
さえ
@sae202508
2026年3月8日
読み終わった
図書館で借りた
平和そうだな、と借りたのですが、とても面白かった。
50の年にして旦那と卒婚を希望してまずは一人暮らしをしようと家を出た久住利恵。
賄い付きの下宿屋猫目荘に入居。
看板猫のボタンが可愛いし、大家2人が住み込みだがめっぽう優しく良い人たち。
他の住人と仲良くなれるかとの不安も少しずつほぐれていく。
猫目荘の住人達と関わっていく中で、自分の卒婚に対する思い、息子が選んだ新しい生き方に向き合って行くお話でした。
この話は、美味しいご飯とちょっとしたストーリーという訳ではなくて、美味しいご飯は出てくるけど、メインは結婚というものについて。
主人公は普通に結婚し、子供を産んで、公務員の仕事は続けてずっと共働きだけど家事育児はほぼワンオペのお母さんとして生きてきた。
私も年が近くて、来年50になりますが、独身子無しを貫いてしまったので、正直最初はどんだけ古いんだこの主人公、と呆れたしちょっと嫌だなこういうおばさん。と思いながらも周りの人達には共感出来たので読み続けました。
しかし周りとの関わりで、考えも柔軟に変わっていくのを見ていると、人はそれぞれ自分の生きて来た中での「普通」からは中々抜け出せないのに、この主人公は抜け出して、新しい考えを真摯に見つめて偉いなと思えました。
続編もあるようなので、見つけたら読んでみたい。
どうやら続編は違う人が主人公となるらしいので、久住さんのお話はここまでのようです。
読切だと読みやすいのもあるので、良い言い方では無いかも知れませんが、軽く読めます。
意外に内容は重いけど、重すぎず明るい未来を感じられて良いと思いました。