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風邪ひき
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@damdamdan
よく風邪ひく。 ここを参考に今まで知らなかった本に出会えてます。感謝🙏
  • 2026年7月9日
    口に関するアンケート
    去年10月に本を買って読んで(ここにも感想書いて)、で一昨日、映画を観て感心したので、今度はオーディブルを聴いた。 まず映画は、原作を既に読んだ人こそ観るべし。 原作改変がこんなにも上手くいってる例は少ないのではないか。それくらい、映画オリジナルの展開にわくわくした。 この改変にも背筋氏が関わっているそうで、まさに「単なるホラー小説ではなく、そのフォーマットごとの仕掛けで楽しませる(怖がらせる)」という作家性の本領発揮ではないか。(『近畿地方…』の映画化は一旦置いておく) アンケートのシーン、劇場内は唾を飲み込む音まで聞こえそうなくらい、静まり返っていた。あんなの、他のホラー映画で観たことないぞ! で今回はオーディブルだが、なるほどね。本では印刷に仕掛けがあった部分がこうなるのね。でも予測はつくレベルかな。 ただ、小説が告白文体なので、オーディブルとの相性はめちゃくちゃ良かった。
  • 2026年7月8日
    まなざし珠子の自由研究(1)
    めーちゃくちゃ面白い! 「黒沢清 絶賛」の帯に釣られたのもあるが、乃木坂先生の「夏目アラタの結婚」はストーリーがぐいぐいドライブしていって夢中になって読んだので、今作も期待大で手にした。 民俗学系オカルト+高校生の青春てストーリーを自然な流れでスーッと入ってこさせる上手さ!!普通、無理よ。諸星大二郎みたいになるやろ。確かに「夏目アラタ」も、ダークな内容をマンガの力でキラキラと読ませたものな。この人、漫画力すごいのね。 ホラー描写は少ないとはいえ、ガチです。 日が陰る瞬間を、同じ構図のコマをすっと薄暗くするのとか、「何かよからぬことが起こる」感、上手すぎる。そりゃ、日本ホラー映画の巨匠・黒沢清は褒めるだろ。てか、映画化してくれ。
  • 2026年7月7日
    ライン
    ライン
    かつて読んだ村上龍作品をオーディブルで聴く。 沢山の登場人物の、不快なほど肥大した自意識が延々と語られる。グロテスクな性と暴力が描かれる。 だが、具体的な描写で語られるそれらは、何故か抽象性を帯び、どこか知らない透明な世界の寓話のように感じる。 昔読んだほどの衝撃が無かったのは、SNSのせいで、毎日嫌と言うほど他人の肥大した自意識を読んでいるからだろう。そういう意味では少し古びてしまった。 余談だが、偶然いま、同居人に針と糸で口を縫い合わされた女のニュースがやっていた。村上龍の世界やん、と震えた。
  • 2026年6月26日
    55歳からのハローライフ
    素晴らしかった。 タイトルが『13歳のハローワーク』と似てるせいで、長い間、これが小説だと知らなかった。 村上龍の本は半数くらいは読んでいたのに。 90年代後半からゼロ年代頭くらいまでの村上龍は、社会からはみ出した人間を主人公に「この国は経済的に豊かだとされてるのに希望というものがない」ということを何度も書いていたと思う。 その後、日本の経済が落ち込んでからは、『空港にて』あたりから、普通の人を主人公に「希望とは何か」を真剣に考えているように思う。 それは馴れ合いとか、甘えとは真逆の、個人にとっての代替えの無い、生きる希望。 本作も『空港にて』と似たスタンスの短編集で、各物語の冒頭では、60代を間近に迎える主人公たちは、その歳になってもまだ、自分の欲望がよくわかっていない。そんな彼らが生命的・精神的な飢餓を感じるに至る物語。 自分も近い年齢なので、そのリアルな描写にドキッとしたが、最近よく目にする「世の中はこんな残酷だ」と穴に落ちる人を読者に観察させる小説とは、根っこが違うと思った。穴に落ちる人をみんなで観る系のコンテンツは、広い意味でポルノだと思ってしまう。だが、村上龍の作品は全く違っている。現実を認識した者だけが、そこから這い上がろうとする意識が芽生える。今いる場所から勇気を出して外に出てみた者だけが、さっきまで自分のいた場所のかけがえの無さに気付ける。 その様が描かれているから、お涙頂戴や露悪系神目線とは違う、真摯で深い感動があった。
  • 2026年6月21日
    大阪
    大阪
    8月にジュンク堂書店で一夜を過ごすイベントが東京、大阪、沖縄であって、 大阪会場ではこの本のお二方もトークゲストなので、読んでみようかなーと思っている。(それぞれの単著は読んでる) ※とはいえチケット抽選に漏れたら読まないかも笑
    大阪
  • 2026年6月21日
    七人怪談
    七人怪談
