
彼らは読みつづけた
@findareading
2023年8月6日
部屋をめぐる旅 他二篇
グザヴィエ・ド・メーストル,
加藤一輝
かつて読んだ
*読書で見つけた「読書(する人)」*
《本を読んでいるとき、もっと心地よい考えが突然あなたの空想の中に入ってきたら、精神はすぐさまそれに飛びついて本のことなど忘れてしまうが、目は単語や文章を機械的に追っている。あなたは何を読んだか理解も記憶もせぬままページを読み終えてしまう。──これは、あなたの精神が、相方に読書を命じておきながら、自分が少し留守にすると暇乞いをしなかったからで、つまり他者のほうは、もはや精神が聴いていないにもかかわらず読書を続けていたというわけだ。》
— グザヴィエ・ド・メーストル著/加藤一輝訳「部屋をめぐる旅 」(『部屋をめぐる旅 他二篇』2021年10月、幻戯書房〈ルリユール叢書〉)

