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LUCiA
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@gogo
10数年前にケータイをスマホ(iPhone)に変えてから徐々に本から離れてしまったのですが、2〜3年前に速読を習い(速読はまったく身につかず)、また読書習慣が戻ってきました。YouTubeやマンガアプリに負けがちですがゆっくり本を楽しんでいきます。
  • 2025年11月13日
    すべてがFになる
    ずっと興味があった本。この真っ白な書影がカッコいいな、タイトルもカッコいいなと思っていたが、古書店まつりでたまたま出会ったのはこれとは表紙デザインの違う講談社文庫。まぁ、いっか。著者は工学博士だからかプログラミング用語がたくさん出てくる完全に理系の話。ただ、1998年初版なので少々古さは感じる。だけど、理系用語が分からなくても、多少時代が古くても、めちゃくちゃ面白い!ミステリーって、私の経験ではだいたい少しずつヒントが出てきて、少しずつ犯人や種明かしが見えてくるものなんだけど、このお話はずーっとずーっと分からない。でも、次は私が殺されるかも?!みたいなおどろおどろしさがない。登場人物は何だかみんな呑気な様子。全然用心深くない。そこがドライな理系小説、てことなのかな?そんな感じのこと(だと思う)を解説で書かれていたが。ほんと、最後にぐぐっとスピードが増す感じの展開。この著者の本は初めて読んだけど、シリーズを読んでみようかなぁ、沼るかなぁ。
  • 2025年11月9日
    カメオ
    カメオ
    『バリ山行』を気に入った母にプレゼントするために買った。プレゼントの前に読む。 『バリ山行』と同様の読み応えに久々に浸れた。決定的な破滅でもなく、確実な安心感でもない、でも何か吹っ切れたような読後感が同じだ。これは、母も気に入るだろう。そもそも、出てくる地名がいちいちその辺の、よく行く、よく目にする地名だからより身近に思えるのがさらに良い。 タイトルの『カメオ』。あの大理石でできたcameo、装飾品の女性の横顔的な、ペンダントトップのような、それを想起させるのに犬の絵が表紙ってどう言うことだろうかと思いながら読み始めたが。cameoとは全く関係なかった。
  • 2025年11月9日
    クアトロ・ラガッツィ (上) 天正少年使節と世界帝国
    図書館で借りたハードカバー本を見た時は、想像の5倍くらいの厚さだなと思ってて後退りしたが、古本で上下巻1000円の文庫版を見つけた!文庫だとこんなにも読みやすいのか! と言う訳で、とりあえず上巻を読了。 じっくりと誠実に史料を読み解いて、自論を交えての解説?お話?はとても面白い。が、長いので途中で浮気しつつの読書。特に信長のくだりでは、色んなエピソードに見覚え、聞き覚えがあった。信長って、日本史上最大の面白キャラクターだからか、たくさんの創作物があって、小説、映画、漫画など色んなものを読んだり見たりした記憶がある。そんな記憶といちいち合致するのが楽しいものだから、途中で信長関連の漫画を読み始めたり。 しかし、この『クアトロ・ラガッツィ』(=4人の少年)にとって信長は脇役。ようやく長い長いクアトロ・ラガッツィたちの前日譚も終え、彼らの旅路が始まった。下巻の前にまた浮気しようと思う。
    クアトロ・ラガッツィ (上) 天正少年使節と世界帝国
  • 2025年11月5日
    BUTTER
    BUTTER
    やっと読んだ。読み始めたらすぐに読んでしまった。胸やけがしそうなほどバター、バター、バター。ベタベタした指先や唇の印象が頭からさ離れない。 いやー、こんなお話だったとは。私は推理小説が結構好きなのだけど、推理小説の体でもあるし、料理小説(?)でもあるこの本。2本の柱の組み合わせがすごい。料理だけを全面に押し出した物語であれば、手を出さなかった。私は話の最初期の理佳のように、食べ物はコンビニやスーパーのお惣菜ばかり。 なのにこの本は最後まで読み切って、大いに料理に目覚め…なかった。ただ、これならマネできそうなご飯にバターは、もちろんドッグイヤーだ。 犯罪推理の種明かしは置いといて、どんどん料理小説へと変化しているストーリーに友情も絡めて、とても読み応えのある小説だった。
  • 2025年11月2日
    危険な世界史 運命の女篇
