

鷲津
@Washizu_m
これまで読書日記に記していた感想文を、少しずつ載せていきます。よろしくお願いします。
- 2026年4月22日
自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと若松英輔,西淑わたしの本棚『この随想集は必ずしも、最初から読む必要はありません。むしろ、そうしない方がよいようにも感じています。』 今回も若松さんの示唆に富む言葉が随所に 『本を読むにせよ、文章を書くにせよ、その核心にあるのは人の「おもい」である。読み、書くことだけではない。話し、聞くことにおいても「おもい」によって人はつながっている。』 - 2026年4月22日
ゲノム・トーカー林譲治気になる - 2026年4月19日
- 2026年4月18日
わたしの本棚装丁とサイズ感が素敵 清水さんが読んだ本とそれにまつわる思い出を綴った58篇のエッセイ。自分が読んだ本もあれば未読の本もあって、とても興味深いです 清水さんは初めての方なのですが、この方とても文章がお上手。本の紹介エッセイは数多あれど、これは結構上位に入るエッセイです 自分が読んだ本もそうだけど、記憶に残る本って、自分の思い出と密接にリンクしている。その時の情景がまざまざとよみがえる。そういうのってちょっと嬉しかったりもする あとがきに素敵な文章が書いてあります 『本棚は冷蔵庫に似ています。中身を見れば、その持ち主がどんな人が想像がつく。 読書はとても私的な行為だと思います。本を選ぶときの感覚や嗜好、読んで感応する事柄や脳内に映し出される風景は人それぞれです。同じところへ旅をしても、印象に残る風景が異なるように。』
- 2026年4月18日
- 2026年4月18日
アナログビートたけしわたしの本棚原作も読んだ。映画も観た 全体に流れる雰囲気が、とっても好き 読む行為も書く行為も、自分が感じたこと、気持ちを確かめる行為 何か大切なもの、忘れていたことを思い出させてくれる そんな想いに耽ることがアナログなんじゃないかなぁ - 2026年4月17日
読み終わったわたしの本棚作者からの視点で短歌の味わい方を知れる素敵なエッセイでした 『便箋の中央に、細い文字で、たった一言だけ。 「ありがとう」 と書いてあった。ひさしぶりに見た祖母の癖字。何に対して、何の「ありがとう」なのかわからない。言葉としてはどう見ても足りていない。でも、それだけが本当の手紙に見えた。』 『「十九時」という言葉と「ちょうどいい」という言葉の組み合わせを聞いて、頭の中に浮かぶ帰宅、外出、飲み会、ライブ、散歩といったそれぞれのシーンはばらばらだけど、しかしどれも同じトーンに統一されているような感覚がある。』 『通常、人は自分の思いをちょうどいい重さの言葉に変換して他者とコミュニケーションをとっている。心の内にある言葉がRAWで、人に伝えるために調整して実際に発する言葉がJPEGのようなものではないかと思う。』 - 2026年4月17日
- 2026年4月17日
- 2026年4月16日
- 2026年4月16日
かつて読んだ嵐の大野くん主演でドラマにもなりましたよね。TVドラマでは最終話になってましたが、原作はこのエピソードからです 貴志祐介の小説は幾つか読んでますが、私的にはどの話も感情移入しないので却って読みやすいと感じています。良いのか悪いのか...ですが 防犯シリーズの中では長編、大作です。何しろ600P近くのボリューム、でも読み始めたら一気呵成なので気には成りません。却って後続の短編の方がちょっと...と云う内容がありましたが あまり褒めてない書きぶりですが、この小説は謎解き、特に仕掛けが独特で楽しめます。えっ、そんなこと可能なのって感じで、あとネタバレになりますが、後半、犯人主体での独白は、人によって賛否両論とは思いますが、私はこの構成が良かったと思っています。そのコトで単なる謎解きではない推理小説として成立してるんじゃないかな タイトルの「硝子のハンマー」...意味深ですよね - 2026年4月16日
