

雨
@ametrine
長編と連作短編が好き。なるべく感想を書きたい。
- 2026年5月26日
盤上の夜宮内悠介途中まで読んだ碁、チェッカー、麻雀、チャトランガまで読んだ。 ん〜〜〜合わない気がする!目が滑るので読了は断念。 基本的なルールと、ある程度の戦術を理解できるくらいの事前知識は必要かも。 - 2026年5月22日
東の海神 西の滄海 十二国記小野不由美読み終わった若かりし尚隆と六太の出会いのエピソード。 尚隆、根っこというか理想に向かう心は実直なのに、問題解決手段として搦手を使うのが巧くてニヤニヤしてしまった。 のらりくらりと遊び歩いているように見えて、その裏で確実に根回しが進められ、ここぞという場で発揮されるの狡いや。 絶対に計算ずくなのに、彼のキャラクターのせいで臣下からは暢気者だと呆れられてるのもまた良し。 この巻では、理想を追う者が道を誤って堕ちていく様が描かれていて切なかったな。 更夜は救いが、家族が、居場所が欲しかった。だからそれをくれた人が過ちを侵したことを認めたくなかった。自分が利用されたと知っても、手放せなかったんだよね。 「他人なんか知らない」「国が滅んで、それがなぜいけないんだ?」という彼の悲痛な叫びが哀しい。 彼も本当はわかっていたはずなのにね。 エピローグ、国が立ち直るにはまだまだ時間がかかるだろうけど、尚隆がトップならきっとこの先も大丈夫だと思える雰囲気で良かった! - 2026年5月18日
連城三紀彦 レジェンド 傑作ミステリー集伊坂幸太郎,小野不由美,米澤穂信,綾辻行人,連城三紀彦読み終わった綾辻行人、伊坂幸太郎、小野不由美、米澤穂信が選ぶ連城三紀彦の傑作集。 『依子の日記』『眼の中の現場』はトリックに工夫が凝らされていて、読んできたものが反転する感覚があり面白かった。 叙述トリックとして有名な方だと聞いて読んでみて、ミステリとしての仕掛けや工夫はとても楽しめたのだけど、全体的に愛憎や性癖、執着など人の強い感情がウェットに描かれていて、その文体と情感たっぷりの内容が合わなくて残念。 こればっかりは好みの問題なので…! 描かれた時期によって作風が少し異なるそうなので、折を見て別作品も試してみようかなと思う。 読むタイミングや年齢もあるよね。いつか楽しめるときが来ますように! - 2026年5月14日
風の海 迷宮の岸 十二国記小野不由美読み終わった麒麟の王選びはまるで一世一代の恋みたいだ。 惹かれる明確な理由がわからないままなのにどうしても離れがたく、傍にいれば嬉しく、身を焦がすような想いで、ときには自覚以上の力を発揮する。 伝説とも言われる妖魔・饕餮の折伏を成し遂げ、その後転変にも成功した泰麒。その力はすべて王を想うがゆえに生じたものだった。 以下ネタバレありです。 *** 泰麒が自らの過ちに苦悩し、断罪されるのを今か今かと待ち受けるところはしんどかった…! 驍宗、明らかに王の風格なので逆に怪しんでしまいごめんねの気持ちです。こんなにも王の資質があり、泰麒の心もまっすぐ向かっているのに天啓がないとされ狼狽と混乱で泰麒も私も辛かった(笑) 景麒、延王、延麒がいてくれて本当に良かった。 しかし延王はお主も悪よのうという感じで、本当に侮れないお人…!! 本作では景麒の不器用な優しさも随所に見られ、その沼感が朧げながらにわかる気がした。 魔性の子を先に読んだので、泰麒がこのさき日本で高校生として過ごす期間があることは知っているけど、そこに至るまでに何があるのかすごく気になる。 魔性の子の高里と、この巻の泰麒(と汕子などの使令たち)の印象が違いすぎて…!シリーズ追っちゃうよこれは。上手いなあ。 それからこの巻では登場人物の言葉遣いがとにかく美しく、会話の描写のたびに感嘆した。 敬意と慈愛をこんなにも柔らかな言葉で表現できるものなんだ、という驚きでいっぱいになった。 こんな言葉遣いができる人になりたい…。 - 2026年5月8日
老人と海ヘミングウェイ,福田恆存読み終わった年老いた漁夫が海の上で孤軍奮闘する姿を描いた作品。 陸では粗末な小屋で慎ましやかに暮らす老人が、漁となると確かな生気を放ち、これまで培ったであろう知識と技術を駆使しながら獲物と堂々対峙する様が印象的だった。 カジキマグロを捕らえるまでと、帰路での鮫との交戦はハラハラしながら読み進めたものの、読了後に残るものがあまりないのが残念。 自分の感受性をもっと磨く必要があるかも。 - 2026年5月8日
月の影 影の海(下) 十二国記小野不由美読み終わった一気に話が動く下巻。上巻で心身ともに打ちのめされた陽子。心まで武装し切って疑心暗鬼になっていた彼女が信頼できる仲間と出会えて次第に変わっていく様が嬉しい。 彼女の王としての働きはこれからだけど、早くその治世を見てみたいと思った。 にしても楽俊いいやつすぎる! 陽子に抱きしめられて狼狽するところ可愛かった笑 延王も親しみやすさの中に確かな風格があり魅力的。 この巻で一番恐ろしいと思ったのは蒼猿かな。 無意識下で思う自らの不安や弱い部分を鏡のように見せてくる。自分の心を一番歪めてしまうのは自分自身なんだなと感じた。 以下、個人的に刺さった文。 『誰も惜しまない命だから、自分だけでも惜しんでやることにしたんだ』 『陽子自身が人を信じることと、人が陽子を裏切ることは何の関係もないはずだ。』 - 2026年5月4日