    友人の誕生日プレゼントにいくつか古本を買ったのだけど、渡す前に何となく読み始めたら面白くて惜しくなって、これはあげるのをやめたっっ 『怖い絵』シリーズは読んだことなかったけれど、これを機に集めて読んでみようかな 世界史を知るきっかけにもなるしね
  • 2025年10月25日
    ももこの世界あっちこっちめぐり
    先日の本のマルシェで買った本。伯母がまる子ちゃん好きなのでプレゼントしようと。その前に読んでみた。 雑誌『non-no』の企画であちこち海外旅行した記録。エッセイ。この頃31歳。 高野秀行のような無茶苦茶な旅行本にはらはらドキドキしていた身としては、こちらは淡々と観光地を行く内容に最初はつまらなさを感じていた。 例えばスペインのバルセロナとか、アメリカのグランドキャニオンやラスベガスとか、ハワイとか。ザ・観光地だ。 だけど、そんな安全安心のザ・観光地を素直に楽しんでいるさくらももこさんの感想が心地よい。ただの観光地だとバカにしている私は、そんなただの観光地をまだ訪れたことがなく何も知らないから、きっと私も訪れれば素直に感動するんだろうなぁと思った。 そして、この人は本当に絵描きなんだなぁ、と。どこに行っても絵を買って、描いた本人に会おうとしている。買いたくなる絵に出会いたいよ。さくらさんの人間が見える本でした。ちなみに、女優の賀来千香子さんと仲が良いんだね。ちょいちょい名前が出てくる。
  • 2025年10月19日
    しかもフタが無い
    しかもフタが無い
    昨日行った「本のマルシェ」で買った本。 日々、何となくふわっと思っていて、でもすぐにどこかへ忘れてしまう「些細な」ことのコレクションのようなスケッチ集だと思った。 車のライトの中にだけ小雨がふっている とか、 人間が解決できるのは他人の悩みだけなのです。自分の悩みはムリなのです。 とか、にフセンを貼った。 こうやって色んなことに気付いてるんだなー、と。 こう言うスケッチいいなぁ。
    しかもフタが無い
  • 2025年10月18日
    イタリアのしっぽ
    大阪のハービスエントで10/18・19開催の「本のマルシェ」の中での「本のぶつぶつ交換会」で出会った本。本のタイトルや著者名などわからずに、袋に貼られたジャンルとコメントを参考に選んだんだけど、良い本に出会えて良かった^_^。 この4月からイタリア語を勉強しているので、イタリア関連の本はうれしい。内田洋子さんの本は以前に1冊読んでとても良かったので、さらにうれしい。 読んだらまた書こう。
    イタリアのしっぽ
  • 2025年10月11日
    ボリス絵日記
    ボリス絵日記
    雑誌『Moe』を夏頃に初めて買って、連載しているヒグチユウコさんのマンガを見てメロメロになってしまった。味のあるネコの表情がなんとも言えず魅力的で。ネコ好きでもなんでもないのに。むしろイヌ派なのに。それで勢いでこんな素敵な本を書店で見つけて買った。もっと何巻も出して欲しい。
    ボリス絵日記
  • 2025年10月11日
    「好き」を「お金」に変える心理学
    もうホント、好きなことやって過ごしたいなーと思って図書館で借りた。 細かい具体例は少なめで、抽象化された説明が多い印象。ただまぁ、実際に好きなことで大金持ちなDaiGoさんが言うことだし、愚直にこの本の通りにやれば、、、。 好きなことを周りにアピールする、てやってないなー。近い友人には言うけど、職場の人には言ってない。何となく隠してしまう。聞かれても的当にはぐらかしてしまう。でも、考えれば、あの人はこれが好きだからこの情報は喜ぶはず、とか思うもんね。やはりじゃんじゃん言った方が良いね。ちょっと勇気もいるけど。
  • 2025年10月11日
    マザーツリー
    マザーツリー
    何かで紹介されていて、森の中のマザーツリーと言うものに強く興味をもったから図書館で予約して順番待ちをしてようやく借りた。 のだが、窓口で渡された時にその分厚さにドキッとした。期間内に読めるかなと不安が。しかし最初の2〜3ページで好みじゃないことを悟った。読み進めればもしかしたら苦手なのは最初だけなのかもしれないが。 次の予約者の方に早く渡そう。もう返却します。
  • 2025年8月15日
    一次元の挿し木
    一次元の挿し木
