
橘海月
@amaretto319
2026年3月8日
きこえる
道尾秀介
読み終わった
#ミステリ
小説に組み込まれたQRコードの音声を聴くことで、話の構成がガラッと変わったり、犯人がわかったりする仕掛けがある五つの物語。巧いなと思ったのは、音声が話のおまけではなく物語の中でも重要な位置を占めていること。この本は絶対に家で読もうと決めていた一冊。
気持ちよく騙されたのは「にんげん玉」だった。先入観が覆されるのはとても小気味良い。
意味がわからなかったのは「セミ」で、それだけにあっとなった時は、主人公がセミに「馬鹿!」と叫んだわけがわかって、切なくなった。
「死者の耳」は、色々な意味で作者の仕掛けが施された話で、これは絶対にラストでなくちゃいけない。

