
雨
@ametrine
2026年3月11日
動機
横山秀夫
読み終わった
それぞれ警察官、殺人の前科者、新聞記者、裁判長を主人公とした4つの短編集。
過去に殺人の罪を犯した男を主人公とする『逆転の夏』が読み応えがあった。出所して会社員となった山本が、社長からの前科の暴露に怯えながらやり場のない鬱々とした気持ちを募らせていく様が見ていてしんどかった。殺人依頼の電話に耳を傾けるうちに、次第に山本の視野が狭まり追い込まれていくのがありありとわかった。踏みとどまるタイミングは何度もあったのに何故、と思うと同時に、正常な判断を力失うことのこわさを思い知らされた。