    Readsで誰かが投稿しているのを見かけて買った。やっぱこのアプリは良いですね。 まず、本を買ったら表紙と同じ絵柄を切り抜いたしおりが付いていた。これがすごく綺麗。 200年前の人骨と行方不明の妹のDNAが一致する、なんてどうやって回収するの?!こう言う専門的な知識を必要とされるようなミステリーは大好きだ。でも、ホントどんな種明かしになるんだろうと思いながら読み進めるうちに、途中から分かってきた。それが当たったのは結構なカタルシスだったが、謎はそれだけではない。細かい謎があちこちに散りばめられていて退屈しない。読み終わるのがもったいないような気分で読み終えた。 ちなみに、主人公がとにかく綺麗な顔をした青年だと言う表現が何度も出てくるので、最近『国宝』を読んで、観た、私としては、ずっと吉沢亮の顔で置き換えていた。映画化しないかなー。Netflixのドラマでも良いな。テレビドラマは安っぽくなりそうでイヤだなぁ。
  • 2025年8月12日
    切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人
    臓器移植と言う重いテーマを絡めた連続殺人事件。そして二重、三重のどんでん返し。話の運び方の切れ味が素晴らしい。
  • 2025年8月12日
    帝都地下迷宮
    帝都地下迷宮
    久しぶりに中山七里。一気読み。帰省時に母に献上する本を早く読まねば。 地下鉄の廃駅が舞台のミステリー。楽しい。 ベルリンでのミニツアーを思い出す。大戦中に地上と地下鉄の間に作られた巨大防空壕を案内するミニツアーを見つけて行ったことがある。ただの(地上の)何でもない交差点にある小さな倉庫のようなところの扉を開けて中に入っていくと、そこは地下への入り口だった。地下にたどり着くと銀行の分厚い扉(巨大な円環のぐるぐる回すやつがついてる)にそっくりな扉。よく銀行破りが映画とかで挑戦するやつね。そこから中に入ると立派な居住空間。いくつかの部屋に、医務室、トイレ、途中で地下鉄を下に除き見る小窓など、ワクワクした。映画などで見るような制御室みたいなガラス張りの部屋もあった。最後は入り口からは徒歩1駅離れた駅の階段の踊り場の壁に同化したような出口からポンと出た。そこで解散して電車でホテルに帰った。ツアーガイドはドイツ語だけだったので、微妙なドイツ語知識しかない私はポツリポツリとしか解説が理解できなかった。今は英語もあるようだ。もう10年以上も前の記憶なので、誇張はありそうだが。 本の感想より、思い出が長くなった。
  • 2025年8月10日
    ルビンの壺が割れた
    オビに惹かれて購入。ちょっと本の薄さが気になったが。最初はキモいストーカーの話かと思ったが、どうも可哀想なオッサンのようだ。相手はなんだか訳アリ女性。そこからの展開は、確かに大どんでん返しだった。最後の最後のセリフにスカッとする。 内容は素晴らしいどんでん返しだ。 ただ、どんでん返しに入ってからの文章に多少もたつきを感じる。ここらへんの文章にも〜少しキレがあったらなぁ、なんてエラソーなことを考えてしまった。 映像化したらまた違った印象になるのかな。『相棒』みたいなテンポでやればどうなんだろう。こんな感じで、本だけで完結せずに、色々考えてしまった。
  • 2025年8月3日
    ビジュアル・シンカーの脳
    ビジュアル・シンカーの脳
    絵で考える人と言葉で考える人について。著者は絵で考える人。様々な事例で、言葉で考える人が優位な世界になっていることを憂い、絵で考える人ももっと社会で活躍させた方が、未然に防げる事故も多いと言う。 例えば、IKEAの家具の組み立てマニュアルは全て絵で解説されている。私はこれをとても簡潔で分かりやすいと思っていたのだが、言葉で考える人には分かりにくいらしい。それ程に両者の考え方には違いがある。 だけど、世の中はこのIKEAの例とは逆のパターンが多いそうだ。 この本を読んでいると、どうも私の場合は絵で考える頭のようだ。ただ、言葉で考える〜絵で考えるのあいだは両極端に分かれるのではなく、グラデーション(スペクトラム)だそうだ。私は「絵」寄り。言葉がわからないわけじゃない。 こう言う考え方の違いがあると知るだけでも、人を理解するのに役立つと思う。何であの人はあんな行動にでるのか、、など。 後半、事例の羅列がちょっとしんどかったけど、興味深い本でした。
  • 2025年7月13日
    モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語
