
芋仁
@imogine
2026年3月13日
もうひとつの「流転の海」
堀井憲一郎,
宮本輝
読み終わった
読書会
大河小説「流転の海」シリーズ全9巻を読み終わっているので、この短編集はするすると頭に入ってきた。ただ「流転の海」では父と母の内心は交互に描写されているが、息子である伸仁の心情は語られていない。この短編集はその伸仁側の心が知れて新鮮な気持ちになった。また宮本輝さんの母親に対する想いがひしひしと伝わってくる。終盤の『眉墨』などはまるで生活史のようだ。『母への手紙』は取り繕うことなく真っ直ぐ素直。日々の祈りのように感じた。
