焼き海苔
@readsyakinori
2026年3月13日
人間
又吉直樹
読み終わった
まさに文学作品って感じ。
文章は読みやすくて素敵な表現があって読むのが楽しかった。しかし内容はダーク。若い時代のヒリヒリする生き方はハラハラさせられる。出てくる人が殆ど普通じゃない。主人公の永山からして記憶も曖昧だし見ている物も急に別物になったりして、ちょっとおかしい人なのかなと思う。
芸術とは、表現とは、など、哲学的な会話が面白かったけれどほぼ理解できてません。又吉さんはこういう事を考えながら生きてるんだなぁ。
奥は良い人。永山の味方でいてくれて安心する。
それに比べて、後半に出てくる永山の父親の不穏なこと! 子供に対する態度も良くないし自己中だしイヤな人。しかし父親なんだな、永山はそれでも父親が好きなんだな。母方の曾祖母がユタだと分かり、その血が流れているから永山も変なところがあるのかもなぁとちょっと納得してみたり。
宗教の話も面白かった。
『人間』というタイトル、すごい。『こころ』に匹敵するくらい大きな概念。
いつも読んでる本に比べて分かりにくかったけれど、読書してる〜!っていう実感を得られた。