
鷲津
@Washizu_m
2026年3月23日

女のいない男たち
村上春樹
わたしの本棚
「ドライブ・マイ・カー」
ちょっとした理由で、公開後もずっと遠ざけていたけど、つい最近観た「ドライブ・マイ・カー」。観る気持ちになったのは単なる気紛れだけど
いい映画だった。西島くん好きだし、霧島れいかさんは気になる女優さんの1人。そうそう、前に観た『モダンラブ』で知った女の子、三浦透子さん。ミサキのイメージにピッタリでした
原作「木野」に出てくる言葉
『「僕もやはり人間だから、傷つくことは傷つく」と木野は答えた。でもそれは本当ではない。少なくとも半分は嘘だ。おれは傷つくべきときに十分に傷つかなかったんだ、と木野は認めた。』
こんな思いを抱えて生きる人には、そこだけ時間が止まったように、抜けない棘による耐え難い痛みが永遠に続く
本当に過去と向き合いたいのなら、正しく傷つくことから始めなければならない…きっとそうなんだろう
でも、失われたものはもう戻らない
冒頭のちょっとした理由、やはり映画の中に登場した
岡田くんの口から語られるセリフ、それは原作そのままで、私にとっては今でも重い言葉だった
『でもどれだけ理解し合っているはずの相手であれ、どれだけ愛している相手であれ、他人の心をそっくり覗き込むなんて、それはできない相談です。そんなことを求めても、自分がつらくなるだけです。しかしそれが自分自身の心であれば、努力さえすれば、努力しただけしっかり覗き込むことはできるはずです。ですから結局のところ僕らがやらなくちゃならないのは、自分の心と上手に正直に折り合いをつけていくことじゃないでしょうか。本当に他人を見たいと望むなら、自分自身を深くまっすぐ見つめるしかないんです。僕はそう思います』

