
とろん
@toron0503
2026年3月8日

正しい家計管理
林總
読み終わった
少し前に『50歳からのミニマリスト宣言!』という本を読んでいて、その作者がこちらの本を読んで実践しようとしたが当時は挫折してしまった…ということが書いてあった。偶然だが、同時並行でこれを読んでいたときだったので特に興味深く読んだ。
ちなみにその作者がその後読んだという、横山光昭『年収200万円からの貯金生活』はわたしも読んだことがあって、現在も家計簿のつけ方のベースにしている。
そういう事前情報がありつつ読んだこともあるが、この本は確かに挫折させるな…と思った。「正しさ」は「厳しさ」でもあるように思う。
基本的にダブルインカムの家計は稼ぎを合算して双方おこづかい制にする、という方法なのだけど、夫婦間の価値観の擦り合わせ…「〇〇費」には何を分けて何を自分の私費から出すのか、というやり取りでだいぶメンタルが削られそうな気がする。そのあたりのケア的な方法に関して丸投げなことがやや怖い。双方ともにお金に関して「危機感」と「価値観」を持っていないと続かないと思う。
家計簿が手書き推奨なのは使った・貯まった実感を得るため…というのは理解できるのだけど、この家計簿のやり方は手計算する部分が多くて、計算ミスに繋がる気がする。
入金口座と出金口座を分けて、引き落としの際は入金口座に入れてから出金口座に入れる。手元現金が余った際は入金口座に入れる…などのルールは口座移動の手数料がかかるし、小銭を入金する場合は銀行に直接行く必要もありそうなので、文章上ではあっさり書いてあるがなかなかストレスが多そうだと感じた。
そういう意味では、ひとりで徹底的にストイックにやるには向いているかもしれない。
ひとり暮らしでそれなりに収入があるのに、月末になったらほとんど手元にない。謎の固定費が多めだったり、つい使ってしまうタイプのひとなど。
また、この方はあくまで会計士であってファイナンシャルプランナーではないのだな、ということを感じさせる箇所がいくつかあった。「銀行の短期の定期預金は推奨」「投資は元本割れする危険があるのでNG」「預金を増やす」という考え方など。
この本自体が2013年に出たものなので、まだうっすらデフレの空気感があるのも一因かも。今だと口座に現金をたくさん置いておくよりもNISAで投資信託で積立1万円などが負担のないかたちだと思う。
ただ、この本には改訂版があるらしいので、そちらにはもしかするとNISA制度などが組み込まれた内容になっていたりするのかもしれない。
個人的には、横山光昭『年収200万円からの貯金生活』のやり方が断然つづけやすいと感じた。
