
ワタナベサトシ
@mizio_s
2025年3月15日
飛ぶ教室
エーリヒ・ケストナー,
W.トリヤー,
高橋健二
かつて読んだ
再読
2025/4/4再読。
子供のころ読んだ記憶もうすれていて、新しい発見がたくさんあった。男の子たちそれぞれが別個に浮かび上がってきて(はっきりと個性の違いが読みとれるようになって)、物語の深みをより感じることができた。
正義先生(≒著者ケストナー)や禁煙先生という“手本となるべき大人の姿”が、自分自身が大人になってから読むと昔は分からなかった機微や配慮や信念に基づいて描かれていることが見えてきて、涙が出そうになった。
訳出は1962年で古くてかたい文章もあるが、ウリーがヨナタンを指して言う「彼は詩人なんですよ」のセリフはとても素敵だと思う。