

LUCiA
@gogo
10数年前にケータイをスマホ(iPhone)に変えてから徐々に本から離れてしまったのですが、2〜3年前に速読を習い(速読はまったく身につかず)、また読書習慣が戻ってきました。YouTubeやマンガアプリに負けがちですがゆっくり本を楽しんでいきます。
- 2026年10月9日
これが最後の仕事になる一穂ミチ,五十嵐律人,呉勝浩,夕木春央,多崎礼,宮内悠介,小川哲,岸田奈美,方丈貴恵,柿原朋哉,桃野雑派,河村拓哉,潮谷験,献鹿狸太朗,白井智之,真下みこと,真梨幸子,秋吉理香子,講談社MRC編集部,須藤古都離読み終わった買ったアンソロジーと言うのも良いなと最近思っていて、その勢いで買った本。ただ、ちょっと大人数過ぎん? まぁ、あまり好みでない話であればすぐに読み終えられてホッとする代わりに、これは結構良いぞと思う話は短過ぎるでしょ! 好みだったのは、小川哲、夕木春央、高田崇史。これらの方達の本は読んだことなかった。新しい出会いに乾杯!そしてオオトリの米澤穂信。さすがです。貫禄が違う。 あれ?こうして書き出してみると結構満足してるような。でもこの物足りなさ感は何なんだろう?やっぱもっと長いのが読みたくなるからだ、きっと。それが狙いだな、この本は。 - 2026年10月7日
インド夜想曲 (白水Uブックス 99 海外小説の誘惑)アントニオ・タブッキ,須賀敦子読み終わったもらった不思議な読後感。これは須賀敦子の訳じゃなかったらもっと違った雰囲気になっていたのかな。面白いとも面白くないとも言えない。イタリア語をしっかり勉強してイタリア語で読んでみたい。1つ1つの話が接続詞なしで続いていく。ミステリなのかミステリじゃないのかよく分からない。インドのガイドブックになるのかならないのかよく分からない。なんかよく分からないけれど気付いたら最後まで読んでいた。そんな感じ。なんでインドなんだろう。 - 2026年10月2日
テロリストのパラソル藤原伊織読み終わった買った1995年に乱歩賞と直木賞を史上初めてダブル受賞した、とのことで期待して読んだ作品。これも傘寿の母へのプレゼントとして購入。プロジェクト前に読破。 まだ携帯が普及し始めた頃のようだ。パソコンにも主人公はびっくりしていた。ものすごく記憶力の良い人だからあらゆる新聞記事、テレビニュース、電話番号などを覚えていられる、と言う設定は、なんだかさらりとしか書かれておらず、それが何か?と言った印象。テレホンカードで公衆電話から電話をかける様子は、自分の若い頃を思い出させる。あの頃はいかに電話番号をゴロよく覚えるかを考えていたなぁ。今ならスマホで何でもできる代わりに、全てデジタルの足跡がつくのをいかに上手くかわすか、になるな。 巻末特別対談で、逢坂剛と黒川博行がこの作品について、乱歩賞と直木賞を受賞したのはやはり文章力だと言っているが、確かに何かちょっとハードボイルドな文章。しかし何と言うか、二度三度とどんでん返しがあり裏切りに次ぐ裏切りがテンポ良く進む現代のミステリーにすっかり慣れてしまった私の脳ミソには、この小説に出てくる人物たちが良い人ばかりなのが、、、あれ?もっとこの人にウラはないの?と思いながら最後まで読み終えてしまった。 30年って、こんなにも価値観とかものの考え方が変わってくるんやねー。という感想でした。 - 2026年9月27日
日傘を差す女伊集院静読み終わった傘寿の母へのプレゼント用に、何か「傘」に関する本を探した結果のうちの1つ。 伊集院静の本を読んだことはなかったが、推理小説書く人だっけ?と思ったら、推理小説はこれが2作目だとか。(2018年時点) そう言うことか。素人が言うのも何だけど、舞台が東京・和歌山・青森と広がり、登場人物も多く、結構分かりにくいなぁ、、、と思いながら読んだ。出てくる人命を1人1人書き出して関係も分かるように図示しながら読んだ。当然、隙間時間にチマチマ読むと分からなくなりそうなので、一気読み。 解説にも書かれていたが、「文芸ミステリ」とでも言えるような雰囲気。推理の面白さよりは、登場人物1人1人の過去や性格、雰囲気を細かに書いた作品だ。私の好みでは、ない。全然面白くないと言う訳でもないけど、謎解きの面白さと言う面では少しモタつく感じはある。しかし、これ舞台の雰囲気や、登場人物の個性と言う点では、ドラマとかにすると面白そうかな。 - 2026年9月26日
