おむ "方舟 (講談社文庫)" 2026年3月17日

おむ
@omu_4656
2026年3月17日
方舟 (講談社文庫)
文句なしに面白い 序盤、主人公たちが置かれた状況を想像して恐ろしくなり、一旦読む手を止めてしまうほどのめり込んだ。 以降ネタバレあり 犯人が潔く岩を落としに向かい、特に揉め事もなく脱出しようとしたところでエピローグに入ったので、何か物足りない、もうひと展開欲しいな、と思っていたところにとんでもないタネ明かし。めまいがした。 正直、途中から犯人のあたりはつけていて、予想通りではあったのだけど、それは意味深なセリフを吐いたり、唯一主人公が特別な感情を抱いている人物だから、というメタ的な理由からだった。 だからこそ、探偵の推理は楽しめたしその時点である程度作品に対する満足感はあった。その満足感をエピローグが2段も3段も押し上げた感じ。 というか、犯人が周りの人物と比べて明らかに非凡過ぎる。 愛されていないもののデスゲームのくだりから感じる知性や感性。配線を入れ替えるという閃き。何より、生き残るための作戦に殺人を組み込み、それを迷いなく実行できる胆力。こいつ異端すぎる。普通、同級生の首切断するか?こわ。 ダイビング経験があるとはいえ、真っ暗な地下三階を泳いで脱出するのも結構な難易度だと思うけど、間違いなくこいつなら実行できると断言できる。たぶん下山も余裕だろう。 後味が悪いのか良いのかよく分からない感情のままのところに、Kindleから「十戒」をお勧めされ、即購入してしまったけど、これは俺は悪くない。 願わくば、後日談と犯人視点の物語を読みたい。。 どこか無敵感のあった探偵が絶望の絶叫を上げながら最期を迎える様子とか、 天才肌すぎる犯人の結婚観、犯行に至るまでの思考、脱出からの下山物語、、読ませてくれ
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