    積読チャンネルで知って、メルカリで買った。表紙の写真が素晴らしい。イタリア語勉強中なのもあって興味がでて読んだ。 何もない村から本の行商人たちが出発して本を売り歩く。それはやがてイタリア各地へ書店を作っていく。こんな単純な話ではないけれど。個人個人の小さな歴史が何層にも重なって、味わい深い読み物になっている。 イタリアへ行って古書店巡りをしたくなる。そのためにも早くイタリア語をしっかり理解できるようになりたい。
    モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語
  • 2025年6月29日
    国宝 上 青春篇
    感想は下巻に
  • 2025年6月28日
    国宝 下 花道篇
    上下巻読了。映画をみた人に映画を勧められ、迂闊にも泣いてしまったと聞いていたが、私もこの本の最後に迂闊にも涙が出てしまった。読み終わってしばらく時間が経っても、ふと最後のシーンを思い出すと泣けてくる。 このお話って、新聞連載だったのだろうか?全然知らんのやけど。とにかく次々と事件と言うか問題というか、主人公たちがちょっと落ち着くとすぐになにか問題が起こる。落ち着くとまた何か起こる。すごいわ。長崎弁、関西弁、関東弁と方言の使い分けも面白い。 最後の方、いよいよクライマックスへの助走、ここが何とも言えない不思議な表現になっている。それまでは文章による描写によって場面を想像できていた。だが、本当に終わりかけてくると、その描写がうまく頭の中で再現できない。分かるんやけど、いや、分かってないかもしれん。その再現の仕方は読者によって違うだろうな、と。名人、国宝級ともなるともう常人の想像の範囲を超えた、と言うことなのだろうか。 そして、その最後のシーン。さりげなくクライマックスがスタートした。女形らしく静かに狂っていく。主要登場人物をじわじわと集合させながら。 その以前に名女形とされた登場人物とは違った最後だが、芸の極みが長じるとこんなにも恐ろしくも美しくもなるのか。ま、死ぬ訳ではないけど涙が出る。 このシーン、映画ではどうなっているんだろう。本を読んでる間、YouTubeのおかげでそれぞれの登場人物は、それぞれの俳優の顔で私の頭の中にいた。来週末に映画を見に行く予定だけど、楽しみなような、恐ろしいような。
  • 2025年6月22日
    体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉
    「できない→できる」のためには未知のやり方で体を動かす→意識が正しいやり方を体に指示する→しかし未知なので意識は正しくイメージできない→体はそれを実行できない と言うジレンマを超えるジャンプ。これを可能にしているのが、体の「ユルさ」。体は、意識を超えて「ゆく」のです。 これがこの本の趣旨。この実践方法として色んな具体的な例、研究者を紹介している。 例えば、元ジャイアンツピッチャーの桑田のピッチングフォーム、バーチャルしっぽを振る実験、など医療に応用したり、アスリートや演奏家の技術向上に使ったり、新たな科学技術のヒントになったり、面白い実験ばかりだ。とても書ききれない。 読んでいて、ひとつ思い出した。 小学生くらいの頃、親にスケートリンクへ連れて行ってもらった。もちろん初めてだし、どうやれば滑れるのか分からずずっとリンクの縁を手すりを伝っているだけだった。 そこで親がとった行動だが、、。スイスイと上手く滑っている大人、当時の私からみた大人だから、20代前半くらいだったかもしれない、そんな男性に声をかけ、「この子連れて一周だけ回ってもらえない?」と頼んだのだ。今の時代なら多分やらないだろうが、私はそのお兄さんに連れられてへっぴり腰で一周した。 そしたら、驚くことに後は1人で楽々スイスイ滑ることができたのだ!お兄さんに連れられて滑る間に完全に体が覚えてしまった。ほんの一周だけの練習で!私の親、エラい! インドアでこもりがちな私と違い、体を動かすのが好きな親は、習得の秘訣を自然体で知っていたのだろう。まさにこの本の趣旨に沿う体験だった訳だ。 いや違う。また思い出した。この本の紹介文を読んだ時に、自分のスケート体験を思い出した。だからこの本を読みたいと思ったのだった。
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