きらめく共和国アンドレス・バルバ,宇野和美読み終わったもらったごめんなさい。私の好みには合わなかった。評価の高い本だから、作品の良し悪しではなく、ほんと単純に私の好みの話である。 私が『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を読み終えた時、なんて面白い話なんだ!これは大いに布教しなくては!と感動しまくりだったが、友人Aに勧めたところ、彼は、すでに読んだが全く響かなかったと言う。私からすると、ウソでしょ?これが面白くないなんてハズがない!えぇ〜、と全く理解できなかったし、理解しようとしなかった。 ところが、である。今度は友人Bがオススメだと言って私にこの本をくれたのだ。借りたのではなく、いただいた。やばい。この本の行く末よ!返すのは失礼。売るのも失礼。捨てるなんてもってのほか。これを面白く読んでくれる人間を私は探さなくてはならない。せめてもの罪滅ぼしだ。私にも巡ってきたのだ。友人Aの呪いが。 誰か居るかなぁ。 - 2026年9月22日
精神はもっと猫背三田三郎読み終わった短歌や俳句、詩などほとんど興味はなかったんだけど、三田三郎さんの本書は面白そうだなと気になっていた。先日文学フリマ(大阪)で偶然出会い、買ってしまいました。 酒飲みの友人全てにオススメしたい。 「千鳥足はステップの一種 右足が左足より左に来たよ」 - 2026年9月16日
乱世の流儀 室町ワンダーランド清水克行読み終わったこの著者の本を読むのは2冊目。和田竜や今村翔吾の本を読むようになって、さらに興味深い時代となった乱世の研究をしておられる。なんか、他にもたくさん本を書かれてるんやね〜。知らんかった。そして、米澤穂信との対談がこの文庫の最後に!豪華だわ。もっとこの人の本を読みたくなった。 - 2026年9月16日
密室の鍵貸します東川篤哉読み終わったユーモア本格ミステリーとのことです。ただ、私にはこの「ユーモア」のところが合わなかった。好きな人はすごく好きだと思う。そして、その合わない地の文が続くと、「 」のついたセリフの文が恋しくなる。私は見開きの右ページを読みながら、左ページにかけて何かセリフが入ってるかな、と気にしながら読む人間なのだと分かった。ないと寂しい。小説は。 よほど途中で脱落しようかと思っていたが、かなり後半の、真相が明かされる頃になると、俄然面白くなった!えぇ〜っつ、前半のダレダレな感じと全然ちゃいますがな。 そんな訳で、最後に面白さの帳尻合わせがあったので、「ユーモア」は私には合わなかったが、「本格ミステリー」部分には満足です。 - 2026年9月16日
- 2026年9月9日
満願(新潮文庫)米澤穂信借りてきた読み終わったワタナベさんの棚短編集なのだが、ひとつひとつが深い余韻を残す。完全に独立した物語。大掛かりな仕掛けのある訳ではない。小さな小さな引っかかりが鋭利に、あるいはちくりとした後味を残すような、気付いた時にはもう遅い、そんな話がいくつか。 どんでん返しにつぐどんでん返し!のような派手なストーリーも大好きだけど、この本は静かに謎が解き明かされていく。えぇぇ〜っ!じゃなくて、無言ですっと背筋が冷えるような。 とにかく、気に入った。 ある日、通勤のリュックの中に読む本を入れ忘れたので、職場の読書家の棚から1冊借りて来た本。明日返そう。 - 2026年8月26日
舟を編む三浦しをん読み終わった最近ミステリーばかり読んでたからちゃんと楽しめるかな、とやや不安と共に読み始めたが、素晴らしい装丁通りに面白かった。そして、これもっと長編にしたら良いのに、がいちばんの感想。 辞書の制作ってこんなに時間がかかるんやね。数日で命の終わる印刷物を作る仕事をしている身としては、羨ましいような、恐ろしいような。全てを印刷に回した後の恐怖と言ったら半端ないんだろうなぁ。 何かの読書系のYouTubeでこの本を取り上げていて、【恋愛】は異性に対するものだけなのか、と言う本の中でのやり取りは、全ての辞書に影響を与えた、と言うようなことを言っていた。