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さえ
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@sae202508
基本的にホラー大好き!だけど、ミステリやグルメの小説も好きなので、図書館で色々借りてます。好きに買ってたら金銭的にも家の中的にも逼迫するので…。
  • 2026年5月24日
    告知事項あり。
    事故物件の話しは大好きなので、思わず借りて読んでからカチモードの児玉さんだ、と気付いた。 YouTubeでたまにお見かけしてます。 心霊系とは違うので、お話を聞いてたのですが、事故物件をあくまで化学的に調査して、本当に何かあるのかないのかを徹底検証するのを不動産会社の立場で、仕事としてやる、というのは面白いなと思ってました。 この本では過去に出会った事故物件、元々の不動産会社に勤めていた時に一社員として出会った中で、こういうのがあった、と冷静に羅列されているけど、割ととんでもない話がてんこ盛りで凄いです。 怪談話では無くて、こういう事が起きる、とまるで日記のように静かに書いてあるのがまた衝撃的。 その中で、カチモードを立ち上げようと思った経緯も書いてあって、なるほどねーと納得しました。 不動産会社社員が考える事故物件対策。 面白がってるわけでも興味があって深掘りしてる訳でもなく、事故物件の価値を取り戻す為、大家さんの今後の為の活動。 幽霊が出るも困るし、居ると具合悪くなるなんて困る。お金を払って住んでる家で寛げないなんてダメだ、そんな家になってしまって困ってる大家さんや、買い取ってしまってから焦げ付いて困ってる不動産屋さんの為にやる事。 …こういう家って外国人とか住んでも出るのかな。格安で貸したらどんな化学変化起きるのか見てみたいとか考えてた一般人です。 これはとても面白かったです。ぐいぐい読んでしまってあっという間に終わってしまった。
  • 2026年5月23日
    マーダーハウス
    マーダーハウス
    鎌倉の大学入学に伴ってシェアハウスに入居した理佐。1人っ子で地方から出て来てシェアハウスに不安はあったものの、楽しみも大きく期待膨らむ中、シェアハウスの住人7人皆優しくて、歳も近い人も多く、家族でも友達でも無い、他人でも無い不思議な関係に戸惑いながらも楽しい新生活をスタートさせたが、事故で1人亡くなったのを皮切りに次第に退去者が出たりして人が消えていく。 また新しい人が来るのか、どんな人なのかと複雑な感情を抱いていくが…。 タイトルがタイトルなので、事故に見せかけた殺人なんだろうと思い当たる。まぁそこまでは良いんだけど。 これよりネタバレあるので、嫌な人はここまでで。 ハッピーエンドではないです。 それを於いても、モヤっと感が残る。殺人方法が杜撰過ぎる。必ず誰かしらが気付くだろう、そして今回犯人逃げ切りだけど、これは近いうちに捕まるだろう。なのに、そこは書かない。 もっと完璧にやってくれたら、まぁ…だけど、何というか…雑。 全体的に長いのに中身が無い感じ。 プロットありきで、そこに話を当てはめていったなーって思えてしまって、素敵な表紙なのでジャケ買いしたら悔しいかも。
  • 2026年5月9日
    サラと魔女とハーブの庭
