
socotsu
@shelf_soya
2026年3月14日
立岩真也を読む
小泉義之,
岸政彦,
稲葉振一郎
読み終わった
立岩真也の功績について讃える内容かと思っていたら『人命の特別を言わず/言う』で「?」と思っていた動物倫理に関する記述について、動物の権利を自ら申し立てができないからといって否定するのは、障書者解放思想が根幹にある立岩真也の論の立て方としてちがうのでは、という批判があり、たしかに、と納得。
立岩真と比較される小泉義之の『弔いの哲学』からの引用による「生きることはよい」と「殺すことはない」がなぜ「生きなければならない」「殺すな」ではないのか?についての記述もよかった。生きることの義務化の回避、そして他者を排したい欲望を否定せず、しかし「殺す」以外も道はあると示すことで強い禁止が煽りになる方向性を回避すること。表現が異なるだけで、立岩真也も『人命の特別を言わず/言う』で同じことを言おうとしており、そしてそのためにはやはり「人間の定義」をする必要はないということ。小泉義之『弔いの哲学』も読みます。
去年くらいから読んでいるどの本も自己決定権に関する本なのかもしれない。
「他者の合理性」について理解するために過程を知る。
