
あざらしシンイチ
@reads0106
2026年3月19日

クジラから世界を考える
倉澤七生
読み終わった
ポップなクジラの本かと思ったら捕鯨反対NGOの人の本でびっくりした。動物福祉からだと日本では対立が強いだろうけど、資源の持続的な利用や生物多様性から攻めていたから、まだわかり合える可能性が高いなと感じた。水産庁への批判が強火なので人によってはキツイかも?でも国際条約を2019年に脱退してるのはガンギまっててさすがにすごいなと思った...
日本の漁業規制がゆるい(資源の持続的な利用のために定められた基準よりも大幅にゆるい基準をさらにオーバーしているものもある)というのを5年前くらいに見たし、国際会議でも規制・保護反対が強い(この前のウナギとか)のは知る人ぞ知るという感じなので、まあ妥当な批判だろうという気がする。専門ではないので詳しくはわからないが。
個人的には水族館が大好きなのでこの手の話(特に動物福祉の観点)は苦手なのだが、社会性動物であるイルカやシャチを飼育下で育てたり見せることにどれだけ意義があるのか、加えて上記の点から飼育下では有意義な学術研究が成り立たないというのは確かにと感じた。
この手の話だと引き合いに出される、フランスの動物福祉法改正に伴って、閉園したマリンパークの汚い水槽に取り残されたシャチを日本の水族館が引き取ろうとしたら、鯨類に関する日本の立場から反対され、頓挫したという話。これは昨年末に無事サンクチュアリに移送することが決まったようでよかった。日本アゲで使われがちな話だが、閉園したパークに取り残されたイルカが死亡するなど、同様の事例は日本でも起こっている点を隠すのはいただけないと思う。