
うみ
@uroffd
2026年3月8日
わたしは泣くたびにママの顔になる
イ・スラ,
桑畑優香
読み終わった
自分が同じように母について愛あふれる作品に昇華しろと言われたら、多分難しい。そのような読者なので、楽しめるかな?と思いながら手に取ったが、心配無用だった。彼女の文章のテンポのよさは、人生に対する決断力、もとい自分の持ち物と社会的な欲と心理的な欲を切り分けて考えられる能力と相関関係があると思う。そして絶対的に自信と力を持てる自分の持ち物のひとつがママから受けた愛と授かった体なのだと思う。わたしは「日刊イ・スラ」の、婦人科に行って避妊器具を入れたあとに「もう誰もわたしを妊娠させられない」と高らかに叫ぶシーンに人生単位の勇気をもらったので、ヌードモデルのエピソードは興味深かった。自分の身体は自分のものだと自分でわかっていれば、誰かに何かを減らされずに生きていくことができる。商売の道具にだってできるのだ。
