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さみ
@futatabi
自由
  • 2025年7月5日
    てんしのけはい
    イタリアに行ったときに、まちの至るところに天使像があって、「わたしだけの天使がいていいんだ」と、どこかゆるされたように感じたのを思い出した。そんな自分にとってだいじなことを何年も忘れていたということです。 天使、いなくなってたな。たしかにいた天使がどういうすがただったかも思い出せない。また会えるといいなー 小沼さんの文章をまとまったかたちで読んだのは『共感と距離感』以来ですが、そのときも、こうして、ひとりでに、いつのまにか、忘れていた希望みたいな記憶と空気をさぐってた気がする。
  • 2025年7月2日
    夏葉社日記
    きっと栞にするだろうと思って買ったポラ、いつ使うことになるんだろうと4ヶ月とってありましたが、使いました ひとつひとつをじっくりたしかめながらとりだされたような文章や、ちいさくうつくしく丈夫な装丁をみていると、宝物ってこういうかたちをしていたんだっけ、と思う
  • 2025年6月28日
    そもそも交換日記
    そもそも交換日記
    『急に具合が悪くなる』を読んでから往復書簡的なものへの熱が高まっていたため購入し、無事、これこれ〜!!となりつつあってありがたい。「自分がこの世界に対してどう感じ何を考えているのかを、教え合うこと」、わたしもまだまだずっとやっていたい。
  • 2025年6月23日
    YABUNONAKA-ヤブノナカー
    こんな風に終われるんだ!?ぐいぐい読み進めていって、ブレーキなしで来たところにぽわっ……と こう しばらく小説を読んでいなかったけど、この光は小説でしか咲かないかも、とか思った。最後まで読めてよかった。
  • 2025年6月20日
    見晴らし台
    見晴らし台
    最近感情が揺れすぎなので、揺るぎない意志をことばで浴びたくてやっと購入。浴びてる!というか、雪がれてる。 冷淡という意味の冷たさではなくて、ひんやりする、それも肌に直接触れるのではなくて、わたしのいるこの空間そのものに干渉してそうさせるような、川野芽生さんの文が今の自分には心地よい。 まだ1章を読んでいますが、「A Study in Pink」がとくにすき。「ピンクという色の美しさを伝えることができたらいいのに」という書き出しで、少し時間が止まった感覚。わたしはこれまで何かを美しいと思ったことがあったかな。
  • 2025年6月20日
    YABUNONAKA-ヤブノナカー
    疲れているのに夢中
  • 2025年6月13日
    ケアと編集
    ケアと編集
    しばらく頭がぼんやりしており1章読み終わるのに1週間かかった…… 「「未知」というノイズを削り取ってしまった結果、「既知」のことしか書かれていないから、直した本人としてはすっきりわかりやすいけれど、読者にはなんのメリットもなかったのではないかと思えてくるのである」 書籍の編集について書かれていることだけど、一般的なコミュニケーションにもいえるのでは、というか、もうずっとこれに悩んでいる気がする。自分の基準で他人の行動を変えさせる是非の線引きがわからない。もしかしたらそのあたりの手がかりを得られるかも(ビジネス的な答えは転がっているのかもしれないけど、自分で辿り着かないと多分わたしは納得しない)、みたいな希望が見えている。 そもそも、ケアと編集について「どこがどう似ているのか、それが一言でいえないから、こうして本を書いている」という一文ですでに虜にされている。複雑なことを簡単に見せて短く短く、では疲弊してしまうよ〜
  • 2025年6月2日
    急に具合が悪くなる
    急に具合が悪くなる
