♑︎ "一次元の挿し木" 2026年1月22日

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@Yuya1223
2026年1月22日
一次元の挿し木
一次元の挿し木
松下龍之介
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@Yuya1223
様々な視点、時間軸から謎が解けていくストーリー構成が良かった。初めの200年前の遺骨と紫陽のDNAが一致するところから物語が動き出す面白さがとても良かった。悠の精神状況の表れがうまく言語化されていて読んでいて心地よかった。精神性の不安定さをはじめからずっと示唆していて、後半に全て主人公の妄想だったのでは?と一瞬でも主人公と同じ気持ちを読者に思わせる構成が美しかった。人の倫理と罪悪感、エゴイズムを表現し、ミステリー小説として成り立たせていた。悠が紫陽に会っていたが気づかなかったのが、どこか言い表しようのない苦しさがあった。人は容姿で判断しているところがどうしてもあるのだと、どんなに好きな相手でも容姿が変わり果てても好きでいられるかは、実際にその状況になってみないと分かり得ないのだと思う。
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