    中学生になって、子供でも大人でも無い年齢に差し掛かった主人公は同級生達が急に男の子の話しやコスメ、洋服、オシャレに目覚め、イジメまで起こり始めた自分の世界に戸惑って不登校になってしまった。自分がイジメられたわけでも無いのに、その世界が怖くなってしまった。 両親は彼女を責めず、母方のおばぁちゃんの元に預けられる事になった。 田舎の山の中でハーブショップを営むおばあちゃんの元へ来たのは5歳の頃以来、嫌では無いけど戸惑う彼女には、イマジナリーフレンドのサラが一緒に居てくれる。 ひみつの友達のサラと主人公のユカ。 大人になったらサラは消えてしまうと分かってるから、子供のままでいたいユカ。 でも、本人も意識せず、やはり大人へ向かっていくユカの揺れ動く心が柔らかく、暖かく書かれています。 私も前にハーバルセラピストを取ったくらいハーブやスパイスが好きなので、久々に一般的とは言い難いハーブの名前や効能をちょっと目にしたのが嬉しかった。 最近ほったらかしにしてしまっていたけど、またハーブショップ行こうかな。
  • 2026年5月7日
    怪談小説という名の小説怪談
    短編付いてしまった。一冊丸々のお話より、怖いのが分かってるなら細々と読みたい気がして。 前回読んだひとンちと同じく完全な読み切り短編集。 全7話で、旅費を浮かせるため車で帰省中の出版関係者達が暇つぶしに始めた怪談大会で、次第に嫌な空気になっていく。新婚旅行の際に楽しみにしていた田舎で出会った怪異。夢とも現実とも付かない状況から逃げ続ける女子高生。誰も知らない涸れ井戸の声という小説を探す女流作家が出会う不気味さ。 涸れ井戸の声は牛の首とか鮫島事件を思わせるけど、堂々巡りになっていく展開が面白かった。 嫌な思いをするというより、怖い目に遭う。 澤村さんの話しはきぼわんみたいに化け物が闊歩する世界も面白いけど、シンプルに怖い話はホントにシンプルに怖い。そこが良いです。
  • 2026年5月3日
    凍える島
    凍える島
    タルト・タタンの夢の流れで、これは本格的なミステリか、ちょっと怖い感じかな?と思って借りてみましたが、ホントに同じ話書いてる人!?って思ってしまうくらい暗く救いのないクローズドサークルの連続殺人でした。 主人公あやめの視点で話は流れます。 祖父から受け継いだ小さな喫茶店北斎屋の常連、従業員の計8名で慰安旅行と題して、常連さんの友人が好きに使って良いよと言ってくれた別荘のある孤島へ。 初めましても居る中、ちょっともじもじしながらも楽しい5日間の夏休みを無人島の別荘で過ごすはずだった8人は、1人、また1人と殺されて行く。 他に人なんているはずも無い孤島で、犯人は仲間内の誰かなのか、それとも…。 現代劇では無く、昭和の中期から後期頃。はっきり何年とは書いてないけど、マッキントッシュはある。携帯電話は無い、ハンカチをハンケチと書いていたり、横溝正史な時代感がまた好みでした。 とにかく暗い、救いが無い、容赦無い。 夏休みの開放感はあっという間にどこかへ行ってしまって、次第に少なくなっていくメンバーは互いを疑心暗鬼に睨みまわす。 こんなにタイプの違う話を書いていたとは、と驚きました。しかもこれがデビュー作。 この後ビストロ・パ・マルのお話見たら膝から崩れ落ちそう。 読んで良かった。ますますこの作家さんの事、好きになりました。
  • 2026年5月3日
    タルト・タタンの夢
    シリーズで出ている三作品全て読んでしまった。 ビストロ・パ・マルという商店街にある小さなビストロ。シェフ、スーシェフ、ソムリエ、ギャルソンの四名でやっている小さなビストロで、お客様にまつわるちょっとした謎をシェフが謎解きをしていくお話。 ヴァンショーをあなたに、とマカロンはマカロン、の続編がありますが、基本はギャルソンの高築くんが一人称で語る形式。過去のお話や、お客様が主人公となって語る話もありますが、メインは高築くん。 お仕事ミステリですが、事件が起きるわけではなくて、「五年前にこんな事があって…それきりになってしまった。でもあれは、どういう事だったのか、今でも気になっている」というようなお話をお客様にされて、背景を少し訊くとシェフが「それなら、もしかして…」と謎解きがされる。 