑る間に完全に体が覚えてしまった。ほんの一周だけの練習で!私の親、エラい! インドアでこもりがちな私と違い、体を動かすのが好きな親は、習得の秘訣を自然体で知っていたのだろう。まさにこの本の趣旨に沿う体験だった訳だ。 いや違う。また思い出した。この本の紹介文を読んだ時に、自分のスケート体験を思い出した。だからこの本を読みたいと思ったのだった。
  • 2025年6月15日
    イタリア語の歴史:俗ラテン語から現代まで
    イタリア語の歴史:俗ラテン語から現代まで
    検索しても出てこなかったのでリクエストを出してようやく登録してもらった。ただ、この4月からイタリア語を習い始めたばかりの私にはまだ早い内容だった。しかしまぁ、現代のイタリア語に至るまで、日本語と同じく言文一致運動のようなことが起こったり、どの地方のイタリア語を標準とするかの争いだったり、バタバタしてたんだなー、て言うざっくりしたことは分かった。それに、「辞書」てものはイタリア語が初だったとか。後は、フィレンツェのイタリア語が1番だ!的な時代が割とあった、とか。須賀敦子の本にもある「マンゾーニ」が大きな役割を果たしていたり。うーん、もうちょっとイタリア語を分かってから読んだ方が良いね、きっと。
  • 2025年5月31日
    変な家 文庫版
    職場の人に借りた。YouTubeやマンガアプリで途中までは何度か目にしていたが、ようやく結末までたどり着けた。あとがきでこの話に嘘偽りはない、とされているが、この本てフィクションなのかノンフィクションなのかハッキリしない。あくまで取材した体だが。たぶん、そこが狙いなんよね。たぶんフィクションだよね。
  • 2025年5月20日
    コルシア書店の仲間たち
    この4月からイタリア語の勉強を始めた。以前は須賀敦子の本は読みかけては挫折していたのだけれど、イタリアに興味を持った途端に輝いてきた。ほんと、自分て現金だなと思う。しかもミラノにかつてあった古書店を中心とした人間関係をひとりひとりたどっていくエッセイだ。最近、私の中で古本屋がひっそりとブームになっていて、この本もかなりボロボロで透明カバーで補強して売られていたのを買った。先日Amazon primeで見た『丘の上の本屋さん』のイメージとはかなり違うがイタリアの古本屋さんて舞台、良いなあ。イタリア語の本をイタリアの古本屋さんで買って読めるようになりたい。
  • 2025年5月11日
    時刻表2万キロ
    本の薄さに比して字の小さなボリュームたっぷりの時刻表の旅だった。綱渡りのような乗り継ぎや、うっかり寝過ごしたために想定外の美しい風景に出会ったりと、国鉄全線の完乗を目指した、時刻表を駆使した旅の紀行文。 私は鉄道ファンと言う訳ではないが、この著者の文章は読んでいて引き込まれる。ほとんど感傷的な気分などは書かず、かと言って冷たい訳ではなく車窓の美しい風景を知識とともに書き記す。見たままの事実を並べただけで書き手の意図が伝わるような、クスッと笑える部分も多い。 今の時代では書くと問題のありそうな描写も多々あるが、今の時代も書かないだけで気持ちはそうなんだよなー、なところが楽しい。 全線完乗した後の著者は張り合いがなくなったらしいが、このボリュームある本を休み休み半年ほどをかけて読み終えた私は感無量だ。 単行本より、断然文庫版の方が表紙イラストがかわいくて良い。ただし、字が小さいので中高年以降はご注意を。私のことだが。
  • 2025年5月10日
    みんなが手話で話した島
    みんなが手話で話した島