そんな感じで、本書ではいろんな語に関して細かく検討するようなシーンが時々差し挟まれる。辞書作りの物語ならではの場面だ。楽しい。 それにしてもこの本には、良い人しかでてこない。辞書編集室と言う割と地味めの職場に最初は違和感を覚えていた人物も馴染んで行くし、逆に辞書部から異動させられた人も悔しいながらも外から辞書作りを支えようと前向きな気持ちになる。そんな良い人ばかり。 そうか、ここに推理小説ばかり読んでる弊害が出てるんだな。何せ犯罪者が必ずどこかに居る、誰も信用できないような本ばかり読んでると、たまにこんな「まじめ」な、良い人ばかりの小説を読むとお尻がこそばゆくなるんだなぁ。そんな自分に気がついた本でもありました。 - 2026年8月23日
新装版 殺戮にいたる病我孫子武丸読み終わった帯に、「『二度読みミステリ』の最高峰!」「華麗なるミスリード」などと書かれていたので、最初からあらゆる点を疑いながら読んでいたが、やはり騙されてしまった。そしてまんまと「二度読み」してしまった。二度読みすると、注意深く言葉が選ばれているのが分かる。確かに結果を知ってから読むとおかしなことは何も書かれていない。あぁ、やられた>_<。まさに「不朽の叙述トリック」だった。 - 2026年8月20日
護られなかった者たちへ中山七里読み終わった重いテーマだった。辛いなぁ、と思いながら読んだ。しかし、それとは別にミステリーとしての面白さは抜群だった。さすがどんでん返しの帝王だ。今回こそ、思いもよらない犯人が分かった!当てたぞ!と思ったのだが、当てたのは当てたが、半分だけ当たり。 中山七里さんの本は何だか落ち着いて読める。中山さんは話が上手いなぁと思う。連続して中山七里さんを読んだせいか、この本に関しては見えてきた部分があった。「書かない」部分に目を光らせると面白い。何が読者に知らされてないのか。そんなに分かりやすく犯人らしく人物が描かれるわけないよね。それを観察しながら読んでいくと、犯人に近づけた。この人は詳しく描写されていたのに途中から全然でてこなくなったな。こいつだな。と思っていたらやはり。しかし、やはりなのだがやはりじゃなかったのだー。やはり中山七里なのだ。途中から出てこなくなっ、、、てなかった。いた。いたよ。あーもう。 - 2026年8月16日
プレゼント伊坂幸太郎,宮部みゆき,恩田陸,梨木香歩,江國香織,町田そのこ,米澤穂信読み終わったずっと読みたかった本。ようやく読めた。どれもこれも力のある読み応えのある話ばかりだった。 伊坂幸太郎『ウッドペッカー荘事件』 久しぶりに伊坂さんを読んだが、やはりこの軽快なセリフのやり取りが好きだと思い出した。 江國香織『二つの宇宙』 初江國さん。変わり者のおばあさんに、ちょっとヘンな感覚の彼女。こう言う話を書くひとなのかー。 宮部みゆき『真実のトランク』 これまた久しぶりの宮部さん。ふ〜ん、と淡々と読んでいたが、ラストが思いがけず何とも表現できない怖さがあって。 町田そのこ『きっとあの日の光と同じ』 初町田さん。うわぁ、爽やかな青春で良いわぁ。そして大人編に続くのが良い。 米澤穂信『無明』 どう言えば良いのか、この後味は。ツラい、なのか。ホッとしたのか。この短さでここまでの話を書けるんや。 梨木香歩『見越しのマツ』 初梨木さん。たぶんこの話の主題とは離れるのだけど、引きこもりの子供はこのように育てると良いのか。 恩田陸『伝説の季節』 初恩田さん。私が主人公の春ならこんな不幸の手紙みたいなの無視するのにーと思っていたが、こう言う展開なのね。 - 2026年8月11日
つくもがみ笑います畠中恵読み終わった古書店シリーズ3作の中でいちばん良かった。特に最後の「百年君」という付喪神の正体は、文章だからこそ想像が膨らみ妙な迫力があった。確かに名前の通りの凄みがあった。シリーズ1作目では人間とは関わらないが、人間の前で平気で喋るというスタンスの付喪神たち。シリーズ2作目では子供たちとのやりとりの中で、人間とも気軽に話すようになり、シリーズ3作目では初対面の人間の前でも結構ふつうに姿を現してくる。そしてちょこちょこ歩き回る様子を想像するだけでかわいい。思わず自分の膝の上に付喪神たちがいたら、、、と想像を膨らましてしまう。楽しく、気晴らしになる本でした。 - 2026年8月8日