全体的に悪い結果になる事はほとんどなく、あぁ、そういう事だったのかとほっとして笑顔になったり、ほろりとさせられたり。 その中のお料理がまた美味しそう。食べた事も見た事さえ無い料理がほとんどなのに、細かく言わなくても何となく想像できる、さすが近藤さんだな、という描写に食べてみたくなってしまう。 フランス料理はレストランに行った事さえないのに、こんなビストロなら一度くらい…と思ってしまいます。 日常の小さな謎、放っておいても良いけど、ふとした時にあれは何だったんだろうと思い出してしまう謎。そんな引っ掛かりをするりと解いて、美味しい食事で彩ってくれる。 素敵な話ばかりでした。 続きが出るなら楽しみ。 そして、続いているというのを聞いてわくわくしてます。 まぁ、図書館で借りてばかりの人間が言うのもナンですが。
  • 2026年4月30日
    おいしい旅 想い出編(1)
    おいしい旅 想い出編(1)
    旅の短編集。最近ではどこ行くにも高くて、全然行けないなぁ、と思ってたので借りてみました。 どのお話も少ししんみりして、そして嬉しかったり、明るい未来が見れたり、素敵なお話ばかりでした。 それに知っている作家さんばかり。 中ではとくに秋川滝美さんのからくり時計のある街で、が楽しかった。20年は前ですが、ミュンヘンで一カ月だけのど短期留学した事があって、出てくる地名も、風景も、あぁミュンヘンだ…と思い出しました。令和4年の発行なので、そんなに昔に書かれていないのに、まるで変わらないミュンヘンの街並みが見えたようで嬉しかった。 秋川さんは居酒屋ぼったくり、幸腹な百貨店とかのシリーズが楽しくて好きな作家さんなので、まさかのミュンヘンの近況を読めるなんて驚きでした。 最後に収録の横浜アラモードも、最近大好きな文豪ストレイドッグスのおかげでやたら横浜みなとみらい周辺を彷徨いてる身としては情景が浮かんできて良かったです。 やはり知ってる場所が出てくると嬉しい。 旅行に絡めた話はグルメもホラーも面白い! 全員腕のある作家さんばかりなので読み応えばっちりでお勧めの本です。
  • 2026年4月25日
    ふれあいサンドイッチ
    ピクニックバスケットという公園そばのサンドイッチ専門店をやっている笹子と蕗子の姉妹のお話。 美味しそうなサンドイッチがたくさん、皆に美味しいと思って欲しいと頑張ってる姉妹がお客さんと共にちょっとしたアクシデントに果敢に向かっていきます。 事件性が強いわけではなく、ほんわかとしたお話が多いので読みやすい。 お店の看板猫コゲ、笹ちゃんを好きな絵本作家の変わった人落合さん、お店にパンを卸してくれるかわばたパンのイケメン王子川端さん、と周りのキャラも皆優しくて素敵なお店です。 こんなサンドイッチ店、近くに欲しい。
  • 2026年4月20日
    ひとんち 澤村伊智短編集
    短編集は色んな話が詰まってて好き。 澤村さんのだけあって、全編不条理で、理由もなく事故のように怖い目に遭って行く人達。 老若男女関わらず遭遇する。 本当に短編集なので、各話読み切り。最近は短編が繋がって壮大な謎解きになっていたりするのも多いけど、これは完全に各話読み切りなので、毎回違う恐怖に出会えます。 澤村さん特有のグロさがあるので、化け物系苦手な人はご注意です。 ちょこちょこ読みたい時に良い感じでした。 個人的に印象に残ったのは、水槽の話。 ハードな仕事に疲れて会社を辞めて、疲れを癒しながら次の仕事をのんびり探してる元サラリーマン、旧友から突然1カ月程実家に帰らなくてはならないのでペットと観葉植物の世話をお願いできないか、と頼まれる。 休職中だし、快く応じたところ彼が持ち込んだのはハムスターと水槽と観葉植物。 そんなに真面目にやらなくても良いからと餌だけ置いて実家に戻ったが、預かって直ぐにハムスターが死に、観葉植物は元気を無くしていく、飼い方なんて分かってない自分が悪かった…と落ち込む主人公だが、次第におかしな事が起こり始めて…。 緑に濁った水槽から感じる視線、細切れになる記憶、預けた友人の行方不明、怒涛のようにハマっていく主人公にドキドキしながら読みました。
