
ジクロロ
@jirowcrew
2026年3月9日

人類の星の時間
シュテファン・ツヴァイク
読んでる
いまや彼の大胆不敵な振る舞いに対する刑罰から、彼を救うことのできるものは、ただ一つしかない。それは、いままでよりもさらに大きな大胆不敵の振る舞いをやることである。裁判官たちが到着して、彼らの捕吏が彼を捕えて縛らないうちに、彼が新しい大洋と新しい黄金郷とを見出すなら、彼は救われることができる。人の住む世界の果てのこの土地において、この場合彼に可能な唯一の逃亡の形は、一つの大規模な行為のなかへの逃走、不滅のなかへの逃走である。
(p.25)
大胆不敵が咎められるなら、
その大胆不敵を超える大胆不敵をやってのける。
人類の「星になる」には、そういった無数の「大胆不敵」の屍の上に立つということ。
屍なくして星なし。
敵をつくらないための自分からの逃亡。
この本は、とにかく序文の熱量がすごい。
序文の3ページだけでも、
「逃亡」のつもりで読んでほしい。


