kiyu "ソーシャルワーク研究 第13..." 2026年3月16日

kiyu
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@soudensen
2026年3月16日
ソーシャルワーク研究 第13号
ソーシャルワーク研究 第13号
ソーシャルワーク研究編集委員会
ソーシャルワーカーが、クライエントの語りを「翻訳」し、報告書やアセスメントシートに記述するその瞬間に、無数の可能な意味のうち、ある一つの語りだけが「正しい意味」として定義される。しかしながらその背後には、散種としての多様な意味が潜在している。それゆえ、ただ一つの「正しい意味」として言葉を確定すること自体が、表象の暴力となる可能性があるのである。 この視点は、交差性概念の限界を考える上で極めて示唆的ではないだろうか。 交差性は、カテゴリーの交錯を描き出すことで複合的な抑圧を可視化するが、ともすれば、その「交差点」をひとつの安定的な場として想定してしまいがちである。しかし、デリダが示すように、経験や意味は決して一義的には現前せず、無限にずれ、拡散し続けている。交差性研究が取りこぼしてきたのは、このような「語りの逸脱可能性」である。p.11
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