  • 2026年3月26日
    たそがれ大食堂
    たそがれ大食堂
    何気に借りたけど、後から居酒屋ぜんやシリーズの作者さんだったと気付きました。 同じ人のものは目に入りやすいのか。 こちらは現代劇で、前に読んだ幸腹な百貨店を思わせる内容。 ただ、あちらは催事に関して、だったのに対してこちらは百貨店の屋上にあるレストラン。 主人公はシングルマザーで百貨店勤務のアラフォー女性。 元居た部署でやらかしがあり、左遷まがいに大食堂への異動となったばかり。 飲食の経験ゼロなのに、いきなりマネージャとして右肩下がりの大食堂の管理を任されてしまう。 いじめられたりはないけど、焦りだけがつのる中、新たな料理長に怖そう、厳しそう、嫌味の3点揃ったおばさん登場。 周りとも上手くやってくれるとは思えない新料理長に戸惑うが、やがて目指す道が見えてくる。 懐かしのメニューの数々、リニューアルして人を呼べるか、な内容ですがオムライス、ナポリタン、プリン、クリームソーダがなんとも美味しそう。 食べたくなっちゃうので、注意が必要ですが、軽快でテンポ良く話は進むので読みやすい。 ぜんやとは違ってサクセスストーリーなので楽しく読めました。 あ、ぜんやはミステリー要素があるので、というだけでぜんやが楽しくないということでは無いです!
  • 2026年3月12日
    深夜カフェ・ポラリス
    この先生のお話は居酒屋ぼったくりで知りました。その他ひとり旅シリーズや、幸腹な百貨店シリーズと単品の作品も見つけたらちょこちょこ読んでるので、久々に読んでないのを見つけて借りて来た。 いつも美味しそうな食事と、一生懸命生きる人達がテーマになっていて、読んでて笑顔になれる。 ポラリスは女性が1人、深夜営業している喫茶店。お酒もあるけど、定食や簡単なメニューも出してくれる。 お話は単話完結形式で、毎回お客さんが主人公。 病院のすぐ近くのコンビニに入ったものの、うーん、となった人がふと横のビルにある黒板型の立看板に気付いてふらりと入ってしまう。 元気いっぱいの女主人明里は勘のいい人で、何も言われなくてもその人の悩みを嗅ぎ取って美味しいご飯と持ち前の元気で癒してくれる。 こんな店あったら良いのにの典型。 でも開始が夜10時からなので、そんな時間に夜食を外で、とは中々ならないから難しいけど、行ってみたいお店です。 ご飯を食べ損ねた人のための店、を自認するポラリス。 秋川先生の美味しそうなご飯は最高です。
  • 2026年3月8日
    猫目荘のまかないごはん 私の選択と肉じゃがコロッケ(3)
    平和そうだな、と借りたのですが、とても面白かった。 50の年にして旦那と卒婚を希望してまずは一人暮らしをしようと家を出た久住利恵。 賄い付きの下宿屋猫目荘に入居。 看板猫のボタンが可愛いし、大家2人が住み込みだがめっぽう優しく良い人たち。 他の住人と仲良くなれるかとの不安も少しずつほぐれていく。 猫目荘の住人達と関わっていく中で、自分の卒婚に対する思い、息子が選んだ新しい生き方に向き合って行くお話でした。 この話は、美味しいご飯とちょっとしたストーリーという訳ではなくて、美味しいご飯は出てくるけど、メインは結婚というものについて。 