さみ
@futatabi
2026年3月19日

読んでる
2章まで
「この地域でだけ貝紫が今も生きつづけているのは、制度でなく、計算でなく、存在するものたちに対するデリカシー、世界に対する感受性の強さ、鮮烈さのためだったと思います。
たかが貝紫ですが。こういうふうにしていろいろなものが、この世界からきえていくのです。」
20年前に出た本なんだ。20年前に出たこのおもしろい本が、そのさらに何十年も前に出た柳田國男の本をおもしろいと言っていて、本を読むことのたのしさ、無限じゃん……とこころ踊った。
踊ってたんだけど、ふとあらわれたこの文章に、指を紙で切ったときのような、よくある、でも受け止めきれない鋭さによって切られた感じがあった。こういうふうにしていろいろなものが、この世界からきえていくのです。消そうとしたからでもなくて、蔑ろにする態度が集積して。「消す」側にもなって、「消される」側にもなるのが、すごく現実的な毎日なの、いやだなあ

