
あめ
@candy33
2026年3月12日
読み終わった
読書メモ
学び!
政権を支持していたわけではないのだが、page turnersで竹下さんがおすすめしていたのと、上巻がkindle unlimitedに上がっていたのが読むきっかけとなった。
上下2巻、かなりの分量かと思うが、あっという間に読了。
安倍政権の政策立案と実行の過程がよくわかった。
いつだって問題は突然持ち上がってくる。何かあったときに反射的に動ける、その背後には国を率いる政治家自身に政治哲学というか、思想や理想があるべきで、それらと現実との距離感も把握しておかなければならない。それが明確に頭の中に入っていればいるほど、今この瞬間、自分が、日本がどう動くべきかが見えてくるのだろう。道のりがどんなに困難であったとしても打開策を見つけ、人を動かすことができるのだろう。
「官邸主導」と言われた政治手法の実際も詳細に記されている。政務秘書官をはじめとして、チームを支えた優秀な官僚たちと霞ヶ関とのせめぎあいもところどころに見られる。内閣官房とはなにか。改めて勉強させてもらった。
私自身関心のある外交・国際問題(TPP、靖国、従軍慰安婦、対オバマ、対トランプ、対習近平、対プーチン、イラン問題、FOIP・・・)については、特に面白かった。
ヒリヒリするほどの外交交渉をガラス細工のように積み重ね、解決策に仕上げていたことがわかる(ロシアとの交渉は失敗しちゃったけど)。これも背後に、外交に対する姿勢が明確にあってこそだろう。
詳細な注が、この本が信頼ができるものであることを証している。これだけの調査報道を行うことができる著者にも敬意を表したい。
政権が口先だけで空虚な理想を語っているのか、現実を見据えて何かをなすことができるのか、政治を見る視点をもらった。