はぴ "仏教する日本1 見えるものと..." 2026年3月17日

はぴ
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@happy-reads
2026年3月17日
仏教する日本1 見えるものと見えざるもの
仏教する日本1 見えるものと見えざるもの
末木文美士,
松岡正剛,
福家俊彦
日本と仏教、日本の歴史と文化に絡めた仏教(ここではそれを「日本仏教」とする)についての講義録。 3人の著者は松岡正剛センセと、偉いお坊さんの福家俊彦さん、江戸文化の専門家田中優子先生。 🪷 第一章は東京(江戸)/京都を照らし合わせて、場所の特徴、歴史の動きから神社(神道)と仏教がどんな風に扱われ(受け入れられ)てきたのか、についてのお話。 今はすっかり浸透しているこの神社観、天皇を中心とした日本観が、明治の近代化戦略の賜物・・・ってくだり、右翼系スピリチュアリストたちがショック受けそう!!笑 🪷 原爆やウクライナ戦争を例に挙げて「悪は悪だ、と言える根拠をどこに求めればいいのか」と問いが立てられていた。 この本の元になってる講演は「還生の会」という団体なんだけど、ゲンショウというのは死んでまた蘇る、という意味らしい。 松岡せんせは、それを「迷いを断ち切るんじゃなく、もう一度迷いに進み出て再生していく」と言い換える。 悪を悪とかたづけることでも、決めつけることでもなく、全部迷いなおそう、って。 これはメタ倫理学の出番だね!! 去年読んでたメタ倫理学の本ももっかい引っ張り出してこよう。そうだ、Readsにも追加しておこう。 🪷 一方で平和について。ユネスコ憲章と国連憲章の違いから、そのヒントを探る。 中学か高校の時に試験対策として名前だけ覚えて、時々ニュースで耳にする・・・程度の認識🫣それぞれの組織今いちよくわかっちゃいないんだけど、ちゃんと勉強してみたいな。 ・力関係で生まれる平和は、その時の状況でしか成り立たない。力関係が変わってしまえば崩れてしまう平和でしかない。 🪷 第一章の最後に、「冥と顕」ってテーマが出てくる。虚と実。見えるものと見えざるもの。 「冥」は言葉(記号化、数値化、顕在化)にならぬものなんだから、それを言語化した時点で「冥」じゃなくなるよね?みたいな矛盾の葛藤も、私好みのテーマ。 今並行して読んでる田中泯さんの『ミニシミテ』も、言葉にならない「冥」を表現して踊るんだってこと言ってる。 それから坂口恭平さんも(これまた並行して読んでる『まとまらない話』)彼の取り組みはつきつめればそこなんだ、って話をしてた。 🪷 ・つまり表面的には見えていて、互いに言語によってコミュニケートしている場合でも、じつは言語化できないところで人間同士は関わっている。
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