つくもがみ、遊ぼうよ畠中恵読み終わった面白かった。前作『つくもがみ貸します』の主人公が夫婦になって、その子供たちが本書の主人公。そして人間とは話をしないと決めていた付喪神たちがそんなこと構わずに子供とも大人ともしゃべっている。 それにしてもこの本はどんな人間をターゲットにしているのだろう?大人をターゲットにするには内容がややファンタジー過ぎる。といって子供にはやや難しいかな。ファンタジー好きの中高生と言ったところかな? 時代小説好きの母へのプレゼントと思って買ったつくもがみシリーズだけど、母の好みに合うか不安になってきたぞ。 - 2026年8月6日
総理にされた男中山七里読み終わった古書店池上彰さんが解説で書いてるが、政治や経済を学ぶ入門書としてもよい本である。しかもエンタメ。 病気の総理の替え玉として拉致された売れない役者の主人公。しかし、本物の総理はそのまま亡くなり、役を降りることができなくなってしまった。リアルではこんなことあり得ないよなぁと思いつつ、もしかしたら私が、国民が知らないだけで、影武者ってのは常に用意されているものなのか?なんてすでにもう中山七里の思うツボだ。美形の有名芸能人なんかと違って、政治家の顔をじっくりとながめてため息つくような人間はそうそう居ないと思うのだが。だから替え玉もバレにくいよねしかしまぁ、政治家経験ゼロからいきなり一国の首相に成り代わるなんて、よくこんな話思いついたね。いつもの中山七里本より、ちと小難しい用語がたくさんでてくるのはこちらの教養も試されているようで心地好い。だんだんと総理そのものに心を入れ替えていく主人公の熱さはまるで青春モノを読んでいるかのようでもあった。 - 2026年8月3日
那覇の市場で古本屋宇田智子読み終わった古書店沖縄に行くので沖縄本を。くらいの気持ちで読んだ。三宅香帆さんのYouTubeで紹介されてた那覇の古本屋さんの店主さんが書いた本。 なんか、期待以上だった。開業の苦労なんかもさらっと書かれている。ご本人はさらっと書いたつもりじゃないのかもしれないが^_^ 開業のあれこれのくだりで、以前私が所属していた会社の名前がでてきて、ちょっとうれしかった。密かにそんなかかわりがあったのね。 ぜひとも那覇で古本屋巡りをしたい。この本持って行こうかな。 - 2026年8月3日
連続殺人鬼カエル男中山七里読み終わった古書店久しぶりに中山七里を読んだ。中山七里の積読本がまだまだたくさんある。やはり面白い。読みやすい。ほのかに教養が香る。紹介される曲をYouTubeで検索して聴きながら。だから困るのだ。他の本を読めなくなるから。 内容はグロテスクだ。ヒトをモノ扱いしたような連続殺人。なかなか捕まらない犯人。群集心理が暴徒を作る。久しぶりの中山七里だからか、何も勘繰らずに今回は割と犯人が分かりやすかったなぁ、、等と呆けたことを思っていた。そこから怒涛のどんでん返し、そしてまたどんでん返し。どんでん返しの帝王だった。忘れてた。で、最後は? ほんとゾクゾクする最後だった。この最後のために小説を読んでいる。続きがあるのだよ、この本には。 - 2026年7月28日
やし酒飲みエイモス・チュツオーラ,土屋哲読み終わった古書店『本なら売るほど』に出てきた本、と言うだけで興味を持った。古本屋でたまたま見つけたので買った。ちょっとおしゃれな古本屋フェア的な会場。店主は、アフリカ本にハマって、「めちゃくちゃ面白いよ!」とチョーおすすめしてくれたのだけれど。。。合わない本と言うのは本当に合わない。買ってから多分1年くらいは経ったと思う。少し読んでは中断。また読んでは中断。ようやく読み切った。かな? 本編のあと、作者自身によるバイオグラフィー、訳者による解説、多和田葉子による解説。 多和田葉子の解説でようやく元を取った感じ。 『百年の孤独』に微妙に似てるかな、とも思ったのだけど、やっぱ違うかな。『百年の孤独』は人間の物語であり、そこにはウェットな感情が渦巻いていた。『やし酒飲み』は人間以外にも神様、死神、死人、なんでも出てくる。まっかくもってカラッとしてる。 好きな人にはほんと、面白いんだろうなぁ。
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