ひとりの商人岡藤正広,杉本貴司読み終わった課題図書。伊藤忠商事の岡藤会長の自伝。バイタリティに溢れ、発想力と行動力に長けた人だと思った。 ただ最初からシゴデキだったわけではなく、就活の面接にジーンズで行ったり、アポ無し無断で駐車場に車を止めたり、入社早々ちょけて場を凍らせたり、先輩の取ってくれたアポを勝手に断り面子を潰したりなど、なかなかのやらかしをしており、正直「東大出身なのにこんなんなの!?」と驚いた。 ただ、この人がその後ぐんぐんと才覚を現して伸びていけたのは、人の助言を受け止め即改善する素直さがあったことが大きいと思う。決断も早い! 「人に恵まれた」と周りへの感謝を忘れず、恩返しとして仕事で返すその姿勢に、人の上に立つ者としての器の大きさを感じた。 仕事に対して高いモチベーションを持てるのも才能だよなあ……!やらかしはしないけど平凡な働きしかできない会社員の私、耳が痛いです。 - 2026年5月3日
月の影 影の海(上) 十二国記小野不由美読み終わったか、過酷すぎる…! 地理もなにもかもわからない土地に身ひとつで放り出され、飢餓・睡眠不足という状態で異形の獣と戦い通し。道中親切にしてくれたと思った人には何度も裏切られ、この世界に来る原因となった人物からは音沙汰も無い。 肉体的苦難も相当なものだけど、精神的もゴリゴリに削ってくる。特に元いた世界の映像が心を折りに来てる……。 何も信じられず、理由も目的もわからないままなのは辛い!!!下巻へ急ぐ。 以下メモ。 ・陽子がいる国は巧国 ・隣の慶国は内乱で治安が悪く、戴国はさらに酷い ・虚海を渡ってきた人は海客と呼ばれる - 2026年4月29日
魔性の子 十二国記小野不由美読み終わったまさにプロローグという感じ。断片的な情報が提示されながらも全容はまったく掴めないので、その得体の知れなさが恐怖を増幅させる。 次々に起こる凄惨な事件。そのホラー的な描写はもちろんのこと、そこに至るまでの人間心理がまた怖い。 「高里は害をなすモノだ」と解釈した周りの人間たちが、高里(と彼を守ろうとする広瀬)を攻撃していい相手と見なし、正義の名の下にその勢いと行為がどんどんエスカレートしていくさまが怖かった。集団心理…。 以下メモ。 この巻に出てきた"他の世界を示唆する"ワード 泰王、戴極国、麒麟、白汕子、傲濫、蓬山、蓬廬宮 これらの意味が繋がる瞬間が楽しみだな。 広瀬が見たという風景もいずれわかってくるかな? 後藤先生や十時先生も気になるのでどこかで交差するのを期待してます。 - 2026年4月27日
- 2026年4月25日
- 2026年4月24日
大きな鳥にさらわれないよう川上弘美気になる - 2026年4月24日
満願米澤穂信読み終わった粒揃いのミステリー短編集。六篇すべて、確かに彼らの人生がそこにあった。どこか仄暗く傷を残すような読後感が癖になる。 米澤穂信はライトなものも人気があるけど、個人的にはこういうテイストの方が好き! 人生のやり切れなさや儚さ、メリーバッドエンド的なものを書くのが本当に巧いなと思う。ホワイダニット好きにはたまらない。 解説にもあった『儚い羊たちの祝宴』もまた読み返したくなった。 - 2026年4月19日
爆弾呉勝浩気になる - 2026年4月19日
地雷グリコ(1)青崎有吾気になる - 2026年4月19日
内なる宇宙 下【新版】ジェイムズ・P・ホーガン,池央耿読み終わったファンタジー色が強くてちょっと期待とは違ったかも…。ワッと盛り上がる場面も多々あったけど、全体的に冗長で目が滑ることが多かったのでもっとコンパクトだと良かったなあという印象。 - 2026年4月19日
渚にてネヴィル・シュート,佐藤龍雄気になる - 2026年4月15日
満願米澤穂信読み始めた - 2026年4月11日
内なる宇宙 下【新版】ジェイムズ・P・ホーガン,池央耿読み始めた - 2026年4月9日
遺品博物館太田忠司,平岡敦読み終わった故人の物語として遺品を収蔵している、ということで、故人の人生にまつわるミステリを学芸員の吉田が探偵役として紐解いていく。 書き出しの一文が八編すべてで同じ構成となっており、その矛盾を孕んだ文章がトリガーとなり話にスムーズに入り込めた。 イラストレーターと児童文学作家の話「燃やしても過去は消えない」が印象深かった。 遺品博物館になにを収蔵するかは学芸員の判断に委ねられており、本人や遺族が選定することはできないが、ついつい「自分なら何を」と考えてしまった。収蔵に足る物語性が自分の人生にあるかなあ。
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