    なかなかに充実してて良かった。 発見・出会いがあった。 けっこう積読状態だったのを、文庫発売&第二弾も来月発売と目にしたので、手に取った。 特に目当ての作家がいて購入した訳ではないが、やはり澤村伊智は趣向も怖さも抜けていた。めちゃ上手い。 『祝山』がそんなにハマらなかった加門七海の短編もこれは上手いなと楽しんだ。 楽しみにしていた三津田信三の短編は自分には冗長に感じてしまった。などなど。 出会いは、菊地秀行(菊地成孔のお兄さん)の怪談時代小説が、めちゃくちゃ自分好みだったことだ。ホラーの好みにおいては理由を説明されると冷める方だが、今作は因果が示されるのに、起こることは因果と整合性が微妙に取れてなく、それが不気味。というか、人が思い込もうとしてる因果なんて、生と死を含む世界の混沌さの前では無意味、という感じで。 怖さの描写も好みで、映画でいうと中川信夫の『東海道四谷怪談』や『生きてゐる小平次』のような(知られてないものを知られてないものでたとえる愚行をお許しあれ)、無音の中でふっとあの世の地獄を覗き見てしまう怖さ。アメリカ映画やJホラーとも違う、昔の映画の、音数の少ない、知らぬ間に刀の刃がスーッと首筋を通るような、そういう緊張感のある怖さで、ちょっと痺れた。 菊地氏のこの系統(幽剣抄シリーズがこれにあたるらしい)を買おうと思う。
  • 2026年6月21日
    倒産続きの彼女
    面白かった! 前作と同じく、最初は主人公の第一印象を悪くしておいて、ストーリーが進むにつれ、その信念が見えてきて共感させてくるの、本当上手い。 転職を繰り返す度にその会社が倒産するという曰く付きの女にまつわる事件を、クール&ストレートでど天然の剣持先生と、恋愛市場の勝者を目指す美馬先生が反発しながらも解決を目指す弁護士ミステリー。 弱者への目線や社会への目配せもしっかり描きつつ、エンタメとして王道的な品の良さを感じる。
  • 2026年6月17日
    イン・ザ・ミソスープ
    30年近く経ってもまだ色褪せない傑作。 若い頃熱心に読んでいた村上龍の諸作品がオーディブルで毎月リリースされている。で、さっそく『イン・ザ・ミソスープ』と再会した。 この作品にしろ『共生虫』にしろ、村上龍のサイコ小説は圧倒的な暴力があり、そして祈りがあり、魂の浄化がある。吐き気を催すゴア描写と、美しい結晶と化した寂しさがある。 『五分後の世界』の100ページにもおよぶ戦闘シーンで、ひたすら「描写」を積み重ねることで、読者に戦場を体験させることに成功したと、村上龍本人も蓮實重彦との対談で語ってるが、この作品でも第二夜から最終夜まで、読者に息も出来ないほどのものすごい濃密な体験をさせることに成功している。 この傑作が未だ映画化されてないのが不思議でならない。
  • 2026年6月14日
    テーマパーク化する地球
    この人の言葉は腑に落ちる。 理想も現実も言葉にし、その間で思考として右往左往する姿をドキュメンタリーとして書いている感じがする。 第一章のテーマパーク化と、第二章の慰霊が対になっている。 対立軸にした方がわかりやすいが、そうはしない。そういう分かりやすい対立や政治的態度表明への誘いが今の分断を生んでいるのでは?と第四章の加藤典洋についての文章で書いているように思う。その対立しそうな2つを繋げる力が「語り口(文学)」にあるのでは、と。「あれとこれ、言ってることが矛盾してんじゃん?!」みたいなロジックをハナからもっと大きいスケールで捉えている感じがする。というか、世界はそもそも矛盾にあふれており、それに対して「自分のポジションからの価値観」を言い続けるだかではスモールサークルを作るだけだ、というようなことも、別の本で『訂正可能性』という概念の説明で東浩紀は言ってたと思う。 この本は過去に読んだ東浩紀氏の『弱いつながり』や『観光客の哲学』につながる本であり、この先に新作『平和と愚かさ』があるのだと思い、『平和と愚かさ』を積ん読にしてこっちを読んだ。旅行エッセイのような文章がこれらの特徴のひとつだと思う。東浩紀にとって多様な違う価値観を横断して繋げるものとして、「文学」と同じく「旅」という手段があるのだろう。 読んで、とても良かった。別に読者にむけてそんな言葉がある訳でもないのに勇気づけられた。
  • 2026年6月9日
    銀二貫
    銀二貫
    江戸は『粋(いき)』、上方は『粋(すい)』と言うが、天神さん(大阪天満宮)のお膝元にある寒天問屋を舞台に、商人たちの粋(すい)を描いた人情噺。 もう信念に一途。恋も純粋すぎてもどかしーー!! 友達から薦められて読んだんだけど、良かったよー、友達!いい話やーん! そもそも自分は大阪に住んでるので、情景が解像度高めで目に浮かぶ。読み終わったあとにわざわざ天神橋を渡ったけど、今はなんの変哲も無い橋だった…笑
  • 2026年6月6日
    いつか中華屋でチャーハンを
    なんかこれ、文学だと思った。 流行りとかファッションとかカギ括弧付きのグルメとかじゃない、生活者が心底楽しんでる外食文化が描かれてる。例えばこのマンガに比べると、グルメYouTuberとかは『こういう料理の良さがわかってる俺』が前に出過ぎている。このマンガは描いてるものとの距離感が絶妙だと思う。 まず、食べたいものがあるから、夜行バスで行く、ってくだりから始まるのがいい。 仕事で他県にいく用事のついでに食べるのとかもいい。気取ってない。地に足ついている。グルメが作者を飾るファッションになってない。 そして美味しいものを食べたら、その店やその地域の食文化の『歴史』に思いを馳せ、作る人たちもまた生活者なのだという当たり前のことをさらっと描いている。 上記の理由からか、なんか『文学だなぁ』と思ったのだった。第二弾も出て欲しい!
