流々 "千年の夜" 2026年3月17日
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@kread
2026年3月17日
千年の夜
簾内敬司
読み終わった
素晴らしい本と教えて頂いた、その上巻であるこちらから先ず。 山深い集落に、夜の峠を越えて幼い娘を連れた若い母親が出戻ってくる。町から嫁いだ僕の母、窪に棲みついた異国の男。排他的な村の住人たちは「よそ者」を受け付けない。粘りつくような噂、追い出しの会合。 きれいな魂の若い母親は、張り巡らされた黒い視線に縛られ、花のように萎れ雪の中に倒れる。その魂を受け継ぎ、悲しみを抱え成長した娘は、殺伐とした都会に心を削られていく。 忍び耐える人々の心情を代弁するような、自然の描写が強く印象に刻まれた。
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