
okataro
@okataro007
2026年3月21日
HUJAN 雨
テレ・リエ,
川名圭子,
川名桂子,
清岡ゆり
読み終わった
序盤から世界が破滅の危機に晒される。地球の人口が100億を突破しようとしたその時、破局噴火によって地球上の環境が一変する。そんな大災害で両親を亡くした主人公ライルは、被災時に出会った少年エリックと共に、激変する世界の中で懸命に生きていく。
この作品は、災害をきっかけに破綻する人間社会と、災害をきっかけに強く結ばれていく二人の対比が良い。 ライルのエリックを想う気持ちや、家族への思い、友人との他愛のない会話。その裏で、国同士の対立や、知識・資本の差が招いた取り返しのつかない事態が進行し、物語に強いコントラストを生んでいる。
その地で生きる人々の強い絆と、緩やかに暴走していく人間社会。フィクションでありながら、「こんな未来は来ない」とは言い切れない怖さがある。
雨は何を運んでくるのか。
それは私たちにとって、どれだけ大切なものなのだろうか。