    読めてよかった〜読んでいた1週間は脳から何らかの物質が分泌されていたと思う!刺さった分の後遺症がありますが(読了からとりあえず10日ほど)。 「文化人類学も、その一領域である医療人類学も大好きだけど、その一方で、ただ概念をこねくり回す言葉遊びに過ぎないのではないか、そう思うこともある私に、宮野さんの体に根ざしたところからお話を聞いてみたいのです」 しばらくここから動けなくなっていた。今も多分そこに留まったままの自分と体だけよいしょと押し進めている自分がいそう。磯野さんはきちんと否定されていたので安心はしたけど、わたしはきっとほんとうに概念をこねくり回しているだけで、はちゃめちゃな理論でわたしをぶん殴ってきた過去の人間を自分が思うに正しそうな概念で殴り返したいだけっぽい。このあとにZINEをいくつか読んで、わたしは大きなものに怒りを届かせるためには身体を動かせないな、人を守りたいわけではなくて黙れって言ってきた彼らを黙らせたいだけかもな、だから身体を伴う連帯に億劫なんだろうな、とか、気づいてしまった。 ……まで、朝書いてた。今朝は落ち込みがつよめでただ自分に呆れながら身動きもしたくない感じだったけど、そうだとしてこういうもの抱えたまま考え続けるしかないなと夕方現在思う。これからも読み返したい一冊。
  • 2025年6月1日
    家父長制はいらない 「仕事文脈」セレクション
    とりうみさんの文章のなかの、「排他的な社会の中に自分を介入させる術は「事実」の記録ーー「わたし」という個人が何を望み、どのような日常を送っているのかを率直に示すことにあるのではないかと考えている。」という一節に励まされるような思い。
  • 2025年5月28日
    急に具合が悪くなる
    急に具合が悪くなる
    読書の筋力落ちてしばらく記録できなかった 自分が知人には出せないであろう手紙であっても、本としてなら(学者としてなら?)訊ける、書ける、ということはあるのだろうと こういうものを読ませてもらえるからやっぱり本っていいなと思いながら読みすすめています
  • 2025年5月15日
    利他・ケア・傷の倫理学
    近内悠太さん2冊目、面白いので脳が何らかの物質を分泌し始め、落ち着きがなくなり序盤までで喫茶店を出てしまった……
  • 2025年5月11日
    私の小さな日本文学
    私の小さな日本文学
    高校生のとき、教科書でいくつか近代の日本文学にふれてから本を読むようになって、これからまだ見ぬたくさんの本を読めることに胸を膨らませたり、どこでどんな本を読もうか、今日はどの本を鞄に忍ばせてみようか計画したり、人と話したくなくてとりあえず本を読んでやり過ごしたり、そういう振り返ればきらめいているような時期に結びついているのが近代の日本文学だったーーということを読みはじめてやっと思い出した。小説を読まなくなって、まして近代の作品に手を伸ばすことはめっきりなくなって、そうするとそれに親しんでいたときの記憶ごとさっぱりなくなるものなのだなあ。 短編はほんとうにみじかいけど、あとがきにもあるように、みじかいなかに宇宙が詰まってる。読み終わってぼんやりしているとき、時間の流れが気にならなくてふしぎだった(それこそ宇宙遊泳のような)。ひとつひとつの短編にささやかな一文が添えられていて、どんな意味を込めたのだろう、読みとったのだろうと考えるのもたのしい。書きながら思ったけど、でもかつて近代文学を読んでいたときは、すてきなものを見つけるぞという意欲よりも、有名な、多くの人に親しまれた作品を一つでも多く読んでおきたいとか、お気に入りのものをもっと深めたい・広げたいとか、そういう方向性だったような。知っている作家の知らない短編、知らない作家だけど本のなかでだいじに拾われた短編、こういうものをゆっくり味わうのはやっぱり大人になってからでないとわたしにはできなかったことかも。
  • 2025年5月10日
    こじらせ男子とお茶をする
    人の話っておもしろいな……?となってる。人の話っておもしろい。 佐々木典士さんの回で、すごい人たちに会うとだんだん自分の言葉を失って「この前あの人がこう言ってて〜」ばかりになるというのが書かれていて、ぎくっとした。尊敬する人とやりとりすることがあると、他の人にすぐその人との話ってばかりしてしまう……気持ちとしては「こんな人がいる世の中、希望」という自分のよろこびを伝えたいのと相手にも希望を渡したいことが大きいんだけど、たしかに「それであなたのことばはどこに……?」とも思えるなと。自分では自分のまわりの話をしているだけだと思っているから、どこでことばがなくなってるか気づかないまま進んでしまいそうだから、この話はわたしに刺しておきたい。
  • 2025年5月10日
    あなたのフェミはどこから?
