
風邪ひき
@damdamdan
2026年3月20日
平家物語 犬王の巻
古川日出男
読み終わった
映画『犬王』の原作となった小説。
(映画はまだ観てないが湯浅監督と松本大洋は好きなのでそのうち観る)
琵琶法師を意識した短いセンテンスによる圧倒的なスピード。感情的な繰り返しの多用によるグルーヴ。
文体が音楽的で読んでてかっこいい。
読む日本語ロック。
ストーリーよりもワードセンス、スピード、グルーヴ、アティチュードetc.
実在の役者で、しかも観阿弥・世阿弥と人気を二分したとされる猿楽師、犬王(または犬阿弥、または道阿弥とも呼ばれたらしい)。
たぶん記録がそれほど残ってない謎大き人物(世阿弥がその演技を絶賛してたりする)。
そんな人物を、古川日出男の想像力が『名声のために悪魔に魂を売った父のせいで呪いにかかった悲劇の子』という古典的な異聞として語る。(手塚治虫を思い出すよね)
そこに、三種の神器の一つ、草薙の剣を見てしまったために盲目になってしまい、琵琶法師の道を極めんとする友魚との友情が加わる。
これは映像化したくなるよね。
観ますわ。