主人公は普通に結婚し、子供を産んで、公務員の仕事は続けてずっと共働きだけど家事育児はほぼワンオペのお母さんとして生きてきた。 私も年が近くて、来年50になりますが、独身子無しを貫いてしまったので、正直最初はどんだけ古いんだこの主人公、と呆れたしちょっと嫌だなこういうおばさん。と思いながらも周りの人達には共感出来たので読み続けました。 しかし周りとの関わりで、考えも柔軟に変わっていくのを見ていると、人はそれぞれ自分の生きて来た中での「普通」からは中々抜け出せないのに、この主人公は抜け出して、新しい考えを真摯に見つめて偉いなと思えました。 続編もあるようなので、見つけたら読んでみたい。 どうやら続編は違う人が主人公となるらしいので、久住さんのお話はここまでのようです。 読切だと読みやすいのもあるので、良い言い方では無いかも知れませんが、軽く読めます。 意外に内容は重いけど、重すぎず明るい未来を感じられて良いと思いました。
  • 2026年3月7日
    眠る魚
    眠る魚
    死国、原作も映画も大好き。坂東眞砂子かぁ、久々に読みますか、と借りて来た。 絶筆の未完の作品でした。 知らずにもう残り少ないのに、終わるのか?これ?と思いながら読んでしまった。 なんとも続きが気になります。 この先、ネタバレになってしまうかも。 そういうの、知りたく無い!って人はここまででお願いします。 とはいえ、このお話はホラーでは無い…感じです。 バヌアツに住む独身女性が、東日本大震災後に亡くなった父親の葬儀と後始末のために被災地である実家に戻る。 原発の事故のセシウムがーと気にしながら帰って来たのに、実家の近くに嫁に行った姉も、叔母もそんな、何年も前の話よ?と笑う。 放射能汚染を気にする彼女はもやもやしながら、ネットの嘘か真がわからない情報が気になる。でも自分でも嘘か真かと思ってるから強く言えない。ひたすらもやもや。 ただ、この地域ではやたらと死ぬ人が多いと。 でも死因は病気だけではなく、事故も多い。 そして死んだ人はアオイロコという、青く光る事があるという話まで。 放射能汚染?それとも地域の病気?祟り?と全てが怖くなって来た時に本人も舌癌が分かる。 癌は昨日今日いきなり出る物でも無い。帰って来たせいでも無いのは分かってるけど…と悩む。 その手術が迫って来た辺りで話は終わってしまいます。 バヌアツに帰るつもりだった彼女はどうなるさだめだったのか。 作者自身も舌癌で亡くなってるけど、余命宣告後に高知に帰って亡くなった事を思えば主人公も手術を終えて、バヌアツに帰ったのだと思おう。 あくまで私の想像。
  • 2026年3月1日
    切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人
    前にカエル男の話読んだな、と思って借りてみました。 犬飼刑事のお話だけど、小手川刑事も知ってる気がする。多分カエル男に出てた…気がする。かなり前に読んだので怪しいけど。 初めに人畜無害そのものの様な女性が殺害された。あまり世間と関わるタイプでは無いので、怨恨は考え難い。しかし絞殺の上全ての臓器を抜き取られた状態で発見。 すぐに操作が開始されたが手掛かりが無さすぎて手詰まりの中、次も女性が殺され、やはり臓器が抜き取られてる。 更に切り裂きジャックの再来と宣言する犯行声明が出る。 この2人に共通点が見つかってから捜査は進むものの、立ちはだかる壁も多い。 ジャックの目的とは? この作者さんは犯人が二転三転するのが特徴なので、容疑者が絞り込まれても安心できない。なんなら逮捕されてもまだ反転する笑 本当の犯人が調書を取って、仕上がるまでが事件です。 この作家さんのお話を久々に読んだけど、はらはら感も、障害を潜り抜けて行く捜査の動きも読んでて止まらなくなりました。
