
リョウテンテン
@ryotenten
2025年3月15日

国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(下)
ダロン・アセモグル,
ジェイムズ・A・ロビンソン,
鬼澤忍
かつて読んだ
2月に読んだ本。
国家の繁栄と衰退を『政治制度(とそれが形作る経済制度)が包括的か収奪的か』という視点で論じた本。筆者によると人類史上『収奪的制度』が標準(自然とそうなりやすい)の状態であり、包括的制度の方が稀有で偶然だと述べる。『経済が発展すれば自ずと民主主義が産まれ、包括的制度が発展する』という近代化論にも意を唱える。収奪的制度は一時的な経済発展をする事もあるが、ソ連のように持続的にはならないという。色々な国の歴史や経済がわかり勉強になる本。
