雨後の月
@ybnmp316
2026年3月9日
なぜ日本文学は英米で人気があるのか
鴻巣友季子
村上春樹だけが海外で人気、はもう古い。多和田葉子や村田沙耶香ら女性作家の活躍、その背景にある翻訳者の存在なくして現代日本文学は語れない。本書は9.11以降の世界の心情や現代社会の閉塞感が、いかにして日本の中編小説と共鳴したかを解き明かす。単なるジャポニズムではない、文芸としての正当な評価。その事実に胸が熱くなると同時に、私たちがまだ知らない日本文学の可能性に気づかされる。世界と接続し、自国の文化を再発見するための必読書だ。