  • 2026年2月23日
    幸せの国殺人事件
    主人公は3人の中学生。男子2人と紅一点。 オンラインゲームから仲良くなった3人の内1人が、ある日パソコンにこんな動画があった、と女性が暴漢に襲われるような短い動画を見せて来る。 AIか、短編映画として撮影した物だろうと皆思うが、その舞台が3人が大好きだったすでに閉鎖された古い遊園地の一角であると気付いてから気になった3人は調べ始める。 パソコンは貰った物で、持ち主は気付かず渡したようだけど、年上でちょっと怖いところもあるお兄さん。その周辺からコソコソ探しはするものの、中学生の行動範囲で四苦八苦するハメに。 ジュブナイルのようでいて、矢樹先生なのでただの子供の冒険譚では終わってなかった。 とはいえ、残虐なシーンや怖い幽霊なんかは出てこない。 起こり得る範疇の怖さも新鮮でした。 ところどころに仕込んであるオンラインゲームの登場人物の話は思わず読み返しました。
  • 2026年2月12日
    切り裂き魔ゴーレム
    切り裂き魔ゴーレム
    この話は映画のDVDを先に観たんです。 衝撃を受けたので、これは原作があるの?読まなきゃ!と探したらあるもんだ、図書館。 面白かったら買おうとまで思ったけど、映画で先を知ってしまってたもので、そこまでハマらなかった…。 海外小説はダルい人は是非映画見てほしい。 時代は切り裂きジャックが出る数年前、ライムハウスというスラム街で連続殺人が起きる。 ジャックのオマージュ的な話なので殺され方が似てます。わざとです。 先に2人の娼婦、次にユダヤ人の学者、そして4人家族とそこのメイドの5人が。この連続殺人を追う警察。そこに劇作家の不審死まで。 劇作家は金持ちで、嫁とメイドと3人で暮らしていた。メイドが嫁が毒殺したと仄めかしたところから、一見自殺に見せかけた毒殺か?となる。 連続殺人犯は自らゴーレムとサインを残していたので、そのゴーレムを追う警察は、更に毒殺事件まで追わなくてはいけなくなった。 が、調べていくと、この事件…もしや繋がっているのでは?という疑いが。 嫁は夫を毒殺したのか?してないのか? 夫を殺したのは夫婦の不仲?実は夫はゴーレムで、それを知った嫁が毒殺したのか? 夫はゴーレムで、捕まる事を恐れて自殺したのかも? 嫁は有罪か無罪か、夫はゴーレムなのか否か? 謎が謎を呼び、全てを知るのは嫁。 嫁は決定的な事は言わない。ただ、自分は無罪だ、夫を殺してはいないとだけ。 それは真実か? 八方塞がりの謎の中、警部が見つけた真実。 原作では事件記録のように書かれているので、自分で話を組み立てていかないといけないから、映画の方が正直面白かった。 リズ役の女優さんがめちゃくちゃいい味出してる。 初めに映画レンタルした時はどうせB級映画だろうけど、まぁ、たまにはそんなのも観たい。くらいだった。タイトルがライムハウスゴーレム。もう、きっとしょうもない化け物映画だろうと思いながらたまにそんなのも観たいので借りたのだが全然違う。 良質なミステリーだった。 最後の畳み掛けの謎証し、処刑される犯人、ずっと腹立つ女だったメイドがその後自殺。 最後に高らかに「またもや出ました!」 色々圧巻です。
  • 2026年1月11日
    消人屋敷の殺人
