しろくま "陰謀論" 2026年3月13日

陰謀論
陰謀論
秦正樹
①私自身が陰謀論的思考にかなり親和的で(陰謀論がかなり好きで)、②居住地の選挙で陰謀論的主張がくり返され、③陰謀論と政治の関係について最近友人と会話する機会があった、などの理由で手に取った。 本書では、「誰が、なぜ陰謀論を信じるのか」という問いに対して、データ分析を用いて答えている。調査時点での日本社会の傾向を知るうえで、かなり勉強になる。分析結果から「ネット右翼やオンライン排外主義者に近い意見を持つ「普通」意識を持つ人、リベラル左派が多くを占める野党支持者、あるいは、政治に関心が高かったり知識が高かったりする人も、みな、「自分の信念に沿う」陰謀論を信じる傾向にある」(217頁)という敷衍がなされ、「陰謀論が、自分の信念や認識の正しさを肯定してくれる「良き友人」となりうる点にこそ、大きな問題が潜んでいると言えるだろう」(218頁)と筆者は述べている。妥当な主張なのだろう。 2026年現在の政治状況に対する筆者の認識も伺ってみたい。
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