- 2026年4月15日
- 2026年4月15日
- 2026年4月15日
わたしの本棚今回は理系のお話です。ゆるりとお付き合いください x*n+y*n=z*n n>2の場合、整数解は存在しない。17世紀に数学者ピエール・ド・フェルマーが発した命題。そこから3世紀を経て、1993年にアンドリュー・ワイルズが提出した答えは200ページを超える大作でした 数学の難問に臨む過程は、よく未踏峰の山に挑戦する登山家の姿に例えられます。「そこに山があるから登る」きっと挑戦した数学者の心持ちも同じなのでしょうか しかし成功の陰には、死屍累々たる先人達の骸が横たわり、何世代にも渡る叡智を繋ぐ歴史を経て、初めてその山の全貌が明らかになりました。その先人のひとりとして、私が大好きなガロアの名前も刻まれています 一見するととてもシンプルなフェルマーの命題。しかし山頂に向けた踏破は熾烈を極め、次第にその峻烈な峰の難所がいくつも浮かび上がります ワイルズが導き出した答えは、主題の簡潔さに反し、フルオケで臨んだ壮大な交響曲のスコアでした。数多くの数学のテクニックを駆使し、そしてそれらを見事に調和する事でしか解決出来ない難問、それこそがフェルマーの最終定理だったのです 残念ながら数式は音を奏でる訳ではないので、凡人の私にはワイルズの書いたスコアを直に読むことは出来ません。ただ、この本で彼が辿った変遷を知り、その外形を朧げながら理解できた事で、彼の交響曲の美しさに触れることができた、そんな気がします。数学の美しさを言葉で表現するのは難しい…
- 2026年4月14日
アンダーグラウンド村上春樹わたしの本棚当時、震災の直ぐあとだったので、酷いショックを受けたことを覚えている。日本でこんな凄惨な事件が起こるなんて想像もしていなかった 村上春樹が本の執筆動機を最後の章で書いている 『一九九五年三月二〇日の朝に、東京の地下でほんとうに何が起こったのか?(略)もっと具体的に述べるなら、「そのときに地下鉄の列車の中に居合わせた人々は、そこで何を見て、どのような行動をとり、何を感じ、考えたのか?」(略)でも不思議なことに(あるいはそれほど不思議でもないのだろうか)、私が知りたいことは誰も教えてくれなかった。それはどうしてだろう? 震災でも感じた、数字の大きさやキャッチな言葉で煽る感じが嫌だった。そこに存在したひとりひとりの状況は何も語られない。そうして一過性の事件として取り上げられ、そのまま風化していく 村上春樹がここに残したインタビューの数々。ここにしかリアルは存在しない
- 2026年4月14日
バイバイ、ブラックバード<新装版>伊坂幸太郎わたしの本棚絶筆となった太宰治『グッド・バイ』へのオマージュ。私にとっては伊坂幸太郎の小説で、断トツのナンバーワンです 5股の彼女のもとを順々に訪れ、別れ話を切り出すプロットは、太宰のプロットそのままですが、ヒロインのイメージは真逆…私の頭の中では、ヒロインのビジュアルは、いつも”マツコ”に変換されます 連作の中で、女優の話が一番のお気に入り。まさか”パン”で泣くとは思いもしませんでした 小説の最後、繭美がバイクのキックを繰り返すシーン、映像が鮮明に頭に浮かび、そのままフェイドアウトしていく映画を観ている錯覚に陥ります
- 2026年4月14日
パリと本屋さんパリュスあや子わたしの本棚『パリにいると、日本にいたときよりも本を読んでいる人をよく目にする…少々値段は高くても、美しい装丁や紙の質感を楽しみ、それを所有する。読むという体験だけではない。本を巡るトータルの楽しみなのだ。』 こんな素敵な書き出しで始まるパリュスあや子さんの本屋を巡るエッセイ。パリのそこかしこを散策しているそんな気分にさせられます - 2026年4月13日
- 2026年4月13日
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