    図書館でふと目に付いて、何と無く借りた。タイトル的に館形のクローズドサークルかな、と思ってたらそういうの好物なので、読みたいじゃない。と。 個人的にはこの本、タイトル変えたらもっと人目に留まりそうなんですが…。 消人屋敷…失礼を承知ですが、ちょっとダサいなぁと。 この作者さんが好きとか無いと、買おうと思わない気がする。 内容はある県の海っぺりにある消人屋敷、江戸後期に建てられた由緒正しい立派な日本家屋だが、明治に地元有力者が手に入れてからその名のとおり人が消えている。 しかも明治の頃に20人もの人間が消えた事件というのがあって、人里離れた崖っぷちに建つこの屋敷は持ち主以外ほぼ誰も近寄らない。 その消人屋敷に行方不明の弟を探す新城と兄を探す幸田の2人が謎の招待状を頼りに訪れる。 行方不明の2人は今話題の覆面ラノベ作家では無いかと探していた2人。 その覆面作家が消人屋敷にて執筆をしてると分かったので、何故か招待されたのだからきっとそうだと期待して向かったが、屋敷にはその作家に執筆を依頼したい別会社の編集者も来ていて、皆招待状を貰ったという。 だが、当の作家はそんな物は出してないときっぱり言われた上に1人だけ出てきた作家を名乗る人物は2人の兄弟では無い。残りの1人は女性だという。 何故招待状が来たのかも分からず、帰ろうとしていた矢先に雨で地盤が緩んでいたのか土砂崩れが起きて帰るに帰れなくなってしまう。 そして起こる事件。 この作家さんの他の作品を未読なので、何とも言えないのですが、作品の最後の畳み掛けが来るまで、文章といい、話の流れといい、何だかラノベレベルで、正直あんまり面白いとは言い難い。 各人の人間性も感情もよく分からないし、パニック起こしてる人が多くて細かい事に目が行かない状態の人の独白なので、状況が分かりづらい。 ただ、最後まで見たらそういう事か、となるけど。 なるけど、その持って行き方だと作り込みが甘いなぁと思ってしまった。京極夏彦の狂骨の夢読んでから出直しなさいと言いたくなる。 分かる人にはこれで分かってしまうかもだけど、狂骨の夢読んだ人にはお勧め出来ないです。 ラノベレベルだな、と思われてお仕舞いだと思うので。 最初は作家さんが若いのかと思ったのですが、60過ぎてから老後の楽しみとして執筆されてたと言うので、そういう訳でも無かった。
  • 2026年1月10日
    料理侍
    料理侍
    塩梅屋季蔵シリーズ。大好きなシリーズです。 ちょこちょこ見つけたら借りてるのですが、まぁ図書館なので全部きっちり揃ってる訳でも無いので、飛ばしてる刊もあります。 基本的には一冊で完結するタイプなので大丈夫なのですが、過去の話で出てきた人が出て来ると軽くその時の事件について触れられるので軽くネタバレされながら読んでます笑 お正月なので時代物を読もうの第二弾で借りてきました。 今回は熟柿の件でよく出て来る太郎兵衛長屋に住み着いた浪人が人々に手料理を振る舞っているという話があり、へぇと思っていたらその浪人が自分を雇ってくれないかと塩梅屋に訪れる。 その頃、何故か変装をしていたと思われる男性が河岸で遺体で見つかり、何故か握っていた芹を元に季蔵が事件を探り始める。 しかしその後有名な読み本作家の家で嫁と版元が殺されて、本人は行方不明となったり、近所の家に泥棒が入ったりと次々に事件が起きる。 連鎖していく事件の間にも料理の依頼が入る。 今回はイカ三昧や春を題材にした料理が沢山で美味しそうです。 お奉行の隠密をしてる季蔵の活躍もありながら、毎回おき玖と三吉と考え出す料理が美味しそうだし、レシピアリなのでどういう料理か分かりやすくて楽しいです。 悲しい事件の間にもほっこり嬉しい事もありながらの江戸の町人譚。 やわらかな文章がとても話を読みやすくしてくれています。 細かな説明も入るので、毎回江戸の暮らしを教えて貰っている気分になります。
  • 2026年1月8日
    宿で死ぬ
    宿で死ぬ