  • 2026年5月30日
    あたらしいともだち かわじろう短編集
    名作! ギュッと凝り固まってしまった気持ちを ゆっくり温めて溶かしてくれる『日差し』みたいな作品集。 あとがきに作者も書いてらっしゃるが 光の表現(ちょうちんとか、窓からの光とか、木漏れ日とか)がストーリーと合わさって、心地よい感動(大袈裟なものでない感動)になる。 読んでて疲れないので何回も読みたい。
  • 2026年5月27日
    裏バイト:逃亡禁止(3)
  • 2026年5月27日
    裏バイト:逃亡禁止(2)
  • 2026年5月27日
    裏バイト:逃亡禁止(1)
    ホラーとしてのハードコア度が高く、ほのぼので回収したりしないで、いや〜な読後感をべっちょりと浴びせてくる。好き。 なんか先入観で、もっとコメディノリ、もっとお仕事マンガ寄り、なのかと思っていたが、めちゃくちゃ殺意高い、ホラーが苦手な人には全く薦められない、やばいマンガ(褒め言葉)だった。 怖いコマが描けるって才能だと思う。 継続して読むぞ!
  • 2026年5月26日
    緑の予感たち(1巻)
    50代のおじさんには青くて照れちゃう作品もあったけど(カッパ)、未来人と靴の二つの話は、話の転がりが次から次へと知らない場所に連れてってくれる感じで、楽しかったり怖かったりとても良かったし、この作者さんは才能爆発してるなぁと思った。
  • 2026年5月24日
    二鳥翠 黒谷知也作品集
    好きな感じの、だけど、お腹いっぱいにならないくらいの、オヤツみたいな読後感の短編集。 淡白だが筆で描いたような(黒田硫黄をよしもとよしともに寄せたっぽい)絵で、話は日常の中に不思議なことや偶然が起こるのだけれど、登場人物は案外慌てず、人生ってこういうものかというように受け入れる。その静けさが地味に感じる人には物足りないかもしれないが、僕は好きでした。 あ、でも特に好きなのは、非現実なことが起きない表題作と将棋の話かな。非現実なことが起こる作品は、もっと先まで読みたいところで終わる感じ。
  • 2026年5月21日
    ユーチューバー
    予想以上に良かった。鋭利な感じで痺れた。 帯文が扇情的だけど、そんな感じじゃなかった。優れた建築物のように冷たくて、安っぽい装飾などなく、空間を贅沢に使ってるような、それでいて愛想なくスッと終わる感じが最高だった。 事前に村上龍の自伝要素が強いと知ってたので『69』や『映画小説集』の系譜かと思ったが、読んでみたら『ライン』のような、人は本質的には分かり合えないし、そもそも自分のこともわからない、というシンプルな真理を、ある場面を複数の視点から書くことで描いた作品だった。現代人の持つ根源的な寂しさというか。 確かに帯の扇情的な文にあるように過去の女性遍歴を語る場面があるのだが(それも4話のうちの1話の後半だけ)、共感を呼ぶような感じではなく、寂しさだけがあった。 老境でいてなお若い頃と変わらぬ純度の高い孤独を抱える姿と、老境ゆえに時代錯誤な欲望を垂れ流す姿(もちろん自覚的に書いてるのだろう)の両方を、同時に書いていて、こういう作品はあまりないのではないか?と思って凄いなと思った。 僕は、村上春樹の描く孤独よりも 村上龍の描く孤独の方が直感的にわかる気がするし、好きだ。
  • 2026年5月20日
    ある設計士の忌録(9) 妖術
    これ、ほんと面白いのでオススメです。 実話怪談マンガでは今一番面白いと思います。 『修行を積んだ徳の高い神職』とかじゃなく、術式に詳しい建築士のおじさんが、活躍します。しかも、面倒くさそうなのに最強!そして金にいじきたない。 おじさん主人公マンガはこうでなくっちゃね! 怪奇表現はソフトな方(リアル路線なので、変に怖くしてない)だし、笑いもあるので、ホラー漫画が得意じゃない人も挑戦できると思います(カレーで言えば中辛)
  • 2026年5月13日
    ひらやすみ(10)
    タイトルにあるように、 やすむことは大事。 だけど休息したら、腰を上げることも大事なんだよな! っていう、主要登場人物それぞれが『人生の重い腰をあげる日』を迎える巻。 ちょっと泣きそうになった。 超リスペクト!
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