    あなたのフェミはどこから?
    藤高和輝さん 「フェミニストになることによって、私のせいはがらりと変わった。私は世界を素朴に受け入れるのではなく、むしろ、世界を批判的に疑い、問うようになっていった。また、私自身が世界のなかでどんな社会的位置にいるのか、様々な視点から自己批判的に考えるようになった。そして、なにより、私は私自身の生をどのように生きるのか、私が生きたい生とはどのようなものかを必死に考えるようになった」 私もまさにこのように、フェミニズムを知ったときから今に至るまでがつながっていて、それによって自由を感じるときもあれば苦い気持ちになることもあるけど、タイミングがいつであってもやっぱり「知ることのできた」人生でよかったよなとあらためて思った。好ましい(自分にぴったりだと感じる?)作家、アーティストなどなど、いろんなことについて「知れてよかった」と日々思うけど、フェミニズムもそうだった。そう思える人が増えるときっと良いんだけどなと思いつつ、ありがたい切り口の本だな〜
  • 2025年5月8日
    私が諸島である カリブ海思想入門
    4章まで 「「発見」において優位なのは、常に「発見者」なのだ」 わたしもそのようにして自分の意識の中で、優劣がつくかたちで他者(ひとでなくても)を対象化してしまっていると思う。それに気づきたい。
  • 2025年5月8日
    鬱の本
    鬱の本
    いつか買うだろうと思っていたけどやっと今日買った。精神がとりだされ、ていねいにあつかわれている。気分によって、読んだときの感じかたも違うのだろうな。それも一緒に楽しめそうで(楽しんでいる余裕なんかないときに手を伸ばすこともあるだろうけど、振り返ったときに)これからまた何回も本をひらくのがたのしみ。
  • 2025年5月4日
    密航のち洗濯
    密航のち洗濯
    映像作品を観ているようだった。読み終えてようやく、そもそも少なくない当時の人間が「密航」せねば自分を守れなかったというような状況の異常さと、その異常に深く関わる国でここまで過ごしていながら、ほんの数十年前に起きていたことにここまで目を向けずに、主張される被害や権利について無頓着でいられたことののんきさに、改めて驚かされる。構造の中にあると、人は人をこうもこんなに近くにいても無視できるのか。 「こうして登志子は、「朝鮮人」となり、「外国人」となった。だが、それはあくまで国家や行政がそう処理したというだけの話である。日々の生活において、その境界線は簡単に越えられるものではなく、また同時に曖昧な形で行き来するものでもあっただろう」 国籍に限らず、自分の人生を、自分のしたい時にでなく外部からの要請で気まぐれに証明させられることの暴力性。
  • 2025年5月4日
    世界は贈与でできているーー資本主義の「すきま」を埋める倫理学
    副題回収した〜! 資本主義いやだ!しかなかった思考にひとつ灯りを見つけたかんじ。あたらしくて面白かったので、こういう本を人は必要としてお金を出して買っていくんだ……などとも思った。想像力と、想像力を発揮するための基礎体力=教養。生かすための、ほんとうの教養。
  • 2025年5月4日
    言葉なんていらない?
    終章キレキレ。ここに書かれたことを当たり前のことだと思えるまで、どうか力を貸してください……と頼りたくなるキレ。「遅さ」、忘れぬように。
  • 2025年5月3日
    おいしくってありがとう 味な副音声の本
    平野紗季子さんの本を読むということは滋味深い完全栄養食を食べるということなので、もう読書とはまた別の楽しみかたで堪能してきたものなので、でもあえてここに書きとめたくなったのは、最も愛しているチーズケーキwithつめたいレモネードを食べながら読んでしまったから。この代えがたい経験を棺桶に入れることはできないので、その日にはこの本をおさめてほしい。
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