
きらた
@kirata
2026年3月18日

驚愕遊園地: 日本ベストミステリー選集
日本推理作家協会
読み終わった
アンソロジー
2010年〜2013年に発表された14の短編を収録したアンソロジー集
遊園地を舞台にした作品集との意味ではなく、様々なテイストの作品を楽しめる事を“遊園地”に例えたって感じかな?
本格ミステリ系からミステリ色薄めの作品まで様々
びっくり箱の様な面白さがある短編集でした
既読は3篇ありました
さらっと全作感想(?)
赤川次郎「呪いの特売」
最初から最後まで赤川次郎だなぁって作品
タイトルの付け方や語感とかも、奇異な言葉じゃないのに組合せで目を引く感じなのが、流石だなぁと
芦辺拓「黒い密室──続・薔薇荘殺人事件」
鮎川哲也の2シリーズがクロスオーバーなパスティシュなんだけど、両作とも深くは知らないので、話は面白かったけど、味わい尽くした感じではない
好きな方なら“‧˚₊*̥(∗*⁰͈꒨⁰͈)‧˚₊*̥オォ!”ってなるのかも
有栖川有栖「四分間では短すぎる」
『江神二郎の洞察』に収録
大学生アリスの方!既読!でも楽しい!
アリスが駅で耳にした見知らぬ誰かの言葉から推理を組み立てて行く話
やってる事は手慰みみたいな遊びだけども、先輩方の連携や配慮(気持ち)がたまらんのです
ファンの欲目抜きだと、この作品がどんな評価になるのかはわかんない(すいません)
伊与原新「梟のシエスタ」
ザラッとした空気を感じた作品
あまり良く知らない作家さんだけど、もう少しさらりとした清々しさを感じる作風のような気がしていたのでちょっと意外に感じた
大崎梢「君の歌」
大崎梢だなぁと安心して読めた作品
多少の(!?)胡乱さはあるものの、心地良い爽やかさを感じさせての幕引きはお手のものなのだなぁ
恩田陸「思い違い」
ん〜‥途中までは魅力的だったんだけど‥
思った方向と全く違う着地をした奇抜さには驚いたけど、だからと言って面白かった(好みにあった)かと言うと‥そうではなかった
オチ的なセリフは好きでしたが!
大門剛明「カミソリ狐」
ミステリ云々じゃなく、読み終わって“面白かったなぁ”との印象が最も強かったのがこの作品
もしかしたら初読み作家さんかも知れない
辻村深月「美弥谷団地の逃亡者」
後味悪い系‥と言うかイヤミス系?
自分の好みではない作品だし登場人物像も共感出来ない人ばかりだけど、鮮烈な印象を見せる作品だと感じた
鳥飼否宇「呻き淵」
後味悪い系(自業自得系)、嫌いじゃない
西澤保彦「対の住処」
既読でした其の二
『赤い糸の呻き』に収録されている作品
後味悪い系(嫌な予想)、こちらも悪くない
初野晴「シレネッタの丘」
幻想味漂う作品で、読み心地はかなり好み
遊園地を舞台にした唯一の作品
東川篤哉「烏賊神家の一族の殺人」
東川篤哉だなぁって作品
烏賊川市シリーズの1作らしい
東川篤哉の作風は、好きな人にはたまらないんだろうけど、私はもたれちゃうだけなので‥(すいません)
麻耶雄嵩「おみくじと紙切れ」
木更津悠也シリーズ(香月さんは出ない)の1作
問題編と解答編に分かれてるのが特徴か?
メルカトル鮎ものに比べると発散される毒は少なめですが、最後の皮肉でやっぱり麻耶雄嵩
ミステリに対する捻じくれた愛情とその深さを感じます(ΦωΦ)フフフ…
米澤穂信「913」
既読でした其の参
図書委員シリーズの『本と鍵の季節』に収録されている作品
ちょっと苦手だなと感じてる作家さんなのですが、この短編は割と好き寄りだったなぁと最後まで読んで思い出しました
自分的には、有栖川有栖、大崎梢、大門剛明、西澤保彦、初野晴、麻耶雄嵩が好き好き作品で、伊与原新、鳥飼否宇、米澤穂信が良かった作品って感じでした
読んだ時の気分も関係してるかも知れませんが‥!
アンソロジーとしてはクオリティの高い作品が集められてると感じたので、かなり大満足の1冊
今現在単著未収録の木更津悠也シリーズの1篇が読めましたし(私の目当てはそれだったー!)
ちょっと気になった作家さんのその他の作品を調べてみようと思いました
アンソロ怖い、あぁ怖い(まんじゅう怖いと同)