    旅先での怪談…大好物です。 ただ、こういうオムニバスはたくさん読んでるもので、たまに読んだかどうだか忘れてしまうので、足跡残したい。 遠藤周作先生野3つの幽霊…3回は読んでる笑 しかしこれは他はほぼ初だったので儲け物。坂東眞砂子先生の残り火も読んだかな。 もしかしたらすっかり忘れてただけかも。 残り火はずぅっと亭主関白な旦那に黙って従ってた奥さんの反抗。これはインパクト強い。坂東眞砂子先生野作品はインパクトが凄い。だから好きだったんだけど…。子猫殺しで話題になってしまって、その後亡くなられて残念です。実際には殺してまではいなかったようですが。 個人的にはもっと旅を伴った話が読みたかったけど、旅というよりホテルでの怪異譚集という感じでした。 リゾートバイトした大学生達が自業自得の怪異に遭う小池壮彦先生の封印された旧館なんかは如何にも現代っぽくてありそうな感じが良かったです。
  • 2026年1月4日
    invert II 覗き窓の死角
    三作目、読了。 お話は大きく2つ。同級生の夏の避暑用別荘にこっそり忍び込んでた主人公は、たまたま来たらしい同級生の母に見つかり、慌てて逃げようにも逃げられず、揉み合ってる内に、母らしき女性を刺してしまった?血塗れの包丁を慌てて捨てて、どうしようと途方にくれていたら、気せずして降り出した土砂降り雨に車が故障して動けなくなった美人のお姉さん2人が雨宿りさせて欲しいと訊ねてきて。 翡翠と真ちゃんの美人2人組に慌てふためきながら、何とか乗り切ろうとする主人公がコミカルに、でもその背後には殺人事件、というどうなる主人公!?なお話。 想像通りの展開ながら最後はそう来るか!があって楽しかった。 二作目はたまたま知り合ったモデル級の美人、そして同じミステリファンの最高の友達になれそうな予感のお嬢様を自分のしでかす殺人事件のアリバイ証明にしょうと企む写真家の女性が主人公。 ただの美人のミステリファンのお嬢様なら良かったけど、それが翡翠だったばっかりに大変な事に。 しかし翡翠でも写真家の嘘のアリバイ、トリックを証明するのは至難の業。 犯人なのは分かってる。だが、どうやってそれを証明するか。読んでてもさっぱり分からなかったトリックを打ち破ったキッカケが凄かった。 そこから怒涛の展開でした。 倒叙的な作品って、どうしても色んな意味でイラついてしまいます、私は。 何せ犯人が主人公なんだから、犯人は分かってる。あの手この手でトリックが張り巡らされていて、中々本丸に辿り着けず、でも大体最後にスパッと探偵にバラされてしまう。 あーあ、逃げきれなかった、とそりゃそうなんですが、毎回何かちょっと悔しい。 昔読んだのであまり憶えてないのですが、横溝正史大好きで、探偵といえば金田一耕助な私は、金田一作品全て読んでしまって、更に大物の江戸川乱歩に手を出したんです。 しかし、明智小五郎のシュッとした感じがどうにも苦手で、金田一のよれよれ感が良い…と思ってしまって、出来るだけ明智作品を避けて読もうとした事があります。 その中で影男…だったと思うのですが、これが犯人主人公作品で、やっぱり影男に逃げ切って欲しい。後もう数頁でこの本は終わる…逃げ切れるのか!影男!と思ってたらその最後の数頁でいきなり明智小五郎が出てきてその数頁で犯人を糾弾し捕まってしまった…いや、明智ならそう言えよ!!とショックを受けた。通常探偵出て来るなら、どっかしらに名前がちょいちょい出て来るので、パラパラと見て、名前出てこない!イケる!と思ったら…だったので何だかすごくがっかりした思い出笑 やっぱり明智小五郎は苦手です。 閑話休題 今回の翡翠は友人になれると思った人が犯人で流石に可哀想ですが、真ちゃんとの絆がよりはっきりしっかりした作品でした。 まだ続きありそう?な感じで終わりましたね。 楽しみだけど、毎回これだと私は結構削られるので、続きを見つけても時間を空けて読みたいかも笑
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