    読ませるドキュメンタリーではなく、文化人類学者のフィールドワークの研究結果としての本。だから多分に記録媒体としての部分もあるのだが、その事実や住民の声の記録が面白い。 アメリカ・マサチューセッツ州のマーサズ・ヴィンヤード島では、かつて聞こえない人だけでなく、聞こえる人も当たり前のように手話を使っていた。場合によっては聞こえる人同士でも手話で会話する。聞こえないことがハンディキャップではない。手話は単なる第二言語のような扱いだ。 今ではもうこんなパラダイスな環境は失われているのだが、英語と手話のバイリンガルだ。多言語国家で公用語と第二言語を使い分けるようなものだ。 その歴史を移民前のイギリスにまでたどり、膨大な資料を研究し、生き残りの住民に話を聞き、この本を仕上げた作者。面白過ぎる。 私は元々外国語の勉強(趣味)が好きで、その延長として手話や点字にも興味を持っている。障害とか、そう言った文脈ではなく言語としての興味・関心だ。あいにくまだ興味のみで、手を出せていない。 数ヶ月前に書店でふと見つけた本だが、読んで良かった。そんなパラダイスを実際に体験してみたかったが、今はもう叶わない。叶わない代わりにこの本が体験させてくれる。
  • 2025年5月6日
    作家刑事毒島の嘲笑
    2冊続けて中山七里。真犯人は誰なんだろうと思っていたが、今作は本当に分からなかった。逮捕された小物が真の黒幕ではないと言うのは薄々感じていたが、今回は「どんでん返し」と言うことばそのものの結末だった。これだからやめられない、中山七里。
  • 2025年5月5日
    秋山善吉工務店
    まだまだ中山七里初心者だけど、どんでん返しが楽しかった。微妙な伏線を置いていかれるんですよねー。伏線とも言えないようなほんの微かな引っ掛かり。 表紙が「和」な感じなので思わず珍しく時代物かと思ったけど、時代に取り残されたようなねじり鉢巻に半被姿の工務店の爺さんだった。その印象そのままの登場人物が活躍する。やっぱ濃いキャラのお話だった。
  • 2025年5月5日
    白い夏の墓標
    白い夏の墓標
    友人が間違って同じものを買ってしまったので、と言ってくれた本。帚木蓬生さんの本は、当初私が友人に勧めた。気に入ってくれたみたいで、今度は他に目移りしていた私に勧めてきた。久しぶりに読んだらやはり面白い。最初から「ミステリー」の体をなしている訳ではなく、徐々にじわじわと謎が染み出してくる。その上著者の本職である医学用語が物語の品と言うか、知的な読み応えも満足させてくれる。昭和58年発行で、令和5年27刷目👀。すごいなー
  • 2025年5月4日
    言語の本質
    言語の本質
    最後、本当に「言語の本質」までたどり着いた!あくまで両著者の仮説ではあるが。多くの実験や参考資料の数がその努力をうかがわせる。ふだん物語ばかり読んでるからこの本は一度挫折したんだけど、もう一度読み直した。章ごとの内容が濃過ぎて章と章のつながりが分からなくなったりしたけど、最後にちゃんとおさらいの文章があった。すごいなー。ホントにたどり着いてるんだから!
  • 2025年5月3日
    いいかげんなイタリア生活 - イタリア在住15年の私が見つけた頑張りすぎない生き方 -
    イタリア語を習い始めたらイタリアの色んなことが気になり始めた。作者のワダシノブさんのnoteは以前から読んでいたけど、それはイラストがステキだったから。イタリア要素は気にしてなかった。なのにイタリアが気になりだした途端にこの本を手に入れた。ケータイの画面で見るイラストより、紙の本で見るイラストは何倍もかわいいし、本文中のイラストのレイアウトも絶妙でずっと眺めていたくなる。イタリア人のメンタルについての話が多かったが、今度は仕事について等、書いて(描いて)欲しいな。
  • 2025年4月29日
    本なら売るほど 2
    ちびちび読もうと思ってたのに、一気読みしてしまった。1巻もそうだけど、紹介された本が読みたい。あれ?読んだことあるやつだっけ?な本もある。困ったマンガです。
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